「これ以上ないくらい真っ直ぐで、強い愛を歌いたかった」“片思いの代弁者”まつむら かなうが『愛想歌』に込めた想いとは

「これ以上ないくらい真っ直ぐで、強い愛を歌いたかった」“片思いの代弁者”まつむら かなうが『愛想歌』に込めた想いとは

Spotifyの月間リスナーは30万人超え、2022年にリリースした『友達以上恋人未満』がYouTubeで800万回再生を突破するなど、Z世代を中心に支持を広げるシンガーソングライター、まつむら かなう。

そんな彼が今年4月にリリースした最新デジタルシングル『愛想歌』が、結婚準備クチコミ情報サイト「Wedding Park」の新WEB CM「結婚式をした、ワタシの幸せ。」のタイアップソングに起用された。

タイアップをきっかけに、「Wedding Park」との特別コラボレーションとしてSpecial Music Videoの制作も決定。結婚式や前撮りなどの特別な瞬間はもちろん、夫婦やカップルの何気ない日常まで、大切な人との思い出を収めた写真・映像を一般募集し、寄せられた素材で『愛想歌』のもうひとつのMusic Videoを仕上げた。

「片思いの代弁者」とも呼ばれるまつむらが、なぜここまでまっすぐな愛の歌を制作したのか。『愛想歌』に込めた想いや制作時のエピソードとともに、自身の結婚観や今後プロポーズや結婚・結婚式を控えているカップルに向けたメッセージを聞いた。

2026年10月19日更新

まつむら かなう

2002年11月20日生まれの23歳。

高校生の時の歌唱動画がSNSで話題となり、その後自身初のリリース楽曲『最上級の大正解』がSpotify Japanのトップ10(最高8位)にチャートイン、『友達以上恋人未満』はMV800万回・Spotify2000万回再生を超えるなど、颯爽とシーンに登場したシンガーソングライター。

共感を呼ぶ歌詞と聴き心地の良い歌声を武器に、Z世代アーティストらしくSNSをメインに活動し、2025年春に行った自身初となるワンマンツアーでは、大阪・東京両会場のチケットが即完。

会場規模を拡大した2ndワンマンツアーも大成功に収め、全国各地の大型フェス出演、2026年春にはZepp Nambaを皮切りに、ヒューリックホールでのファイナル公演を含む全国5都市ツアーを開催。SNSの枠を飛び越えた次世代アーティストの一人となっている。

「この曲の主人公は何を言ってほしい?」“片思いの代弁者”のラブソングの作り方

ーーまつむらさんといえば、デビュー前に修学旅行のバスの中で歌う姿がSNSで大きな話題となりましたが、その頃からミュージシャンになりたいという思いはあったのでしょうか。

高校2年生くらいでしょうか。6つ上の姉が音楽活動をしていて、さまざまなアーティストのライブを見るようになった頃、「見る側もいいけど、ステージ側に立ってみたいな」という気持ちがちょっと出てきたんです。その後、進路を決めるタイミングで、「進学とか就職するぐらいなら、自分の気持ちに素直になってみよう」ということでアルバイトをしながら音楽を始めました。

ーー最初からラブソングを歌おうと思っていたんですか。

活動を始めた当時がコロナ禍だったこともあって、普段よりもTikTokやショート動画が話題になっていたんです。そのなかでカップルでラブソングの歌詞動画を作るのも流行っていて。そろそろ自分の曲も作りたいなという気持ちもあり、「せっかくだからカップルが喜んでくれそうなラブソングを作ってみよう」と思ったのが最初です。

そのときに書いたのが、ファーストシングルの『最上級の大正解』という曲。リリースの前にサビだけSNSに投稿したら思いのほか反響があって、そこでオリジナル曲に自信を持つことができました。しかも運よくSpotifyのバイラルチャートのトップ10に入ったりして、“まつむら かなうといえばラブソング”という印象を持っていただけたので、今もラブソングが中心になっている感じですね。

ーー「片思いの代弁者」と言われることに関してはどう捉えていますか。

片思いや恋の悩みって、人にあんまり言えないものだと思ってて。そういう人に寄り添ったり、胸に抱えてる思いを代わりに歌ってあげられるような存在になれたらという思いはありますね。

とはいえ、曲にはあまり自分の経験を入れないようにしていて。そんなに経験豊富なほうでもないっていうのもあるんですけど(笑)。第三者的に俯瞰して曲を書きたいという思いがあるので、「この曲の主人公は何を言って欲しいんだろう」「何を歌ってあげたら喜ぶかな」という視点で書いています。

ーーいつもどんなふうに曲作りしているんですか。

「よし、じゃあこのテーマの曲作ろう!」という感じで作り始めることはなくて、例えばお風呂に入っているときとかにポンっていいワードが出てきたりして、そこから始めることが多いです。そのワードをきっかけに、曲に入れたら良さそうな言葉を連想ゲーム的に考えていく感覚ですね。

ーー詞が先か、曲が先かでいうと?

