普段使いできる婚約指輪の選び方!おすすめな商品とシチュエーションを紹介♪
婚約指輪(エンゲージリング)は結婚指輪(マリッジリング)とは異なり、プロポーズから結婚までの限定的な期間のみ着用する人が多いのではないでしょうか。一般的に女性のみ贈られる婚約指輪は、パートナーとペアで着ける機会はほぼありません。
「プレゼントしてもらえたのはうれしいけれど、この後の扱いはどうするべき?」と悩んでいる人も少なくありません。また婚約指輪はダイヤモンドのような高価なジュエリーや華やかな装飾が施されているケースが多いため、紛失や盗難の不安も大きいものですよね。
今回は、そんな婚約指輪の着用方法や着用するシーンなどをご紹介します。
婚約指輪の着用方法には、必ず守らなければならないルールはないので、お手入れや保管方法に気を配りながら、おしゃれに楽しめるシーンやコーディネートを探していきましょう。
2024年02月29日更新
Contents
- 婚約指輪は普段使いしていいの?
- 婚約指輪は「普段使い」して問題なし
- 婚約指輪を普段使いしている人の割合
- 婚約指輪はいつつけるもの?
- 本来の意味合いでは、婚約指輪は“プロポーズから結婚までの婚約期間中につける”もの
- 普段使い出来る指輪選びのポイント
- デザイン
- 素材
- つけ心地
- 結婚指輪とのバランス
- 普段使いにおすすめの婚約指輪
- エタニティリング
- セットリング
- 婚約指輪の日常使いにぴったりなシチュエーション
- 日常的な外出
- 結婚式やパーティーなどのお祝いの席
- 子供の入学式や卒業式
- 相手の実家への挨拶時や帰省時
- 婚約指輪の着用に注意したいシチュエーション
- 職場
- お葬式やお通夜などの弔事
- 不幸があった友人・知人と会う時
- クラブや大衆居酒屋に行く時
- 海やキャンプなどのレジャー施設
- 小さい子供と触れ合うとき
- 運動や力仕事をするとき
婚約指輪は普段使いしていいの?
まず、婚約指輪の普段使いについてご紹介します。婚約指輪の普段使いでは、「お出かけのときに普通のアクセサリーのように着けてもいいの?」や「毎日着用すると傷が付きそうで不安……」などの不安や疑問が付き物です。
とはいえ、婚約指輪は人生のなかでも特別感が高いアイテム。プロポーズや結婚式の場面しか着用しないのは、少しもったいないような気もしますよね。婚約指輪を所持している女性へのアンケートと照らし合わせながら、婚約指輪の使い方について考えてみましょう。
婚約指輪は「普段使い」して問題なし
結論からいうと、婚約指輪は普段使いしても問題ありません。婚約指輪は愛を伝える手段であるとともに、長い結婚生活を支えてくれるよき相棒でもあります。
ただし婚約指輪は宝石が施された高価な品であるケースが多いため、結婚指輪のように日常的に着用することはなかなか難しいかもしれません。
少し気取ったファッションに合わせたり、おしゃれを楽しみたい日に着用したりなどがおすすめです。とはいえ、資産としてタンスや金庫に大切に収納する選択も、決して間違いではありません。自分の結婚観や資産への考え方に合わせながら、柔軟に考えていきましょう。
女性に婚約指輪を贈ろうとしている男性は、プロポーズ後の普段使いを加味したデザインを検討してみてはいかがでしょうか。たとえばジュエリーを石座に装飾する際の「立て爪」は服に引っかかりやすいため、地銀・地金でジュエリーを囲うような「覆輪留め」を選ぶと安心です。
大きく華美なジュエリーはよく目立ちますが、TPOによっては普段使いできないシーンも増えてしまいます。あえて宝石の存在感や輝きを控えめにすることで、夫婦ふたりのカジュアルなデートにも活用しやすくなるでしょう。
なかでも、小粒なダイヤモンドがライン状に装飾された「メレダイヤ」タイプは人気のデザインです。
シンプルなディティールながらしっかりと華やかさがあり、薬指をエレガントに彩ってくれます。他の指輪と重ね付けしやすい点も魅力的。
婚約指輪を普段使いしている人の割合
実際に婚約指輪を普段使いしている人は、どれくらいいるのでしょうか?
