プロポーズから入籍までの”婚約期間”はどれくらいが一般的?やるべきことや流れも解説!

プロポーズから入籍までの”婚約期間”はどれくらいが一般的?やるべきことや流れも解説!

結婚報告や顔合わせ、式場選び、指輪の購入など、プロポーズから入籍までにやることはたくさんあります。大まかな流れを把握していないと「結婚式の準備が間に合わない」や「希望日に入籍できなかった」といった事態になる可能性も…。

今回は、プロポーズから入籍までの一般的な期間と、やるべきことについてを解説します。結婚生活を順調にスタートするためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

2023年09月01日更新

Contents

  1. プロポーズから入籍までの期間ってどれくらい?
  2. 婚約期間=プロポーズから入籍までの期間
  3. 婚約期間の長さはどれくらいが一般的?
  4. プロポーズから入籍までのやることリスト
  5. ①両親へ結婚の意思を伝える
  6. ②入籍日を決める
  7. ③結婚指輪の検討・購入
  8. ④「両家顔合わせ食事会」や「結納」の準備・実施
  9. ⑤婚姻届の提出(入籍)
  10. ⑥名義変更手続き
  11. ⑦結婚式実施の検討・結婚式場探し
  12. ⑧周囲への結婚報告
  13. ⑨(結婚式を実施する場合)結婚式準備
  14. ⑩新居探しや引っ越し

プロポーズから入籍までの期間ってどれくらい?

プロポーズから入籍までの平均的な期間はどのくらいなのでしょうか。婚約期間の長さによって、それぞれメリット・デメリットがあります。それでは、婚約期間について見ていきましょう。

婚約期間=プロポーズから入籍までの期間

婚約期間とは、結婚の約束をしてから入籍までの期間のことを指します。

婚約期間が始まるタイミングに明確な定義はなく、プロポーズを「婚約」と捉える方や、両家の顔合わせが完了した段階が「婚約」と考える方も。
入籍日は、役所に婚姻届を提出し、戸籍上夫婦と認められた日となります。

そのため、婚約期間はカップルによってさまざまで、1週間の方がいれば、1年の方もいるでしょう。
結婚後は家族のためにお金を使うことが増えるため、婚約期間中はふたりで結婚資金を準備したり、自分のほしいものを買ったりして過ごすのがおすすめ。
また、結婚(入籍)をするまでに、次の項目についてパートナーと話し合っておくと、入籍後の認識のズレを防げるのでおすすめ。トラブルなく幸せな結婚生活を送るために、聞きづらいことでも事前に話し合っておくことが大切です。

●結婚にかかる費用をどうするのか
●生活のルールについて
●結婚したあとの働き方
●家事・育児の分担
●子どもはほしいのか


また、婚約期間の定義と合わせて迷うのが、結婚記念日について。
結婚記念日についても、婚約期間と同様、特に決まりはありません。入籍日か挙式日を、結婚記念日とするケースが一般的で、プロポーズした日やいい夫婦の日(11月22日)を結婚記念日に設定する方もいるようです。

ちなみに、結婚式と入籍の順番も、決まりはないのでご安心を。式場の都合や入籍日の希望日にあわせて自由に選べばOK。一般的には、結婚式(挙式)よりも先に、入籍を済ませるカップルが多いです。


婚約期間の長さはどれくらいが一般的?

プロポーズから入籍までの一般的な期間は3ヶ月~1年ほど。決まりはないので、カップルによって差があるようです。

入籍はふたりだけの問題ではなく、家族も関わってくるものなので、結納や両家顔合わせ、指輪探し、結婚式場選びなどの準備を進めていくと、プロポーズから婚姻届の提出(入籍)までには最低でも2~3ヶ月はかかるでしょう。

付き合った記念日やどちらかの誕生日など、お気に入りの日を結婚記念日にするために、婚約期間が1年以上になるケースも少なくありません。

婚約期間が長い場合と短い場合、それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめました。

上記を参考にして、自分たちに適した婚約期間を検討してみてくださいね。

プロポーズから入籍までのやることリスト

プロポーズから入籍までにすべきことは、以下の通りです。

①両親へ結婚の意思を伝える
②入籍日を決める
③結婚指輪の検討・購入
④「両家顔合わせ食事会」や「結納」の準備・実施
⑤婚姻届の提出(入籍)
⑥名義変更手続き
⑦結婚式実施の検討・結婚式場探し
⑧周囲への結婚報告
⑨(結婚式を実施する場合)結婚式準備
⑩新居探しや引っ越し

それぞれについて、詳しく解説していきます。

①両親へ結婚の意思を伝える

まずは、お互いの両親へ結婚の意思を伝えに行きます。
両親の都合を確認し、挨拶の日程調整をします。結婚を決めてから、1ヶ月前後で報告に行くのが望ましく、候補日が多い場合は、大安や友引といった縁起のよい日を選ぶとなおよいです。
一般的には、女性側の両親へ先に挨拶に行きます。

