赤口に結婚式はNG?六曜の意味や注意するべきポイントを紹介

赤口に結婚式はNG?六曜の意味や注意するべきポイントを紹介

季節やゲストの都合、仕事の状況など、結婚式の日取りは気にすることが多くて大変ですよね。「二人で相談して挙式日を決めたけれど、カレンダーを見ると赤口だった」という方もいるかもしれません。

今回は、赤口をはじめとする六曜の意味や入籍・結婚式をしてもよいのかどうか、赤口を気にする方の割合について解説します。
避けたほうがよいイベントについてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

2023年10月30日更新

Contents

  1. 赤口って?
  2. 六輝・六曜について
  3. 大安(たいあん)
  4. 友引(ともびき)
  5. 先勝(せんしょう/さきがち)
  6. 先負(せんぶ/さきまけ)
  7. 赤口(しゃっこう)
  8. 仏滅(ぶつめつ)
  9. 赤口に入籍・結婚式をしてもいい?
  10. 赤口に入籍をしてもいい?
  11. 赤口に結婚式をしてもいい?
  12. 赤口はどれくらい気にするもの?
  13. 赤口を気にする人の割合
  14. 自分たちは気にしなくても家族が気にすることも
  15. 赤口は避けた方がいいイベント
  16. 両家顔合わせ
  17. 引っ越し
  18. お見舞い
  19. 納車
  20. 火や刃物を扱う演出
  21. 赤口の日をチェック!
  22. 2023年の赤口の日
  23. 2024年の赤口の日
  24. 2025年の赤口の日

赤口って?

「大安や仏滅は聞いたことがあるけれど六曜全ては知らない」という方は多いのでは?
まずは赤口だけでなく、六曜全ての概要について説明していきます。

六輝・六曜について

赤口とあわせて、六輝(ろっき)・六曜(ろくよう)についても解説します。

六曜とは、日ごとの吉凶を占うときの考え方です。もともとは中国で誕生し、鎌倉時代から室町時代にかけて日本に伝来しました。
縁起がよいとされる順番に六曜を並べると、以下のようになります。

つまり、赤口は仏滅の次に縁起が悪い日です。
地域や世代によっては根強く浸透している風習なので、六曜については理解しておくと役に立つでしょう。

以下では各六曜の意味についても解説します。

大安(たいあん)

大安はその字の通り「おおいに安し」という意味を表し、六曜の中で一番の吉日となっています。
1日を通して、何をするにも縁起のいい日なので、結婚式や婚姻届の提出、結納や顔合わせなど、結婚に関連する行事を行う日として人気の日となります。

ただ、「どうせなら縁起のいい日に」と、大安を選ぶ人が多いため、結婚式場の予約が埋まりやすかったり、婚姻届の提出をするために役所の窓口が混雑しがちな日でもあります。

友引(ともびき)

友引は「共に引き分け」が転じて「友を引く」となったと言われており、葬儀を行うのは避けられますが、基本的には縁起のいい日とされています。

結婚式を行うのも、「幸せのおすそ分け」といった意味を持つため、大安に次いで人気の日です。

しかし、11時~13時の間は「丑の刻」と言われ、凶とされる場合もありますので注意しましょう。

先勝(せんしょう/さきがち)

先勝は「先ずれば即ち勝つ」から来ており、何事も急いでやることがいいとされている日です。

午前中は吉とされているので、結婚式をするのであれば午前中の早い時間帯から始められる時間を選びたいですね。

先負(せんぶ/さきまけ)

先負は先勝とは反対に「先んずれば負ける」とされる日です。

「負」という字が含まれることから、商談や試合などの勝負ごとには向かない日とされていますが、午後からは吉となるため、日柄が気になる場合は午後を選ぶのがおすすめです。

赤口(しゃっこう)

赤口は「赤舌日」とも呼ばれ、縁起の悪い日と言われています。赤舌神という鬼が人々を悩ませるため、何事にも悪影響が出やすいと考えられているんだそう。

「凶」の日とされる赤口ですが、午の刻(11:00から13:00まで)のみは「吉」となります。
もしも「縁起が悪い日は避けたいが、赤口の日しか予定が合わない」という場合は、正午に予定を入れてみてはいかがでしょうか。

仏滅(ぶつめつ)

仏滅は「仏をも滅ぼす日」として、六曜の中で一番の凶日とされています。

何をするにも向かない日とされていますが、過去には「物滅」と書いた時代もあったと言われ、「物事を終わらせて新しいことをスタートさせる日」として、あえてお祝い事をするケースもあります。

また、結婚式を挙げる日として避けられる場合もあるため、予約がしやすかったり、結婚式場によっては割引プランが設定されていることもあります。
最近では六曜を気にする人も減ってきているため、ふたりや親族が問題ないと思っている場合は、検討してみるのもいいでしょう。

赤口に入籍・結婚式をしてもいい?

赤口は縁起の悪い日と説明しましたが、二人の記念日と赤口が重なっている場合もありますよね。ここからは、赤口に入籍・結婚式をしてもよいのかを説明します。

赤口に入籍をしてもいい?