Ringraphで婚約指輪をつけるタイミングについてのアンケートを実施したところ下記の結果に。
常につけている人は1割未満と少数派ですが、職場にはつけないけど、休日につける人は約3割いるので、日常的につけても不自然ではないといえるでしょう。
婚約指輪はいつつけるもの?
続いて、婚約指輪をつけるタイミングについてご紹介。
特にサプライズプロポーズを検討している場合は、想像よりも着用可能期間が短くなったり長くなったりする可能性があります。贈った側も贈られた側も満足できるように、基本的な知識を学んでいきましょう。
本来の意味合いでは、婚約指輪は“プロポーズから結婚までの婚約期間中につける”もの
本来の婚約指輪の意味は「結婚の約束」です。つまり将来的に結婚するための意思表示であり、ふたりが永遠の愛を誓ったことを周囲にアピールするためでもあります。
そのため、プロポーズから結婚までの婚約期間中に着用することが一般的です。
普段から一緒にいるカップルでも、婚約指輪があることで「自分たちは結婚するんだ」という気持ちが高まり、愛情や決意を確認し直すことができるでしょう。
しかし最近では、結婚準備期間だけではなく結婚後でも着用する人が増えてきています。入籍すると夫婦で結婚指輪を着用する生活になるため、普段は婚約指輪を収納しておき、特別なシーンで結婚指輪に重ね付けする、というイメージです。
また結婚式で指輪交換を行う際は、婚約指輪を右手薬指に着用する人が多い傾向にあります。その際は、指輪交換によって結婚指輪が左手薬指に着用された後、上から婚約指輪を重ねます。
普段使い出来る指輪選びのポイント
ここでは、普段使いできる婚約指輪を選ぶポイントをご紹介します。
結婚指輪は全体的にシンプルなデザインが多いですが、婚約指輪では華やかさも手放したくありませんよね。
デザイン選びのポイントを知りながら、理想的なリングを探していきましょう。
デザイン
普段使いできる婚約指輪の特徴は、シンプルで洗練されたデザインであることです。
こだわりが詰まった指輪も素敵ですが、シンプルであれば、様々なシーンやファッションにもよく馴染み、併せやすいコーディネートにつながります。
普段使いするためには、何十年経っても似合う指輪であることが大切です。
トレンドのデザインを取り入れると、10年後、20年後に好みが変わり、つけたいと思えなくなってしまう可能性も。
定番のデザインの指輪であれば、いつの時代になっても浮くことなくコーディネートすることが可能です。
また、年齢による肌質や肌色の変化にも対応するためには、思っているよりも少し華やかなデザインを選ぶのがおすすめです。
素材
婚約指輪を普段使いするときに気になるのは傷がつかないかどうか。
傷そのものを経年変化のひとつと捉えられるのであれば問題ありませんが、できれば美しい状態のままで着用したいですよね。
婚約指輪を普段使いしたい人は、傷つきにくい金属素材をおすすめします。
婚約指輪に人気の素材であるプラチナは、純度が高いと加工しやすい反面、傷つきやすい傾向にあります。
プラチナを使用する際は「Pt900」や「Pt950」のようなパラジウムなどが混ぜられているものを選びましょう。
ゴールドも同様にK24などは傷つきやすいため、選ぶ場合はK18がおすすめです。
つけ心地
婚約指輪を普段使いしたい場合は、華やかさだけではなくつけ心地も重視したいものです。
ぴったりなサイズ感であるだけではなく、隣の指の指輪と当たらないデザインを心がけましょう。
体型が変化したときでも対応できるように、後からサイズを調節できるリングであればなお安心です。
また妊娠・出産・ストレスなどにより、体質が変化することを加味して、金属アレルギーが出にくい素材を選ぶとよいでしょう。
結婚指輪とのバランス
婚約指輪を選ぶ際は、結婚指輪とのバランスも大切です。
冠婚葬祭や入学式など、結婚指輪と婚約指輪を同時につけたくなるシーンは多くあります。
またウエディングフォトや結婚式で重ね付けしたいと考えている人も多いでしょう。
あらかじめ理想の結婚指輪のデザインを想定したうえで、相性の良い婚約指輪を考えましょう。
たとえば結婚指輪がプラチナの場合は、雰囲気がマッチするようにプラチナを選ぶのか、逆に華やかにするためにゴールドを選ぶかを検討しておくのがおすすめです。