結婚の挨拶当日の大まかな流れは、以下の通りです。

●玄関先で軽くあいさつをする
部屋に入ったら手土産を渡す
下座に座って歓談
結婚のあいさつをする
●お礼を言って退出する

実家が遠方ですぐに出向くのが難しい場合は、まずは電話で結婚の意思を伝えるとよいでしょう。電話だけでなく、手紙と菓子折りを贈ると好印象を与えやすいです。

相手の両親によい印象を持ってもらうために、身だしなみを整えるのも大切。男女ともに清潔感のある服装・髪型を心がけましょう
男性の服装はスーツが基本で、すでに相手のご両親と面識がある場合でも、カジュアルな服装は避けるのがマナーです。女性はメイク・ネイルをナチュラルにして、キレイめなワンピースを着て行くのがおすすめ。

②入籍日を決める

挨拶ができたら、次は二人で相談して入籍日を決めましょう。多くの方が「二人の記念日」や大安や友引などの「縁起のよい日」を入籍日に選ぶようです。

記念日に入籍すれば二人の思い出に残りやすく、結婚後も入籍日を覚えておけるでしょう。
お日柄は必ずしも考慮する必要はありませんが、仏滅や赤口といった凶日の場合、自分たちは気にしなくても親戚が心配することもあるので注意。吉日を選ぶと、幸先がよいスタートを切れそうですね。

また、結婚式当日に婚姻届を提出したい場合は、時間があまりないので入籍の手順をよく確認して、事前準備をしておくことが大事です。

ちなみに、入籍するとどちらかの戸籍上の姓が変わるため、パスポートや運転免許証などの氏名変更手続きが必要となります。
入籍と挙式、ハネムーンが近い日程になる場合は、氏名変更は後回しにしても問題ありませんので、旅行先で必要な個人情報が変わってしまわないように注意しましょう。
航空券とパスポートの指名が一致していれば、旧姓のパスポートでも海外旅行はできるので安心してください。

③結婚指輪の検討・購入

入籍日の検討と同時並行で進めることが多いのが、結婚指輪の購入です。
結婚指輪の相場は、ふたり分あわせて20万~30万円程度。男性が購入するイメージがあるかもしれませんが、誰が買うという決まりはありません。近年では「結婚後も対等な関係でいたい」との想いを込めて、二人で割り勘をするカップルがいたり、婚約指輪を男性からいただいたお返しとして、女性が購入するパターンもあるようです。

夫婦の証となる結婚指輪は、日常的に身につけるものなので、日常生活に支障がないように、シンプルなデザインが好まれる傾向にあります。
デザインや素材、幅、着け心地など、「指輪選びは意外と難しい」との声もあるため、お気に入りのものを見つけられるように、早めに指輪探しを開始しましょう。

また、結婚式の演出で指輪交換の儀式を行なう場合は、当日に間に合うように準備をする必要があります。
結婚指輪は、指輪選んだらすぐに購入、というわけにはいきません。購入するまでに1ヶ月、サイズ直しや刻印入れにさらに1ヶ月ほどかかることも。デザインから作り上げるフルオーダーメイドだと、受け取るまでに約半年かかることもあるので、少なくとも、結婚式の半年前までには指輪を探し始めたいですね。

④「両家顔合わせ食事会」や「結納」の準備・実施

入籍日や結婚指輪についての準備を終えたら、両親や親族への正式な結婚報告の場として、「結納」や「両家顔合わせ食事会」の機会を設けましょう。

「結納」とは、婚約のしるしとして結納金や結納品、婚約記念品を受け渡す儀式のこと。
対して、「両家顔合わせ食事会」は、結納のような決まった形式がなく、親睦を深める目的の食事会のことです。
どちらも料亭やレストラン、ホテルといった場所で行なうのが一般的。

「結納」や「両家顔合わせ食事会」は、それぞれの両親の都合を考慮した上で、縁起のよい日を選ぶ傾向があります。
「顔合わせ食事会」は「結納」よりもカジュアルな場ですが、スーツやワンピースなどのセミフォーマルな服装が基本です。

かつては、「両家顔合わせ食事会」とあわせて「結納」を行うケースが多かったのですが、最近は「結納」を行わないカップルも増えています。
「結納」を行なった場合でも、「結納金のみ」や「婚約記念品のみ」を贈る「略式結納」の形式にするなど、バリエーションは多様化しています。

また、「結納」は、地域や家によって習慣や価値観が異なる可能性もあるので、実施可否や進め方に関しては、お互いの両親に確認しておきましょう。

⑤婚姻届の提出(入籍)

入籍日が決まったら、入籍(婚姻届を提出)をします。
入籍のタイミングは、「顔合わせ」の前でも後でも問題ありませんが、可能であれば入籍前に「顔合わせ」は済ませておくのがベター。

婚姻届は365日24時間提出が可能で、書類に不備等がなくスムーズに処理が行われれば、約15分で手続きが完了します。

提出に必要なものは、次の通りです。

●婚姻届
本人確認書類
ふたりの印鑑
●戸籍謄本(本籍地以外の役所に提出する場合のみ)

