結婚式にテーマは必要?決め方や取り入れ方、注意点について紹介

結婚式にテーマは必要?決め方や取り入れ方、注意点について紹介

演出や装飾、料理など……、結婚式を挙げるには決めることがたくさんあります。
何から準備を始めようか迷ったら、テーマから決めるのがおすすめです。

結婚式のテーマとは、理想の結婚式を実現するための軸のこと。
テーマがあることで、結婚式に統一感が生まれます。

今回は、結婚式のテーマの決め方や決める際の注意点について解説します。
テーマを取り入れられるアイテムや、具体的な取り入れ方についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

2023年08月29日更新

Contents

  1. 結婚式のテーマとは
  2. 結婚式のテーマを決めてコンセプトを定めよう
  3. テーマを決めるときの注意点
  4. 結婚式のテーマはどうやって決める?
  5. 伝えたい気持ちや言葉から決める
  6. 好きな色から決める
  7. 共通の趣味から決める
  8. 思い出の場所や食べ物から決める
  9. 好みのテイストから決める
  10. 季節や自然のものから決める
  11. テーマを取り入れられるもの
  12. 結婚式の演出
  13. ペーパーアイテム
  14. ムービー・音楽
  15. 会場の装花・装飾
  16. 料理
  17. 衣装・小物
  18. 引き出物・プチギフト
  19. 結婚式のテーマを決めてふたりらしさを表現しよう

結婚式のテーマとは

「結婚式の準備をしよう」と思ったけれど決めることがありすぎて大変……、とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、まず「結婚式のテーマ」を決めてみては。
結婚式のテーマがあると、結婚式の準備がスムーズに進みやすいです。
それでは、結婚式のテーマについて解説します。

結婚式のテーマを決めてコンセプトを定めよう

結婚式のテーマとは、ふたりが理想とする結婚式のかたちのことです。
たとえば「周囲の方に感謝を伝えたい」や「ゲストにリラックスして楽しんでほしい」などが、テーマの例として挙げられます。

最近では、結婚式で「自分たちらしさ」を意識するカップルが増えています。
一生に一度きりの大切なイベントである結婚式。
ふたりらしい結婚式にするために、準備をはじめる前に「テーマ」を決めるのがおすすめですよ。

なお、テーマとコンセプトは混同されやすいのですが、コンセプトは「テーマを表現するための手段」です。
まずはテーマを決めてから、具体的なコンセプトを定めていきましょう。

結婚式のテーマを決めると、次のようなメリットがあります。

スムーズに結婚式の準備ができる
結婚式全体に統一感が出る
ゲストの心に残りやすい
やり残しが生じにくい

ウェディングドレスや結婚式場を選ぶときに「どれも素敵だな」と思うと、決めるまでに時間がかかります。
また、カップルの意見が完全に一致するのは難しいですよね。
そこで、「テーマに沿っているのはどれか」という基準ができれば、お互いに納得しながら結婚式の準備を進められます。

テーマの定まった結婚式は統一感があるのはもちろん、ゲストの心にも残りやすいです。
さらに、ふたりでじっくりとテーマを話してから準備を進めるので、心残りが生じにくいです。

テーマを決めるときの注意点

テーマを決めるときの注意点を3つご紹介します。

ふたりで話し合って決める
自分たちだけでなくゲストも楽しめるように意識する
テーマが決まった段階でプランナーに相談する
両親に相談しておく

結婚式は「ふたりのための」イベントです。
「自分の意見を伝えること」と「相手の意見を聞くこと」を大事にして、お互いが納得のできるテーマを探しましょう。

加えて、結婚式はゲストをもてなす場であることも忘れずに。
「新郎新婦がしたいこと」を追求しすぎて、ゲストが置き去りになってはいけません。
「自分たちがしたいこと」からスタートして、「ゲストにも満足してもらう」にはどうしたらよいかを考えてみてください。
参加したすべての方々が「よかった」と感じられるような結婚式になれば素敵ですね。

テーマにもとづいて会場装飾を行うので、プランナーに早めに相談する必要があります。
希望の演出ができそうか、追加費用が発生するのかを聞いておきましょう。

両親が伝統的な結婚式をイメージしている場合、昔とは違う形式に驚いてしまう可能性があります。
結婚式のテーマが固まってきたら、一度相談しておくと安心です。
相談する際は、テーマを決めた理由や表現したいことを説明すると理解を得やすいですよ。

結婚式のテーマはどうやって決める?