同時が一番多いです。頭に浮かんだ言葉にもうメロディがついてるんですよ。ついていないときもあるんですけど、同時に出るときの方が圧倒的にいい曲ができる傾向があります。

ーーあと、まつむらさんといえば、TikTokライブ中にリスナーさんからエピソードをもらって曲作ったりもしていますよね。どのように曲に取り入れているんですか。

僕がたくさんの方に知っていただくきっかけになった『友達以上恋人未満』という曲は、サビだけ最初にできていたんです。でも、タイトルを『友達以上恋人未満』にしてしまった以上、ふわっとした内容を歌えないなと思っていて。そういうシチュエーションだからこその実体験に則した歌詞がほしいなと思ったときに、TikTokライブで聞いてみようと思ったんです。「今、こういう曲を作ってるんだけど実際に体験した人おる?」って聞いたら、みんながエピソードをたくさん送ってくれたんですよ。それを実際に歌詞に入れたら、共感の声がとても多くて。「みんなエピソードを送ってくれてありがとう!」っていう感じでしたね。

「片思いを続けた先の曲も作りたい」『愛想歌』が生まれるまで

ーー今回WEB CMのタイアップソングになった『愛想歌』はどんなふうに生まれたんですか。

事務所で何気なくギターを触ってるときに、サビの「愛してるよ」というメロディが出てきて、「おお、なんかこれいいぞ」ってなって(笑)。その前に助走になる言葉がほしいなと考えていったら、次に「四六時中」というワードが思い浮かんで……っていう、本当にゲームみたいな感じで作っていきました。

曲自体が生まれたきっかけはもう自分でも分かんないんです(笑)。でも、内容を決めていく段階で、これ以上ないくらい真っ直ぐで強い愛を歌ってみようと思った記憶があります。

ーー歌詞で特にこだわった部分はありますか。

日本人って言葉にして伝えることを照れくさいと思いがちですが、曲や歌詞だったら普段伝えられないことも伝えられると思うんです。なので、日常では言えないようなことをあえて歌詞に入れました。“心に秘める「好き」が大本命”とかって、なかなか言えないですよね。

あと、やっぱりきれいごとだけ並べていてもリアルではないので、現実的に目を背けられないような、いつか絶対に別れが来ることとかを歌詞に入れています。それによってサビの「愛してる」っていう気持ちが余計強くなるし、聴いてる人もハッとさせられるかなと。

ーーこれまではまだ恋が成就してない状態の感情を歌った曲が多かったですよね。ここまでストレートな愛の歌を作ったのは、何か心境の変化もあったのでしょうか。

純愛ソングなんですけど、見方を変えたら、片思いの歌にも遠距離恋愛の歌にも聴こえるような歌詞にしてるんです。ここまでどストレートな曲っていうのはあまり作ってこなかったけど、この曲なら今までのファンの人も気に入ってくれるだろうなと思いました。

やはり誰もが「恋を成就させたい」「結ばれたい」という思いで片思いしているわけじゃないですか。だからこそ、「片思いを続けた先の曲も作りたいな」と思ったんですよね。

ーータイトルにはどんな意味を込めたんですか。

実はファンが決めてくれたんです。曲ができてすぐにSNSに投稿したんですけど、まだタイトルが決まっていなくて。「タイトル、どうしよう?」って投稿したら、いろいろなアイデアをコメントで送ってくれたんです。そのなかにあった言葉が『愛想歌』でした。しかもそのコメントにいいねがすごくついていて、「絶対これにしてください」みたいな。ファンと一緒に作り上げてるリアルタイム感もあっておもしろいかなと思ってそのままタイトルにしたんです。キャッチーで覚えやすいし、実は“ダブルミーニング”になっているところもいいですよね。

ーーファンと一緒に作り上げている感じが伝わってきますね。

そうですね。自分は自己満で曲を作るんじゃなくて、聴いてくれる人を第一に考えていたいんです。

「曲を作った当初のテーマに近い」CMとSpecial Music Videoへの期待

ーー今回『愛想歌』がCMに起用されたと聞いたときの率直な気持ちを教えてください。

自分自身、まだ結婚に対して全然実感がないので、「いいんですか?僕で」みたいな気持ちもありました。でも、これをきっかけに曲の良さがもっとたくさんの人に伝わるんじゃないかと感じて、うれしかったです。

