ついぶ工房が叶える
ついぶ工房の名前の由来は「鎚(=かなづち)」が「舞う」で“ついぶ”
禅語の“鉄鎚舞春風[てっつい しゅんぷうにまう]”から着想した名前です。
文字通り鉄のハンマーが春風に乗って舞っているという情景を表しています。
禅の教えというと小難しく感じるかもしれませんが、
「温故知新」や「有言実行」、「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」など
座右の銘に使われるようなよく知っている四字熟語だったり、実は禅語がもとになった言葉は私たちの日常に浸透していて、物事の考え方や捉え方の根本として今の時代でも考えさせられる言葉が多くあります。
ついぶの由来となった禅語は
『重いとされる金づちが春風に舞うのはありえない、そういった常識に囚われてはいけない』
世間一般で常識と言われる考え方にも囚われずに日々過ごそうとすることでありえない・できないと思ったことでも成し遂げることができるといった現状をそしてこれからを変えるための考え方を教えてくれる言葉となっています。
そういったと金属を造形するときに使う金づちが軽やかに舞うように自在に制作している様子と合わせて“鎚舞”と名づけました。
金属の加工は火を使ったり叩いて曲げたり削ったり磨いたり様々な工程が必要で、さらに金属工芸というとどこか遠い存在に思われがちですが、
古来より文化の発展に欠かせない重要な素材で、生活に欠かせない機械などだけでなく、生活を彩る飾りやアクセサリーとしても人々と共にありました。
様々なアクセサリーなどの装飾品の中でも指輪は人生の節目節目に登場する大切な存在です。
そんな指輪にモノとしての意味や価値だけでなく「手作りしたからこそ得られる特別な想いや意味を感じてほしい」
扱うことが難しそうな金属で指輪を作ることで「金属工芸や手作りすることの楽しさを知ってほしい」
そんな考えから指輪の手作り体験をはじめました。
集中してじっくりと作業したり、時に大胆に金槌をふるったり、作業の楽しさや完成の喜びなど
自分の手でひとつひとつ作業した時間と指輪は色褪せることはありません。
ついぶ工房はそんな作業のお手伝いを丁寧にさせていただきます。
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ハンマーで叩いて模様を入れる鎚目タイプは自分たちだけの金鎚の模様がそのまま残る手作りならではのデザインです。
「おすすめの指輪はなんですか?」
お客様からよく頂戴するご質問です。
お好みもあるので難しい質問ですが、指輪の最もベーシックな形ともいわれる「甲丸タイプ」の指輪は年齢や性別を問わず着けていただきやすく、お手入れもしやすいため結婚指輪や婚約指輪に選ばれることが多いデザインです。
シンプルだからこそ流行りが変わったりや年齢を重ねてからも着けづらくなることもないためついぶではお勧めしているデザインです。
でも実は基礎的な形だからこそ磨く部分も多く、綺麗に仕上げることが難しい指輪なんです。
火を使う溶接や円い形に整える叩く作業、ぷっくりとした丸みを作るやすりの作業やキラキラに仕上げる磨きの作業などが詰まった形でジュエリー作成の基礎がぎゅっと詰まっているので、皆さまのサポートをするスタッフが練習で一番たくさん作る指輪のタイプでもあります。
ついぶで一番最初に始めた手作り指輪の体験もこの甲丸タイプでした。
シンプルな形だからこそきれいに作っていただけるように丁寧に作業していただきます。
磨く作業が少し大変ですが一緒に頑張りましょう!
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