ここからは、結婚式のテーマの具体的な決め方をピックアップします。

伝えたい気持ちや言葉から決める
好きな色から決める
共通の趣味から決める
思い出の場所や食べ物から決める
好みのテイストから決める
季節や自然のものから決める

それぞれ以下で見ていきましょう。

伝えたい気持ちや言葉から決める

伝えたい気持ちやこれから大事にしたい言葉、好きなフレーズからテーマを決めます。
「感謝の気持ちを伝えたい」や「ふたりで大切にしている言葉がある」というカップルにおすすめの方法です。

たとえば「愛」や「希望」、「感謝」、「絆」、「おもてなし」など。
「The Best Day Ever(これまでで最高の日)」や「Together Forever(ずっと一緒に)」といった英語のフレーズを使うとスタイリッシュな演出に仕上がります。
漢字やカタカナ、ひらがなを使うのかでも印象が異なるので、自分たちらしさが表現できる言葉を探すのがポイントです。

「絆」をテーマにした場合、ゲスト参加型のイベントを用意するのもよいでしょう。
「おもてなし」を意識するならば、アットホームな雰囲気作りをしてみては。

好きな色から決める

ふたりの好きな色をテーマカラーにすると、会場全体のコーディネートがまとまります。
お互いの好きな色を組み合わせるのもオシャレですね。
複数の色を取り入れるならば、3色におさめると統一感がでやすいです。
また、ドットやストライプ、チェックといった柄をテーマにすると個性をアピールできるでしょう。

「憧れの結婚式場がある」や「ウェディングドレスはこれを着たい」といったこだわりのある方には、式場・ウェディングドレスに似合う色をテーマにするのがおすすめ。
性格に似合う色や、季節にあわせた色を選ぶのも方法のひとつです。
「マリンアクティビティが好きなので青をテーマにする」のように、趣味からカラーを連想するカップルもいます。

色ごとに意味や与える印象は異なります。
参考として、色ごとの特徴を以下にまとめました。

青は結婚式でも特別な意味があります。
「サムシングブルー」という言葉をご存じでしょうか。
花嫁の幸せを願うおまじない「サムシングフォー」のひとつで、結婚式に青色を取り入れると幸運を引き寄せると言われています。

幸せな結婚生活が送れるように、アクセントカラーとして青色を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

共通の趣味から決める

共通の趣味があるカップルは、趣味から連想できるモチーフを取り入れるとオリジナリティを演出できます。
スポーツや旅行、音楽、ゲームなど。キャンプが趣味ならば、緑に囲まれた式場を選ぶとよいですね。
好きな動物やキャラクターをテーマにするのもおすすめです。

好きなものに囲まれた空間なら、新郎も新婦も自然と笑顔になれるでしょう。
周囲の方からも「ふたりらしくて素敵だな」と感じてもらえるはず。

趣味をテーマにするときは、知っている方・知らない方どちらもワクワクできるような演出を意識してみてください。
サッカーをテーマにした場合、サッカーを知らない方でも「面白いな」と感じることが重要です。

思い出の場所や食べ物から決める

思い出の場所や食べ物も、人気のテーマのひとつです。
具体的には、以下のような例が挙げられます。

初めて出会った場所
初デートの場所
一緒に旅行した場所
ふたりの地元の名産物・文化
好きな地域の料理
実家で育てた野菜・果物

出会った場所に近い式場を探したり、地物の名物を料理に取り入れたりなど、思い出に関連したテーマにすることで、オリジナリティのある結婚式になるでしょう。

「初めて会ったときの印象はこうだった」や「旅行先でこんなことがあった」など、さまざまな出来事を思い出して会話がはずみそうです。
思い出の場所や食べ物にふれると、お互いの絆を再認識できますよね。
さらに、ゲストがふたりの思い出を知るきっかけにもなります。

