結婚指輪をなくしたときの対処法は?相手に相談して再購入を検討しよう
ふたりの愛を象徴する結婚指輪。そんな結婚指輪を失くしてしまうと、ショックですよね。
「結婚指輪を失くすなんて、とんでもないミスをしてしまった」と思うかもしれませんが、指輪を紛失するケースは少なくありません。
手を洗う、皿洗いをする、仕事で着替える…といったタイミングで指輪を外すときは要注意。
指輪は小さくてまるいので、思わぬ方向に転がっていく可能性もあります。
今回は結婚指輪を失くした際の対処方法や、失くさないためにできることをご紹介します。
失くしやすい場所もピックアップするので、ぜひ参考にしてみてください。
2023年12月28日更新
Contents
結婚指輪をなくしてしまったら、どうすればいい?
大事な結婚指輪を失くしてしまったら、ショックでどうすべきか分からなくなる可能性がありますが、指輪を失くしたときは、焦らず落ち着いて探しはじめましょう。慌てていると注意力が低下し、結果として目の前にあるものを見逃しやすいです。
指輪をなくして困っている方のために、結婚指輪を失くしやすい場所や失くした場所の思い出し方について解説していきます。
まずは落ち着いて、記憶を辿ろう
結婚指輪を失くしてしまった場合、まずは落ち着いて記憶を辿りましょう。「焦って再注文をしたけれど数日後に見つかった…」といった事態は避けたいもの。余計な費用をかけないために、できる限り探してから再注文を検討してください。
ちなみに、「結婚指輪は失くしても探さないほうがよい」というジンクスがあることをご存じでしょうか。このジンクスは「結婚指輪がなくなったのは悪いことを引き受けてくれたから」という考えにもとづいているものなので、実際に結婚指輪をなくした場合は、早めに探すのがおすすめです。
時間が経つにつれて、記憶が薄れたり何らかの要因で動かされたりする確率が高まるため、気づいたら早めに探すことが大切。
記憶を整理するためも、まずは時系列順に自分の行動を書き出してみましょう。「この時点までは結婚指輪を身につけていた」や「家に帰った時点では失くしていた」のように振り返ってみると、失くした場所と時間が絞り込めてきます。
家の中でなくしやすい場所
家の中では、以下のような場所で結婚指輪を失くしやすいです。
●キッチン
●洗面所
●お風呂
●トイレ
●排水溝
●家具と壁のすきま
●カバンやポケットの中
手を洗うときや水仕事をする際に、結婚指輪を外す方は多いはず。外したまま忘れてしまって紛失するケースが多いので、水回りは念入りに探しましょう。
排水溝に流してしまった場合でも、まだ配水管の中にとどまっている可能性も。専門業者に配水管の分解を依頼すると、指輪を取り出してもらえるかもしれません。
その他、家具と壁のすきまや冷蔵庫の裏、ソファのすきまに落ちているケースや、カバンやポケットの中も、失くしやすい場所のひとつです。
なくしものをしたときは、「ないと思っていたけれど、実はすぐそばにあった」なんて経験はありませんか?「最初に探した場所で探し物が見つかった」というケースは多いので、一度探して見つからなかった場所も、落ち着いてからもう一度探してみてください。
外出先でなくしやすい場所
外出先で失くしやすい場所は、以下の通りです。
●職場の更衣室
●飲食店の机
●宿泊施設の水回り
●商業施設や駅のトイレ
自分がとった行動やしぐさを再現すると、記憶がよみがえりやすいです。もし記憶があいまいならば、自分ひとりで探すよりも一緒に行動した人と探すのもおすすめ。二重でチェックすることによって探すスピードがはやまり、見つかる確率がアップします。
外出先で撮影した写真も手掛かりのひとつです。撮影時点で失くしていたのかどうか、自分の手元をチェックしてみましょう。
長時間探し続けていると、集中力が低下して効率が悪くなりがち。適度な休憩は「そういえば、あそこで外したかも…」と思い出すきっかけをつくります。
気持ちが落ち着けば集中力が高まるので、休憩をはさみながら探してみてください。
失くした場所がある程度特定できたら、施設の管理室や遺失物センターに問い合わせましょう。
おまじないを試してみる
心当たりの場所をすべて探してみたけれど見つからない…というときは、おまじないを試してみては。おまじないなので必ず見つかるわけではありませんが、数パーセントに期待を込めてチャレンジしてみてください。
探し物におすすめのおまじないを、2つご紹介します。
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【はさみさん】