ーー実際に放送されたCMをご覧になっていかがでしたか。

何回も見ました! 自分で言うのもなんだけど「いい曲やん」って(笑)。

高校生の頃から卒業後までを描いた通常MVよりも、今回のCMのほうが僕が曲を作ったときの当初のテーマに近かった印象です。高校生のファンも多いのですが、『愛想歌』は高校生よりも上の世代に向けて書いた曲だったので、これはめちゃめちゃいいなと思いました。

ーー今回はさらにSpecial Music Videoを作る企画もありますが、これについてはどう思いますか。

むしろもっと当初のテーマに近い作品ができるんじゃないかというワクワクがあります。

ーーどんな写真や映像が集まったらいいなと思いますか。

特別な日だけじゃなく、みんなの日常の幸せも覗いてみたいんです。基本的にどんなシーンにもマッチする曲になっているので、みんなの幸せすぎる写真や映像が集まったらいいなって思っています。

「プロポーズは“最後の恋”を決める覚悟」まつむらかなうが思う結婚と結婚式

ーーRingraphにはいろいろなカップルのプロポーズを公開する「プロポーズレポート」が掲載されています。実際に「プロポーズレポート」をご覧になって、いかがでしたか。

結婚もプロポーズもまだ自分にとって身近ではないので、実際に夫婦が誕生した瞬間を写真付きで見られるのがすごく新鮮でした。豪華なプロポーズだけじゃなく、日常のなかでのプロポーズが載っているのもいいですよね。

ーー「片思いの代弁者」として、プロポーズをどんな行為と捉えていますか。

プロポーズって、片思いや恋愛を繰り返して出会えた人に「これが最後の恋」と決めてするものだから、恋の集大成という感じはしますよね。人生で最初で最後でいいんじゃないかなと思います。

僕がプロポーズするなら、日常の何気ないときにしたいですね。最後の恋とか覚悟っていうのは多分日常の積み重ねから生まれるものだと思うので、日常のなかでぽろってプロポーズするのが、一番リアルでいいかなって。

ーー結婚や結婚式にはどんな印象を持っていますか。

僕の姉が1、2年前に結婚したんです。姉を見てるとやっぱり大変そうだなと思うこともありますけど、その分第二の人生が始まってるっていう素敵さもあるなと感じます。子どもじゃなくなる瞬間というか、自分も親になる準備をし始めるスタートラインに立つのが結婚なのかなって。

だからこそ、結婚式は、第二の人生の始まりを祝う場になるんじゃないかな。人生でたった1回の特別な日というイメージがあります。僕、まだ結婚式に行ったことないので、まず行ってみたいんですよね。

ーー自分がならどんな結婚式をしたいとか、イメージしていることはありますか。

友人や知人をたくさん呼びたいです。割と派手にやりたい派かもしれない(笑)。最初で最後の日をひとりでも多くの人に見てほしいです。

ーーファンの方から「『最上級の大正解』を結婚式で使った」と聞いたことがあるそうですね。

すごく光栄でした。その結婚式の映像とかって一生残るわけじゃないですか。そういう一番大事なところに使っていただけるのは本当にありがたいです。

実は最近、TikTokライブ中に、僕のライブで出会った人同士で結婚することになりましたという報告をいただいたんです。「僕の活動が人の人生を良い方向に変えられてるんだな、やってきてよかったな」って思えた瞬間でした。そもそも僕が音楽を始めていなければ誕生していなかった夫婦なんだって考えると、すごく感慨深いですよね。

ーーこれから人生の節目を迎えるカップルの皆さんに伝えたいことはありますか。

まずは、言葉で気持ちを伝え合ってほしいですね。姉夫婦を見ていても思うんですけど、お互い溜め込まずに、いいことも嫌なことも全部言葉にして伝えるのが大事だと思うんです。

ときには関係が悪くなって、本来の愛を忘れそうになるときもあるかもしれません。そんなときに『愛想歌』を聴いて、結婚すると決めたあのときの気持ちを思い出してもらえたらうれしいですね。あのときの自分を否定せずに、「この人のことが好きだ」と思えた原点をもう一度思い出してほしいです。


■まつむら かなうSNS
OFFICIAL WEB SITE:https://matsumura-kanau.com/
X:https://x.com/matsumura_kanau
Instagram:https://www.instagram.com/matsumura.kanau/
TikTok:https://www.tiktok.com/@matsumura.kanau?lang=ja-JP
YouTube:https://www.youtube.com/@matsumurakanau

■Ringraph
婚約指輪・結婚指輪探しのクチコミサイト「Ringraph」:https://ringraph.weddingpark.net/
プロポーズ準備に役立つ体験談「プロポーズレポート」:https://ringraph.weddingpark.net/propose-report
Instagram:https://www.instagram.com/ringraph_official/

取材・ 文:エディット合同会社 大井あゆみ
写真:伊藤メイ子 
企画編集:リングラフ

本記事は、2026年10月19日公開時点の情報です。
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