六曜はあくまで占いなので、赤口に入籍をしても問題ありません。「六曜は迷信なので関係ない」と考える方もいるようです。
お日柄も気になるけど赤口に入籍したい場合は、運気が凶から吉へと変化する「11:00から13:00」に婚姻届を提出するのがおすすめです。

入籍日は、ふたりが戸籍上夫婦になった大切な日。「縁起が悪い日なのに大丈夫かな」と少しでも不安に思うならば、別の日を選びましょう。晴れやかな気持ちでいるためにも、大安や友引などの吉日を選ぶとよいですね。

赤口に結婚式をしてもいい?

「赤口は火や刃物の取り扱いに用心すべき」という考え方があり、キャンドルサービス・ケーキカットで火やナイフを使用する結婚式は、避けられる傾向にあります。しかし、入籍と同様に「六曜はあくまで占い」と捉えれば、結婚式を行っても支障はありません。
マイナスイメージのある赤口ですが、結婚式を挙げると次のようなメリットもありますよ。

●結婚式場の予約が取りやすい
●割引やサービスが受けられる

大安や友引といった縁起のよい日から予約が埋まるため、仏滅や赤口は式場が空いているケースが多いです。六曜を気にしないカップルにとって、赤口は費用面でお得に結婚式を挙げるチャンスでもあります。

赤口はどれくらい気にするもの?

普段から大安や仏滅などのお日柄を意識している方は少ないはず。では、どれくらいの方が挙式日と赤口の重なりを気にするのでしょうか。以下で、詳しく見ていきます。

赤口を気にする人の割合

結婚式にお日柄を意識する方は50~60%ほどと言われています。
挙式日としては、大安が人気なので予約も埋まりやすく、赤口や仏滅が比較的人気が少ない傾向があります。

赤口の日を結婚式の日取りとして選ぶ、よくある理由は次の通りです。

●記念日が赤口だったから
●大安や友引は式場が空いていなかったから
●六曜にはこだわらないから

大安に結婚式を挙げた方の中には「たまたま希望日が大安だった」という方もいます。カップルによって、お日柄を重視するかどうかは異なるようですね。

自分たちは気にしなくても家族が気にすることも

自分たちは六曜を気にしなくても、両親や祖父母が「凶日に挙式するなんて」と反対することもあります。赤口に結婚式をしたい場合は、正式に日取りを決定する前に家族にも相談することが大切です。

赤口に挙式したい方に向けて、家族を納得させるアイデアをいくつかご紹介します。

●大切な記念日だと伝える
挙式する時間帯は午の刻なので「吉」だと説明する
入籍日は縁起のよい日にする
●六曜以外の観点から縁起のよい日を確認する

「大安や友引だけが縁起のよい日」というわけではありません。たとえば、天赦日は大安以上に縁起がよいと言われています。一粒万倍日や母倉日、天恩日も挙式によいとされる吉日です。

赤口は避けた方がいいイベント

結婚式以外にも、赤口を避けるべきイベントがあります。近年では気にする方は減っていますが、世間の常識として知っておきましょう。

両家顔合わせ

結婚前に両家の家族が正式に顔を合わせ、親睦を深める「両家顔合わせ」。おめでたい席なので、赤口を避けるほうが無難でしょう。「赤」の字が血を連想させるため、争いごとが起こりやすいとも言われています。

引っ越し

赤口の「赤」が火事を連想させるため、引っ越しの日取りにはふさわしくありません。引っ越し業者が赤口の日しか空いていない場合は、吉日に身のまわりの荷物を自分で運んでおきましょう。自分で荷物を運び込んだ日を引っ越し日とすれば、赤口を避けられます。

お見舞い

凶日の赤口にお見舞いに来られると、不快な気分になる方もいるでしょう。入院中は神経質になる方が多く、普段よりも縁起の善し悪しが気になる場合も。できれば赤口の日以外に、お見舞いに行くとよいですね。

納車

納車に関しても、「赤口」が血や事故を連想させることから望ましくないという考えもあるよう。しかし、赤口を気にしない方も多く、「赤口と納車は関係ない」や「納車日も縁起のよい日を選びたい」など意見はさまざまです。
不安な場合は、納車後に神社で交通安全を祈願してもらうのがおすすめ。

火や刃物を扱う演出

「赤」の字が火や血を連想させるため、赤口は火の元や刃物の取り扱いに注意すべき日です。赤口に結婚式をする際は、キャンドルサービスやケーキカットをしないケースもありますね。

赤口の日をチェック!

最後に、2023~2025年の赤口の日を確認しましょう。入籍や結婚式、両家顔合わせの日程を決める際に、ぜひ参考にしてみてください。

2023年の赤口の日

2023年の赤口の日を表にまとめました。

  • 7〜12月は右スワイプでチェック

  • 1〜6月は左スワイプでチェック

2024年の赤口の日

2024年の赤口の日を表にまとめました。

  • 7〜12月は右スワイプでチェック

  • 1〜6月は左スワイプでチェック

2025年の赤口の日

2025年の赤口の日を表にまとめました。

  • 7〜12月は右スワイプでチェック

  • 1〜6月は左スワイプでチェック


今回は、赤口の意味や入籍・結婚式をしてもよいのかを解説しました。入籍や結婚式などのおめでたいイベントでは、赤口を避けるのが一般的です。しかし六曜はあくまで占いなので、二人が納得していれば赤口に結婚式を挙げても問題ありません。
自分たちが凶日を気にしなくても、家族がお日柄を重視する場合もあります。赤口に結婚式をしたいときは、日取りを正式に決定する前に、まわりの方に理由を説明しておきましょう。

本記事は、2023年10月30日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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