用意するもの:はさみ
やり方:はさみを自分の耳の横で持ち、開閉しながら「はさみさん、はさみさん、結婚指輪はどこにありますか」と唱える
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はさみを用意して唱えることでなくしものが見つかるというおまじないです。おまじないの際は、はさみは無理に耳に近づけすぎず、髪や耳、顔を傷つけないように注意しましょう。
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【たぬきがこけた】
用意するもの:なし
やり方:「たぬきがこけた」と唱えながら探す
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「たぬきがこけた」のおまじないは、道具が必要ないのですぐに実践できます。「たぬきがこけた」と唱えながら探すと、探し物が見つかりやすいと言われているおまじないです。おまじないのフレーズを唱えるだけでも、自然と心が落ち着いてくるかもしれません。
「見つからない…」と焦っていては、注意力が欠けて悪循環になります。おまじないに頼るとストレスが軽減されるので、冷静な判断力につながるかもしれません。
結婚指輪をなくしたときにやること
結婚指輪を失くしたときの対処法は、以下の4つです。
①パートナーに相談・報告
②紛失届を提出
③購入店に保証サービスがないか確認
④再購入や代わりのものの購入を検討
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①パートナーに相談・報告
パートナーに結婚指輪の紛失を相談・報告する際は、「悲しませたくない」や「許してくれなかったらどうしよう」と不安に感じますよね。後ろめたい気持ちはわかりますが、ある程度捜索して見つからなければ、早めに相談するのがよいでしょう。
結婚指輪は「ふたりの愛の象徴」です。ひとりの問題ではなく、ふたりの問題とも言えます。 失くしたことを隠していると、罪悪感を抱えながら生活しなければいけなくなります。
隠していることが発覚するよりも自分から謝罪したほうが、「許そう」とパートナーも感じるはずなので、精一杯の気持ちを込めて、謝ってください。
また、パートナーに打ち明けて一緒に探してもらえると、探せる範囲が広がる点もメリットです。「よくここに物を置いているよね」や「昨日あそこの家具を動かした」など、思わぬアドバイスがもらえる場合も。
もしパートナーが結婚指輪を失くしたときは、怒るよりも冷静な対処を心がけましょう。「一緒に探そう」と前向きに捉えることが大切です。
②紛失届を提出
外出先で失くしたならば、警察に「遺失物届」を提出しましょう。提出するのは、警察署でも交番でも問題ありません。
遺失物届を出すために、整理しておきたいポイントは以下の通り。
●失くした日時や場所、経緯
●行動範囲
●訪れた施設
●利用した交通機関
●結婚指輪の特徴(色や形、刻印など)
オンラインでも提出可能ですが、直接提出するほうが早く見つかりやすいのでおすすめ。「小さい指輪が見つかるはずない…」と諦めてはいけません。というのも、指輪のような大切なものは親切な方が届けてくれている可能性が大いにあります。
また、警察庁の落とし物検索ページでは、都道府県を選択して落とし物の検索も可能なので、ぜひ活用してみてください。
その他、リアルタイムでメッセージをやり取りできるSNSを活用し、情報を拡散するのも手段のひとつ。ただしトラブルに巻き込まれないように、個人情報の取り扱いには注意が必要です。
③購入店に保証サービスがないか確認
いくら探しても見つからないときは、購入店に保証サービスがないかを確認してみてください。一部のブランドや店舗では「紛失保証サービス」がついているケースがあります。「メインストーン以外は紛失保証がついている」や「割引価格で同じ指輪を購入できる」などサービス内容はさまざまなので、まずは購入店に問い合わせてみましょう。
オーダーメイドの指輪でも、デザインが残っていると同じものを作ってもらえる可能性があります。
④再購入や代わりのものの購入を検討
なかなか気持ちを切り替えられないかもしれませんが、紛失した場合は「同じもの」または「代わりのもの」の購入を検討してみてください。大事なのは、ふたりで相談して納得のいく答えを出すこと。
実は、結婚指輪を失くすケースは珍しくありません。できる限り探したあとは、「新しい指輪を購入しよう」と前向きに捉えてみるのも手。片方のみ購入するのは縁起が悪いと考えられているので、ペアで買い替えるのがおすすめです。
