ブーケトスって何?女性も男性も子どもも楽しめる演出を紹介!
結婚式の定番演出でもある「ブーケトス」。
演出に欠かせないイベントですが、事前に基本的な情報や注意点を押さえておかないと、ゲストが楽しめない演出になってしまう可能性があります。
新郎新婦もゲストも、結婚式に参加している全員が楽しめるよう、工夫することが大切です。
今回は、ブーケトスについての基本的な情報と、演出時の注意点を解説します。
ブーケの代わりに別のアイテムを使う演出方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2024年01月31日更新
Contents
定番演出のブーケトス
ここでは、意味や由来を紹介するとともに、演出時の注意点をお伝えします。
ブーケトスは結婚式の定番演出ですが、具体的な意味や由来を知らない人もいるのではないでしょうか。
「ブーケトスとは何か」「どんな目的で行われているのか」がわかると、これまでとは違った気持ちで演出を考えたり参加できたりするでしょう。
ブーケトスって?
ブーケトスとは、花嫁が後ろ向きになって女性ゲストにブーケを投げる演出のこと。
「幸せのおすそわけ」という意味があり、ブーケをキャッチしたゲストは「次に結婚できる」といわれていることは、多くの人が知っていることでしょう。
もともとは14世紀のイギリスから始まったイベントで、当時は幸せになりたいと願う人が花嫁のブーケやドレスに触れていたそう。
なかには花嫁が身につけている小物などを持って帰ってしまう人もいたようで、それらを防ぐために「ブーケトス」が始まったといわれています。
ブーケトスをするならゲストが楽しめる配慮を!
ブーケトスは、独身女性に受け取ってもらうのが一般的。
それゆえに、参加することに抵抗感がある人もいます。「独身の方はぜひ」「〇〇さんこっちへ」と言われてしまうと、恥ずかしくても参加しないといけないことに。
未婚であることに対して、ネガティブな感情を持っているゲストの場合は、とくにブーケトスに参加すること自体に抵抗を持ってしまうのではないでしょうか。
盛り上がる演出ではあるものの、一歩間違えれば参加者に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。
新郎新婦は、参加者全員が楽しめるように配慮することが大切です。
たとえば未婚女性に限らず誰でも参加できるようにすると、ゲストはノリノリでブーケトスに参加してくれるかもしれません。
男性や子どもが参加すれば、より賑やかな場になりますよ。
ブーケトスのバリエーション
ブーケトスといえば、花嫁が花束のブーケを飛ばすのが王道ですよね。
王道のアイデアも素敵ですが、最近ではブーケ以外のアイテムを投げるブーケトスも取り入れられています。
既婚女性や男性、子どもも参加できるように、いくつかの演出を紹介しますね。
ブロッコリートス
ブロッコリートスとは、ブロッコリーを花束のようにラッピングしたアイテムを新郎が男性ゲストに向かって投げる、男性版のブーケトスのこと。
男性ゲストも参加できるとして、最近取り入れるカップルが増えているそう。
ブロッコリーの房には「健康を願う」「子宝繁栄」という意味があります。
ブロッコリートスが登場したのは、形がブーケに似ているからだそう。
ブロッコリーが飛んでくる光景を想像すると、思わず笑ってしまいますね。
きっと会場でも笑いの絶えないブーケトスになるでしょう。
「もう少しアレンジを加えたい」と思っている人は、マヨネーズをプレゼントしたりカリフラワーにしたりするのもおすすめです。
ギフトトス
ギフトトスとは、お菓子やコスメグッズをプレゼントするブーケトスのこと。
お菓子はコストをかけずに多く用意できるので、たくさんのゲストに受け取ってもらえます。