宝石の位置や数、色などのバランスも取っていきましょう。
普段使いにおすすめの婚約指輪
最後に、普段使いにオススメの婚約指輪のデザインをご紹介します。婚約指輪はシンプルなデザインであるほど普段使いに取り入れやすい傾向にありますが、マリッジリングならではの華やかさも大切にしたいですよね。「普段から婚約指輪を楽しみたい!」という理想をかなえてくれるディティールを学んでみましょう。
エタニティリング
エタニティリングは、リングの全周にダイヤモンドが装飾されている指輪のこと。ジュエリーが途切れずに並んでいることから「永遠」がイメージされ、婚約指輪に人気のデザインの一つです。
エタニティリングは華やかでありながらシンプルなディティールであるため、他のアクセサリーとの重ね付けもしやすく、単体でも存在感を放ってくれます。
セットリング
婚約指輪と結婚指輪の重ね付けを前提としている場合は、セットリングをおすすめします。
セットリングは、マリッジリング同士のバランスを加味したうえでデザインされたリング。
お互いのデザイン自体は独立しているため、結婚指輪と婚約指輪を異なる指に1本ずつ着用しても楽しめます。アレンジの幅が広いため、さまざまなシーンで婚約指輪を楽しみたい人にはよりおすすめ。
婚約指輪の日常使いにぴったりなシチュエーション
婚約指輪の素敵な使い方にはコツがあるもの。ここでは、婚約指輪の日常使いにぴったりなシチュエーションをご紹介します。
シーンによって服装や他のアクセサリーとの相性を調整しながら、おしゃれなコーディネートを楽しみましょう。
日常的な外出
婚約指輪は、日常的な外出やお出かけなどで着用できます。お友達とのランチやショッピングなど、気軽なシーンでも婚約指輪のコーディネートを楽しんで構いません。ただし着用時はファッション全体とのバランスを考える必要があります。
たとえばTシャツとデニムのようなカジュアルなファッションの場合、ジュエリーが大きく煌びやかな婚約指輪は悪目立ちしてしまう場合があります。婚約指輪のデザインは大きく変更することが難しいため、指輪のディティールに合わせてシーンやコーディネートを選びましょう。
結婚式やパーティーなどのお祝いの席
結婚式やパーティーなどのお祝いの席では、ぜひ婚約指輪を着用したいもの。婚約指輪はパーティーの華やかなシーンによく似合い、ファッションやヘアスタイルと合わせて場を盛り上げる要素になってくれます。
ただし昼間に開催されるパーティーでは、輝きの強いジュエリーはマナー違反になる場合も。着用する場合は、パーティーの雰囲気を考慮することをお忘れなく。
子供の入学式や卒業式
派手すぎないデザインの婚約指輪は、入学式や卒業式などの子供のイベントで活躍してくれます。
学校行事以外でも、七五三やお宮参りなどでもぜひ着用しましょう。音楽会や学芸会など、ホールで行われるイベントでも着用できます。
ただしジュエリーが大きい指輪やディティールが派手な指輪は、周囲から目線を集めやすくマナー違反になってしまいます。「一般的な式典のアクセサリーの定番はパール」と認識したうえで、上品な印象を守れるコーディネートを心がけましょう。
相手の実家への挨拶時や帰省時
パートナーの実家への挨拶時や帰省時も、堂々と婚約指輪を着用できるシーン。ただし着用する際は、プロポーズや結婚報告とのタイミングに注意しましょう。一般的に、相手の実家に結婚の挨拶をする前に婚約指輪を着用することは、マナー違反といわれています。
プロポーズのタイミングで婚約指輪を受け取っている場合でも、正式に結婚の報告をするまでは着用しないように心がけましょう。挨拶後は普段のように着用しても構いません。自分の両親の場合も同様に対応しましょう。
婚約指輪の着用に注意したいシチュエーション
ここでは、婚約指輪を着用する際のマナーや注意点をご紹介します。幸せの象徴である婚約指輪でも、つけ方によってはアクシデントが発生しやすくなったり、周りを傷つけたりしてしまいます。
職場
職場や業種によっては、婚約指輪の着用に注意する必要があるでしょう。マリッジリングにおける扱いは職場ごとに異なります。たとえば「シンプルな結婚指輪ならOK、華美な婚約指輪はNG」という場合もあります。
