婚約指輪のお返しで喧嘩になる?人気アイテムや相場をご紹介

婚約指輪(エンゲージリング)は、プロポーズの証として男性から女性に贈られます。ふたりの幸福の象徴ともいえる婚約指輪ですが、女性側からのお返しの有無が原因で喧嘩に発展してしまう場合があるようです。
そこで、今回は、婚約指輪のお返しにまつわる喧嘩の原因や、対策方法をご紹介します。
せっかくの新しい人生の始まりのタイミングで悲しい思い出をつくらないためにも、婚約指輪・プロポーズに関するお互いの考え方を話し合い、トラブルを未然に回避していきましょう。
2023年11月15日更新
Contents
- 婚約指輪のお返しをしないと喧嘩になる?
- 婚約指輪のお返しをした人の割合はどれくらい?
- ”婚約指輪のお返し”がきっかけで喧嘩になることもある
- よくある婚約指輪のお返しにまつわる喧嘩の原因
- そもそも、婚約指輪のお返しが必要なことを知らなかった
- 後から婚約指輪のお返しをくれない・もらってないと言われた
- お返しの内容に不満があった・高いものを要求された
- 婚約指輪のお返しで喧嘩にならないための対策
- 1、婚約指輪のお返しが欲しいかどうかを確認する
- 2、婚約指輪のお返しとして欲しい物を聞く
- 3、婚約指輪のお返しの予算について話し合う
- 4、高すぎる婚約指輪を選ばないようにする
- 婚約指輪のお返しにおすすめのアイテム
- スーツ
- 腕時計
- 財布
- ふたりの意見のすり合わせが大切!早い段階で相手の価値観をリサーチしておこう
婚約指輪のお返しをしないと喧嘩になる?
はじめに、「そもそも婚約指輪にお返しは必要なの?」という疑問に答えていきます。
一般的に、婚約指輪へのお返しには明確なルールやマナーがあるわけではありません。だからこそ、ふたりの価値観の擦り合わせが大切です。
婚約指輪のお返しをした人の割合はどれくらい?
Ringraphで実施したアンケートによると、「婚約指輪のお返しをした」と回答した人は全体の約48%となっています。約半数の人が、婚約指輪に対して何かしらのお礼を返しているので、「普通はお返ししない」とは言えない結果です。
お返しの費用相場は、婚約指輪の金額の3分の1~半額程度が相場のよう。婚約指輪の相場は20〜30万円程度であるため、お返しは6~20万円程度の品になります。
10万円以上の贈り物と考えると、「相手側の面子を立たせつつ、満足感の高いお返し」として十分な金額ではないでしょうか。
”婚約指輪のお返し”がきっかけで喧嘩になることもある
婚約指輪のお返しにおける価値観にずれがあると、お返しがきっかけで喧嘩に発展してしまう可能性があります。
喧嘩をしない・価値観が近い相手を結婚相手に選びたいからといって、プロポーズ前に「婚約指輪にお返しが欲しいタイプ?」「いくらくらいのお返しがほしい?」などと聞くのもおかしいですよね。
そのため、元々は仲良しだったカップルでも、婚約指輪のお返しがきっかけとなり、価値観の違いに気づいてしまうケースもあるようです。
悲しいすれ違いを防ぐためにも、喧嘩に陥りやすい原因を事前にチェックし、早い段階で対策をしておくのがおすすめです!
よくある婚約指輪のお返しにまつわる喧嘩の原因
ここでは、婚約指輪のお返しにまつわる喧嘩の原因をご紹介。小さな心のモヤモヤは、放置しておくと大きな問題に発展してしまうこともあります。男性側・女性側のそれぞれが抱えやすいトラブルのケースを学び、お互いの気持ちを尊重していきましょう。
そもそも、婚約指輪のお返しが必要なことを知らなかった
前述したアンケート結果からもわかるように、婚約指輪のお返しに対する価値観は、人によって異なります。なかには、「婚約指輪のお返し」という概念を知らない方もいます。
特に、女性側が「婚約指輪のお返しはしなくていい」と考えていて、男性側が「婚約指輪ではお返しをするもの」と考えている場合は要注意。
お返しについての話し合いをする機会もないまま、男性はいつまでもお返しをされない状態に不満が溜まり、女性側は相手の思わぬ要求に違和感を抱いてしまうこともあるでしょう。
後から婚約指輪のお返しをくれない・もらってないと言われた
「婚約指輪にはお返しが必要」という認識は一致していた場合でも、事前に婚約指輪のお返しに対する価値観の擦り合わせをしていないと、プロポーズ後の関係性に摩擦が生まれてしまうかもしれません。
たとえば、お金がもったいないからなどの理由で、当初は「お返しはいらない」と答えたが、実は欲しかったということも…。後から要求されても「今更?」と感じやすく、喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。
お返しの内容に不満があった・高いものを要求された
しっかりとお返しをしていても、後々のトラブルの原因になってしまうケースも。たとえば男性側にとってお返しの内容が不満だったり、女性側にとって想像以上に高い品を要求されたりした場合です。