好みのテイストから決める

好みのテイストから決めると統一感のある雰囲気になり、おしゃれ度が一気にアップします。
代表的なテイストを、いくつかご紹介しましょう。

ナチュラル
スタイリッシュ
クラシカル
アットホーム
和モダン
和風
アンティーク
大人かわいい
メルヘン
カラフル

迷ったときは普段のファッションをヒントにすると、好みのテイストが見つかりやすいです。
お互いに関するキーワードを書き出してみると、意外な発見があることも。
「歴史あるものに魅力を感じる・手作りのものが好き」といったキーワードが出てきて、アンティークテイストが自分たちにぴったりだと気づくかもしれません。
「ナチュラル&アットホーム」のように、テイストを組み合わせるパターンもあります。

季節や自然のものから決める

季節をテーマにしたウェディングは、四季のある日本だからこそできる形式です。
国際結婚で結婚式を日本で挙げるカップルの場合、日本らしい演出は海外出身のゲストにも喜ばれるでしょう。

式を挙げる季節にしても、お気に入りの季節にしてもよいですね。
季節をテーマにすると、カラーやテイスト、モチーフもすんなりと決まります。

それぞれの季節ごとに印象や相性のよい色、関連するモチーフを表にまとめました。

季節の他にもクローバーや貝殻、星、月といった自然のものは、装飾や小物に取り入れやすいテーマです。

テーマを取り入れられるもの

テーマを取り入れられるものは、次の通りです。

結婚式の演出
ペーパーアイテム
ムービー・音楽
会場の装花・装飾
料理
衣装・小物
引き出物・プチギフト

具体的なアイデアをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式の演出

決定したテーマにもとづいて、結婚式の演出を考えてみましょう。
テーマが「海」の結婚式におすすめなのは「サンドセレモニー」です。
砂合わせの儀とも呼ばれ、色のついた砂をひとつの容器に注ぎ込んでサンドアートを作る演出です。
作成したサンドアートは、インテリアとして飾ることができます。
家族やゲストも一緒に行う参加型にすれば、会場の一体感が高まるでしょう。

挙式後に会場から出てきた新郎新婦に、ゲストが花びらをまく「フラワーシャワー」は結婚式で定番の演出ですが、少しアレンジを加えるパターンも人気のようです。

テーマの季節にあわせた花びらにしたり、リボンを使った「リボンシャワー」にしたりと工夫が可能です。
きらきらとした紙ふぶきを使う「コンフェッティシャワー」は、写真映えもバッチリです。

ペーパーアイテム

ペーパーアイテムとは、紙で作られる次のようなアイテムのことです。

招待状
席次表
席札
メニュー表
芳名帳
サンキュータグ

メッセージやモチーフを入れれば、ゲストに結婚式のテーマを伝えられます。
紙の色や質感、添えるアイテムによってもガラリと印象は異なりますよ。
たとえば、シーリングスタンプやドライフラワーを取り入れれば、アンティーク感をプラスできます。

ペーパーアイテムは、手作りしやすいアイテムです。
自分たちで用意することで、おもてなしの想いを込められるだけでなく、コストダウンにもつながります。

ムービー・音楽

思い出の音楽やふたりが好きなBGMで、披露宴の雰囲気を盛り上げましょう。
テーマが「愛」ならば、タイトルや歌詞に「愛」が入っている曲を選んでみては。
シーンや演出に適した音楽を選曲することが大切です。