婚姻届には保証人の記入欄があります。2名以上の証人が必要となり、成人であれば誰でも問題ありませんが、ほとんどの方が両親や兄弟、お世話になった方にお願いをされるようです。

また、本籍地でない自治体に提出する場合は「戸籍謄本」の提出が求められます。「本籍地の役所に行く」もしくは「郵送」にて、戸籍謄本を用意しておきましょう。郵送は届くまでに数週間かかるケースがあるので、早めの準備を心がけてください。

⑥名義変更手続き

入籍後は、身分証明書や銀行、カード等の名義変更も必要です。手間がかかるため、ついつい後回しにしたくなりますが、戸籍上の姓が変わるので、必ず対応しましょう。

主な名義変更が必要なものは下記です。

●運転免許証
●銀行口座
●クレジットカード
●生命保険
●パスポート

婚姻届を提出して終わりではなく、名義変更の手続きが必要であることをおさえておきましょう。

⑦結婚式実施の検討・結婚式場探し

結婚式はどうするかも検討する必要があります。顔合わせ食事会で聞かれることもあると思うので、結婚後、なるべく早めにふたりの意向を相談しておきましょう。
結婚式の主役はもちろん夫婦となる二人ですが、両家の親族にとっても大切なイベントです。あいさつや顔合わせのときに、親族の都合や希望を聞いておくと安心です。

結婚式場選びは、希望の挙式時期の1年前にスタートするのがおすすめ。⼈気の式場や、縁起のよい日はすぐに予約が埋まってしまうため、早く動いたほうが、希望の日取りをおさえやすくなります。
式場によって予約の取れやすさは異なるので、式場を選んだあとに日取りを決めて予約するとスムーズに手続きを進められるでしょう。

「どんな雰囲気の会場がよいか」や「おおまかなゲスト数」など、こだわりたい条件を整理すると式場を選びやすくなります。
式場の探し方を4つピックアップしたので、下記の図も参考にしてみてください。

式場の候補をピックアップできたら、ブライダルフェアや式場見学に二人で参加して、会場の雰囲気を見てみましょう。

⑧周囲への結婚報告

家族や親しい友だちへの報告が済んだら、周囲への結婚報告をしましょう。

職場で報告する順番は「上司→先輩→同僚」です。報告はもちろん、挙式日に職場を休むための申請も忘れずに。
職場の方や友人にあいさつや余興などをお願いする場合は、報告とあわせて伝えておくとよいですね。

結婚式の招待状を送る前に、職場や友人への報告を済ましておくのがマナーです。
結婚式直前の報告になると、ゲストに対して失礼ですし、出席できない可能性も高まります。遅くとも結婚式の3ヶ月前には、周囲への報告を完了しておきましょう。

⑨(結婚式を実施する場合)結婚式準備

続いて、具体的な結婚式準備を進めていきます。
挙式当日までに準備することは、次の通りです。

●招待客をリストアップ
ウェディングドレスの試着と決定
前撮りの有無を検討
2次会実施の有無を検討
スピーチやあいさつを依頼する
結婚式のプログラムを決定
BGMやムービーを準備する
ブーケや装飾、料理のコース、ウェディングケーキを決定
招待状を準備して発送
ゲストの出欠を確認して席順を決める
司会者との打ち合わせ
スピーチ・手紙の原稿を完成させる
引出物の準備
●リハーサルの実施

「やることが多くて大変そう……」と思ったかもしれませんが、悔いが残らないように余裕を持ったスケジュールで進めていきましょう。
この他にも、ベストな状態で結婚式当日を迎えたい方は、エステやブライダルネイルも検討してみて。

⑩新居探しや引っ越し

結婚後の新生活に向けて、新居・引っ越しの準備も進めます。

ちなみに、挙式日の直前に引っ越しをするのは、あまりおすすめできません。引っ越しと結婚式それぞれの準備を行わなければならず、慌ただしくなるからです。

結婚式の前に新居への引っ越しをしておくと、ふたりで式の準備をしやすいのでおすすめ。同棲をしていない場合は、結婚式準備よりも先に新居探し等を行なうと安心です。

引っ越しをしたら、新しい住居の自治体に転入届を提出する必要があります。転入届の提出期限は、引っ越し日から14日以内なので注意してください。入籍届と転入届を同日に提出すると、役所に行く回数が少なくなるので手間が省けます。 


今回はプロポーズから入籍までの長さと、やることリストについてご紹介しました。婚姻届を提出するまでに、3ヶ月~1年かけるカップルが多いですね。結婚の準備を進めていくと、少なくとも2~3ヶ月はかかります。
プロポーズをしたあとは、まずお互いの両親に報告しに行きましょう。その後、入籍日を決めたり指輪を購入したりします。人気の式場は特に予約が取りづらいので、挙式予定日の1年前に式場選びを開始しておくと安心です。

今回ご紹介した期間や流れは、あくまで一般的なもの。カップルによって事情は異なるので、本記事の内容を参考にしながら、自分たちに合ったスタイルで婚約期間を過ごしてください。

本記事は、2023年09月01日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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