子どもから大人まで楽しめるブーケトスになるでしょう。
せっかくなら特別感を出すために、輸入菓子を入れてもいいですね。
ハンドクリームやリップなどは女性が喜ぶギフトのひとつ。
ただし、ファンデーションケースやリップケースは落とした衝撃で壊れたり人に当たってケガさせたりする可能性もあります。
クッション材を入れておくと、きれいな状態でゲストの手元に届くでしょう。
ぬいぐるみトス
ぬいぐるみトスとは、ぬいぐるみを投げるブーケトスのこと。
やわらかいぬいぐるみは当たっても痛くないので、安全性が高いのが嬉しいポイントです。
ブーケは重みから手前に落ちてしまいますが、ぬいぐるみは後ろの方にいる人にもキャッチチャンスがあります。
子どもも参加する予定であれば、子ども向けのキャラクターや動物のぬいぐるみを準備しておくとよいでしょう。
透明のラッピングシートに包んでリボンを結ぶと、かわいらしいギフトにもなります。
バッティングトス
バッティングトスとは、野球などのボールを新婦が投げ、新郎がバットで打ち返し、ゲストにキャッチしてもらう演出のこと。
男性版のブーケトスとして用いられます。
バッティングトスは投げ役と打つ役が必要。
新婦以外にも父親や兄弟、野球仲間にお願いして、場を盛り上げましょう。
ボールはスポンジ生地にすると、万が一当たっても痛くありません。
建物や物に当たっても無傷なので、安心安全に実施できます。
新郎と父親の共演は涙腺が緩み、野球仲間との共演は青春時代を思い出すことでしょう。
アフロトス
アフロトスとは、アフロの被り物を飛ばすブーケトスのこと。
花束のようにラッピングすれば、おもしろおかしいブーケが完成します。
ノリがいいゲストが集まる結婚式なら、アフロトスを楽しんでくれるでしょう。
アフロをキャッチした人が被ってくれたら、会場はきっと笑いに包まれますよ。
アフロを被って新郎新婦と記念写真するのもいいですね。
なかなか見ない演出は、周りと被りにくいのがポイント。
アフロは地面に落ちると砂やホコリがついて見栄えが悪くなるので、透明のラッピングシートに包んでおくのがおすすめです。
ブーケプルズ
ブーケプルズとは、花嫁が持つブーケに数本のリボンを結んで、ゲストに引いてもらう演出です。
1本だけがブーケとつながっており、それを引いた人が「次の花嫁になれる」といわれています。
ブーケトスは投げるスペースが必要ですが、ブーケプルズは小スペースで行え、室内でも実行できるのがメリットです。
雨の日でも演出できるのは嬉しいですよね。
また、リボンの先端にラッキーチャームをつけるのもおすすめです。ブーケ自体は幸運のリボンを引いた人のみしか受け取れませんが、ラッキーチャームがあれば参加者全員にちょっとしたプレゼントができます。
ゴムパッチングプルズ
ゴムパッチングプルズとは、ゲストが平ゴムを口にくわえる演出のこと。
主に新郎が平ゴムをつかみ、男性ゲストが平ゴムをくわえて少しずつ下がります。
合図とともに新郎が手を離し、ゲストの顔にゴムが飛んできます。
このとき、1本だけつかんでおき、ゴムが当たらなかった人が当たりです。
ゴムが当たる人は痛い思いをしますが、「新郎の晴れ舞台だから」と体を張ってくれるゲストがいるのも事実です。
ゴムが当たるまでのヒヤヒヤ感や、当たったときのリアクションは、どの演出よりも会場を盛り上げるでしょう。
ゲストも楽しめるブーケトスで最高の瞬間を残そう
ブーケトスの意味や演出のバリエーションを紹介しました。
ブーケを受け取った人は次に結婚できるといわれている「ブーケトス」。
ゲスト全員が盛り上がる演出かと思いきや、ゲストに焦点を当てると「未婚女性しか参加できない」「なんだか楽しめない」と思うゲストもいるかもしれません。
最近は男性も子どもも楽しめるブーケトス演出が人気です。
演出を決めるときは、ゲストも楽しんでくれるか考えてみましょう。