婚約指輪のお返しの相場は、高くても指輪の値段の半分程度です。「70万円の指輪を贈ったのにお返しが3万円程度だった」や「30万円の指輪を貰ったら同額のお返しを要求された」などの場合は、どちらかが一方的に不満を溜めてしまうかもしれません。
婚約指輪のお返しで喧嘩にならないための対策
次に、婚約指輪のお返しで喧嘩にならないための対策をご紹介。トラブルを回避するためには、話し合いのタイミングが大切です。
サプライズプロポーズを重要視する人は、婚約指輪を渡した後に話し合ってもOK。結納や両家顔合わせなどの本格的な結婚準備期間に入る前に、具体的な対策を取り入れていきましょう。
1、婚約指輪のお返しが欲しいかどうかを確認する
婚約指輪のお返しで喧嘩にならないようにするためには、事前に結婚指輪のお返しが欲しいかどうかを明確にしておくことが大切。「本当はお返しが欲しかった」と後から言われて喧嘩になることを避けるためにも、直接聞いてしまうのがおすすめです。
お返しの品をサプライズで贈りたいという場合や、直接聞きにくいと感じる場合は、相手の家族や友人に相談するのもよいでしょう。
2、婚約指輪のお返しとして欲しい物を聞く
女性側が「パートナーがお返しを求めているかわからない」と悩んでいる場合は、本人に直接「婚約指輪のお返しは何がいい?」と聞くのも一つの手段。
お返しが欲しいと思っている男性であれば、素直に欲しいものを答えてくれるでしょう。具体的なアイテムがわかれば、お返し用の予算も組みやすくなります。反対に「いらない」と思っている男性なら、素直にその旨を伝えてくれるはず。
一人で不安を抱え込まず、パートナーに悩みを相談しておくと、喧嘩も避けられるでしょう。
3、婚約指輪のお返しの予算について話し合う
お互いの金銭感覚や資産についてオープンに話し合える関係の場合は、婚約指輪のお返しの予算について話し合ってみてはいかがでしょうか?
お返しの金額について話し合う機会をつくっておくことで、結婚後のお金の使い方についてもお互いに意見を出しやすくなります。
入籍後のコミュニケーションもスムーズにするためにも、結婚前からお金の話ができる関係性を築いておけるとよいですね。
4、高すぎる婚約指輪を選ばないようにする
相手に気を遣わせないために、高すぎる婚約指輪は選ばないようにすることも手段のひとつ。とくに自分と相手の収入の差が少ない場合は、慎重に金額を設定しましょう。
金額設定で無理をするほど、お返しのハードルも上がってしまいます。相手にプレッシャーを与えず、かつ満足してもらえる価格帯の指輪を探してみましょう。
婚約指輪のお返しにおすすめのアイテム
ここでは、婚約指輪のお返しにおすすめの品物をご紹介します。予算との兼ね合いや相手の好みもあるため、可能であれば一緒に選べるとよいですね。
スーツ
婚約指輪のお返しにおすすめのアイテムのひとつめは、オーダーメイドのスーツです。
オーダースーツの値段は、生地やブランドによって大きく変動しますが、リーズナブルなものだと2~7万円程度、フルオーダーの場合は20~100万円程度が相場。
一般的な婚約指輪のお返しであれば、パターンオーダーもしくはイージーオーダー(4~20万円程度)が推奨されます。
予算に届かない場合は、ネクタイやネクタイピンなどのスーツアイテムをプラスしましょう!
腕時計
婚約指輪のお返しとして、腕時計も定番のアイテムです。ただし、相手が30代以上の男性の場合は、仕事用の腕時計としては予算が足りない可能性も…。というのも、一般的な30代ビジネスマンの腕時計は、15~50万円程度が相場だからです。
予算を10万円前後で考えている場合は、プライベート用の腕時計としてプレゼントするのはいかがでしょうか?自分にとって無理のない範囲で、お互いに幸せになれる選択を探してみてください。
財布
財布をはじめとした革小物も、婚約指輪のお返しにおすすめのアイテムです。
ブランドやこだわるポイントによっても異なりますが、一般的なビジネスマンの仕事用の財布は3~5万円程度、プライベート用の財布は1~3万円程度が相場です。
婚約指輪のお返しに選ぶのであれば、自分では購入しないような高額なブランドの財布や、財布+他のアイテムのセットを贈るのがおすすめ。名前や記念日の刻印を入れて、思い出に残りやすくするのも素敵なアイデアです。
ふたりの意見のすり合わせが大切!早い段階で相手の価値観をリサーチしておこう
今回は、婚約指輪のお返しで喧嘩になる原因や対策についてご紹介しました。
結婚をするカップルであっても価値観が異なるのは当然。金銭感覚や意見が異なること自体は大きな問題ではありません。喧嘩にならないようにコミュニケーションをとったり、お互いが歩み寄って価値観のすり合わせをしていくことが大切です。
婚約指輪のお返しに対する価値観が相手と違ったとしても、お互いに歩み寄ることでふたりの絆は深まるはず!
婚約指輪のお返しで喧嘩になったとしても、諦めずに話し合いをしてみてくださいね。
<調査概要>
表題:プロポーズ&指輪に関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年6月2日(金)~6月7日(水)
有効回答:615名(うち女性548人の回答のみを参照)