結婚指輪を買い替えるメリットは3つあります。
●新婚時代の気持ちを思い出せる
●今のふたりに合ったデザインにできる
●経済的な余裕から新婚時よりも高品質なものを購入できる
「結婚指輪は一生もの」と言われますが、紛失していなくてもサイズが合わなくなったり、指輪が劣化したことを理由に、2本目の結婚指輪を意味する「セカンドマリッジリング」を新調するカップルも増えています。
また、結婚10年目や20年目のタイミングで購入する、アニバーサリーリングとして再購入する方も。
なくしたことをきっかけに、ふたりの節目のタイミングでアニバーサリーリングやセカンドマリッジリングとして新たな指輪を探してみるのはいかがでしょうか。
結婚指輪をなくさないためにできること
結婚指輪を失くさないためにできることを3つご紹介します。
●常に身につけておく
●結婚指輪の定位置を決める
●メンテナンスの習慣をつくる
「結婚指輪を失くしてしまった、どうしよう…」という経験はしたくないものです。失くさない予防策を知り、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
常に身につけておく
結婚指輪を失くさない最もシンプルな対策方法は、常に身につけておくことです。何らかのタイミングで指輪を外すと、紛失する原因になってしまいます。水仕事やお風呂の際に指輪を外す方は多いですが、外す回数を減らす分だけ紛失する確率を下げられます。
ただし指輪をつけっぱなしにする際は、シャンプーや石けんの洗い残しに注意が必要。指輪の汚れや肌荒れにつながったり、素材によっては、入浴剤・温泉の成分が変色を引き起こす可能性も。
常に身につけておきたいという方は、購入する前に「指輪をつけたままお風呂や温泉に入っても問題ないか」を確認してみてください。
結婚指輪の定位置を決める
「仕事場でアクセサリーが禁止されている」または「傷や汚れがつくリスクを避けるために家事をするときは外したい」といった場合もあるでしょう。そのような方は、結婚指輪をどこに置くのか定位置を決めておくと紛失を予防できます。気分によって置き場所を変えていると、どこに置いたかを忘れてしまうので、定位置を決めるのはおすすめ。
結婚指輪の定位置としては、以下のような場所があげられます。
【自宅の場合】
・指輪用のケースやリングトレー
・リングスタンド
・ドレッサーの引き出し
【外出先の場合】
・アクセサリーボックスや小さめのポーチ
ケースに保管すると、汚れや傷から指輪を守ってくれる点もメリット。トレーやスタンドに飾ると、大切な結婚指輪が目につきやすい点もポイントです。
カバンのポケットは穴があいている場合があるので、おすすめできません。常にカバンの中にアクセサリーボックスか小さめのポーチを入れておくと、外さなければならない急な事態に備えられます。
アクセサリーの保管を目的としたグッズは数多く存在するので、お気に入りのものを見つけてみるのはいかがでしょうか?
メンテナンスの習慣をつくる
指輪の紛失対策としておすすめなのが、定期的に指輪のメンテナンス習慣をつくることです。
指輪のクリーニングやサイズ調整などでブランドにメンテナンスを依頼しましょう。購入時の保証として、アフターサービスがついていることも多いので、購入したショップに確認しましょう。
ちなみに、アフターサービスはショップにより異なり、対応可能な範囲が定められていたり、初回のみ無料だったりすることも。
また、サイズが合わなくなった指輪を長期間つけないことも指輪の紛失につながるので、サイズが合わなくなった場合は、サイズのお直しを依頼するのもおすすめです。
サイズ調整にかかる期間は3週間程度。クリスマスやゴールデンウィーク前などの繁忙期になると、それ以上かかることもあるので、記念日までにサイズを直したい方は、1ヶ月前に依頼しておくと安心です。
大切な結婚指輪を失くしてしまった際は、まずは冷静になって記憶を整理することが重要です。自分の行動を振り返って、いつ・どこで失くしたのかを思い出しましょう。
心当たりの場所を探しても見つからないときは、パートナーに相談してみてください。外出先で紛失したならば、遺失物届を提出するのを忘れずに。いくら探しても見つからない場合は、新しい指輪を新調してみてはいかがでしょうか。
常に身につけておけば、結婚指輪を失くしにくいですね。サイズが合っていないと「いつの間にか指からすり抜けている…」なんて事態もありえます。定期的にメンテナンスをして、サイズの合った指輪を身につけましょう。