結婚式で上映するムービーは、主に3種類があります。

【オープニングムービー】
内容:披露宴にて新郎新婦が入場する前に流す
上映時間:1分~3分

【プロフィールムービー】
内容:新郎新婦がお色直しするタイミングでふたりのプロフィールを紹介する
上映時間:3分~5分

【エンドロール】
内容:新郎新婦が退場したあと、お見送りの準備をしているときに流す
上映時間:3分~5分

動画編集ツールを使えば自作も可能です。
「クオリティにこだわりたい」または「制作する時間がない」という方は、プロに依頼しましょう。

もちろん、3種類とも作成する必要はありません。
自分たちのスタイルにあわせてムービー演出を取り入れてみてください。

会場の装花・装飾

装花とは、挙式会場や披露宴会場を飾る花のことです。
装花・装飾は会場のイメージを左右する重要なアイテム。
ウェディングケーキやキャンドルにお花を飾れば、印象がぱっと華やかになります。
ナチュラルテイストなガーデンウェディングには、白い花とグリーンの葉が似合いますね。

結婚式が始まるまでにゲストをお迎えする「ウェルカムスペース」は、自由度が高くテーマを取り入れやすい場所です。
ウェルカムボードにメッセージを書いたり、テーマに関連した小物を飾ったりするとよいでしょう。

ゲストテーブルや入口、受付も飾り付けをこだわりたいポイントですね。
フォトパネルやフォトフレームを用意して、ゲストが自由に写真を撮れる「フォトスペース」を設けることもあるようです。

料理

結婚式の料理が美味しいと、自然とゲストの満足度が高まります。
「料理が美味しい結婚式は呼ばれて嬉しい」という声も少なくありません。
そのため、料理はゲストのおもてなしにおいて重視したい要素のひとつです。

式場によっては料理を「オーダーメイド」または「アレンジを加える」ことが可能な場合があるので、事前に確認しておきましょう。
ふたりの地元の特産物を使った料理や、思い出の味を再現した料理などのアレンジが人気です。
デザートビュッフェに、テーマにまつわるモチーフをあしらったピックを添えると、さりげなくテーマをアピールできます。

衣装・小物

ドレスやブーケ、ヘアメイク、アクセサリーにもテーマを取り入れられます。
これまでは生花のブーケが主流でしたが、ドライフラワーを選ぶ花嫁が増えています。
くすんだ色味によって、アンティークでナチュラルな雰囲気を演出してくれる点が人気のポイントです。

「春」がテーマの会場では、ピンクのカラードレスが映えそうですね。
「プリンセスライン」はキュートな雰囲気、「マーメイドライン」はエレガントな雰囲気と相性がぴったり。
ドレス選びでは色やデザイン、雰囲気に注目してテーマにあったものを選びましょう。

ケーキカットや指輪交換など、指に注目が集まる場面が多い結婚式では、指先までおしゃれに気をつかいたいものです。
テーマにあわせたネイルをすれば、気分がより一層上がります。

引き出物・プチギフト

ゲストを見送る際に手渡すプチギフトや、参列したゲストに対して感謝の意を込めて贈る引き出物にもテーマを取り入れてみましょう。
たとえば、次のような形でテーマを取り入れられます。

テーマカラーでラッピングをする
テーマにしているフレーズをタグに入れる
テーマに関するモチーフのシールを貼る
テーマカラーの造花・ドライグリーンをつける

引き出物・プチギフトにテーマにまつわる工夫がこらされていたら、結婚式が終わったあとも「素敵な結婚式だったな」とゲストに振り返ってもらえるはず。
最後までゲストにおもてなしを感じてもらえるように、こまかな部分までふたりらしさを散りばめましょう。

結婚式のテーマを決めてふたりらしさを表現しよう

今回は結婚式のテーマの決め方や、決める際の注意点をご紹介しました。
伝えたい気持ちや好きな色、共通の趣味から考えるとテーマが決まりやすいですね。
具体的には、ペーパーアイテムやムービー、演出、装花・装飾などにテーマを取り入れられます。

お互いに納得できるまで話し合ってテーマを決めることが、悔いの残らない結婚式にするコツです。
ただし、ふたりのやりたいことを重視するあまり、ゲストが置き去りにならないように注意しましょう。
自分たちとゲストが、共に心地よい時間を過ごせるように内容を考えてみてください。

本記事は、2023年08月29日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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