NGラインは定性的なものであり、明確な基準が設けられていないケースも。とはいえ、婚約指輪は結婚指輪とは異なり、365日着用するようなアクセサリーとはいえません。不安であればレギュレーションを確認し、上司や既婚者の先輩に相談してみましょう。
お葬式やお通夜などの弔事
お葬式・お通夜・お別れ会などの故人を弔う弔辞では、婚約指輪のような華やかなジュエリーはマナー違反です。
ただし、アクセサリーのすべてがNGというわけではありません。着用する際は、パールのような控えめな輝きのアクセサリーが好まれます。
特に弔辞では喪服をはじめとした黒い服装で参列するため、キラキラと光るジュエリーは悪目立ちしてしまうことも。
ただし装飾が少ない「結婚指輪」であれば着用できるシーンもあります。宝石が派手な場合は、石の部分を手のひら側に回すのも一つの手段です。
不幸があった友人・知人と会う時
不幸があった友人知人と会う際は、華やかな婚約指輪は控えるのがマナー。特に喪中の時期に人と会うときは注意しましょう。
喪中は、故人を偲んで慎みのある生活を送る期間なので、パーティーシーンに合うような煌びやかなアクセサリーを着けると「思いやりがない人」「常識がない人」と思われてしまう可能性があります。
弔辞と同様に、一般的な結婚指輪であればマナー違反にはなりません。ただし華美なデザインは避け、相手の心情に寄り添ったアクセサリー選びをしてくださいね。
クラブや大衆居酒屋に行く時
基本的にはどこに出かける場合でも着用可能な婚約指輪ですが、クラブや大衆居酒屋などには着けないほうがよいでしょう。お酒を飲んでいるうちに指から外れてしまったり、ふとした瞬間に盗難被害にあってしまったりする可能性があります。
もちろん「すべての店が危ない」というわけではありませんが、人間は誰しもつい魔が差してしまうもの。高価なジュエリーを身につけたときの遊び先には、十分に注意しましょう。
海やキャンプなどのレジャー施設
海やキャンプなどのアウトドアレジャーでは、高価な婚約指輪は外すべき。率先してアクティビティに参加しなくても、移動中や準備中に失くしてしまう可能性があります。海はもちろん、自然のなかで紛失したアクセサリーは高確率で見つからないものです。
後から「家に置いてくればよかった……」と悔やんでも悔やみきれません。失くさなかった場合でも、リング部分やジュエリーに傷が入ったり、土や砂が入り込んだり、汚れが付着してしまいがちです。
小さい子供と触れ合うとき
小さい子供と触れ合うときには、婚約指輪を外したほうがベター。小さい子供は、時折こちらが予想しない行動をとるものですよね。気をつけていたつもりでも、突然婚約指輪を掴まれたり、引っ張られたりして、子供に怪我をさせてしまう場合があります。
小さい子供に、本物のジュエリーとおもちゃの宝石の区別はつきません。キラキラと輝く婚約指輪は、子供にとって格好のおもちゃになってしまう場合があります。慌てて外した場合も子供が不機嫌になり、相手の保護者に迷惑をかけてしまう可能性があるでしょう。
運動や力仕事をするとき
運動や力仕事をするシーンでも、婚約指輪を外すべきです。手に汗をかくと指輪が抜けやすくなり、紛失の原因になります。同様の理由で家事(とくに水仕事)をする際にも婚約指輪は外しておきましょう。
力仕事では、リングやジュエリーが傷ついたり歪んだりするトラブルが考えられます。ジュエリーを止めている爪が破損すると、いつの間にか宝石だけがポロリと落ちてしまうこともあるでしょう。
今回は、婚約指輪を着用するシーンやタイミング、着用時のポイントなどをご紹介しました。
婚約指輪は永遠の愛の証であるとともに、資産でもあります。家族のあり方によっては、親から子、子から孫へと受け継がれていきます。
婚約指輪の着用に厳密なルールはないからこそ、マナーや注意点を守ることが大切。全身のコーディネートを調整しながらTPOと照らし合わせ、ファッションとしても人間としてもセンスのある使い方をしていきましょう。
<調査概要>
表題:プロポーズ&指輪に関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年6月2日(金)~6月7日(水)
有効回答:615名