結婚式の受付のお礼選び|予算・喜ばれる品・渡し方などを解説

結婚式の受付のお礼選び|予算・喜ばれる品・渡し方などを解説

結婚式は、ゲストの方々に協力を募ることで進行します。
司会者・スピーチ・余興など、ゲストが挙式・披露宴に参加するシーンは多いものです。
なかでも「受付役」は結婚式の顔でもあり、信頼できる友人や親族に依頼する人が多いのではないでしょうか。

今回は、結婚式の受付という大役を担ってくれた相手へのお礼についてご紹介します。
受付にはスムーズな会場への案内やお金の管理など、重要な役割があります。
受付のお手伝いをしてくれた相手に正しい結婚式マナーでお礼を返し、気持ちよく参加してもらいましょう。

2023年09月20日更新

Contents

  1. 結婚式の受付をお願いしたらお礼は必要?
  2. 結婚式の受付は誰に頼む?
  3. 受付をお願いしたらお礼は必要?相場は?
  4. お礼はいつ渡す?
  5. 結婚式の受付のお礼におすすめのプレゼント
  6. 現金
  7. ギフトカード
  8. お菓子
  9. お茶やコーヒーなどの飲み物
  10. コスメ・ボディケア
  11. 文房具・日用品
  12. 新婚旅行のお土産
  13. 結婚式の受付のお礼を渡す方法
  14. 現金はご祝儀袋やポチ袋に入れて渡す
  15. 手紙やメッセージカードをお礼に添える
  16. 会場の規模や労力に応じて、適切な品・金額を贈ろう

結婚式の受付をお願いしたらお礼は必要?

ここでは、結婚式の受付係へのお礼について基本を解説します。
受付は結婚式を円滑に進めるために欠かせない大切な役目です。
事前に正しいマナーを調べて、失礼がないように対応していきましょう。

結婚式の受付は誰に頼む?

結婚式の受付は、両家それぞれ2人ずつ用意するケースが多いようです。
大人数の挙式なら3人、少人数なら1人ずつと調整していきます。
一般的には信頼できる友人や職場の同僚、後輩が選ばれます。

親族中心のアットホームな挙式の場合は、兄弟・姉妹・従妹に頼むことが一般的です。
厳格なルールはないため、会場の規模や関係性によって頼むとよいでしょう。
大きな金額を取り扱うため、時間にルーズな人は避けて社会的な常識がしっかり伴っている人物を選びます。
トラブルが起こっても慌てずに対応できるような冷静な人かつ、式場に来たゲストに常に笑顔を向けられるような人物が理想的です。

受付を頼む相手には、結婚式の招待の連絡をするときに個人的にお願いします。
場合によっては簡単な打ち合わせも必要です。
事前に予定の確保と打診をしたうえで、招待状にあらためて付箋を挿入しましょう。
手作りのメッセージカードを添えると気持ちが伝わり好印象です。

受付をお願いしたらお礼は必要?相場は?

受付の仕事は、時間的な拘束やお金の取り扱いなどのプレッシャーもあります。
協力してくれたゲストには、マナーとして必ずお礼を用意しましょう。
結婚式の受付を担当してくれた相手へお礼を贈る場合、相場は3000円~5000円です。

結婚式関連のイベントでは、偶数は割り切れるため縁起が悪く避けられます。
現金を渡す場合は、3000円や5000円などの奇数で渡すように心がけてください。
品物を贈る場合も同様の価格帯が望まれます。
予算や会場の規模と相談しながら決定していきましょう。

お礼にはギフトカードも好まれますが、多くの花嫁や花婿が品物もしくは現金を選んでいるようです。
相手の好みがわからないときは現金やギフトカード、記念に残るものを贈りたいときには品物を選ぶとよいでしょう。

お礼はいつ渡す?

受付へのお礼の渡し方は、受付の業務が始まる前に渡すのが望ましいでしょう。
新郎新婦は本番の準備や流れの確認で忙しいため、新郎新婦の両親や兄弟が代わりに渡すケースが多い傾向にあります。
場合によっては、相手の出迎えから親族が対応することもあるでしょう。
渡す際には「本日はよろしくお願いします」と挨拶を添えてください。

ただし何らかの事情で受付前に渡すことが難しい場合は、挙式後の披露宴会場で着席するタイミングや、送賓のタイミングで渡すことも。

どうしても当日に渡すタイミングがない場合は後日になることもあるかもしれません。
受付後にバタバタと忙しいなかで渡すよりも誠意を感じられる対応ですが、担当者からすると「いつ貰えるの?」とモヤモヤを抱くことも。

そのため、受付前に渡さない場合は「後日あらためてお礼をさせていただきます」と一言添えたうえで、できる限り早く連絡しましょう。
またお礼を品物で渡す場合は、手紙を添えて披露宴のテーブルに置く場合もあります。

ただし受付のお礼を渡すタイミングに明確なルールはないため、お互いが誤解なく気持ちよく渡せるのであればいつでも構いません。
受付担当者が不安なく受付を行えるよう、迷ったら式場のスタッフにも相談しておくのもいいでしょう。

またご祝儀と同様に、式場スタッフは基本的に現金を保管してはくれません。
中身がいくらであろうと取り扱いに注意したうえで、なるべく早い段階で手渡すよう心がけてください。
受付役は芳名帳・主賓・席次表などの確認で慌ただしいため、人が集まる前に渡すよう配慮しましょう。

結婚式の受付のお礼におすすめのプレゼント

ここでは、結婚式場の受付のお礼におすすめのプレゼントをご紹介します。
受付業務は集合時間も早く、心身の負担が大きいですよね。
ただでさえ服装やヘアメイクでコストを使ってくれている相手には、相応のお礼を用意したいものです。

それぞれのアイテムのポイントや注意点をチェックして、ふたりの感謝の気持ちが伝わるプレゼントを選びましょう。
受付へのギフト内容に迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

現金

現金をお礼で渡す場合は新札を選びます。
現金のお礼は相手の好きなものに使えるため、最もオーソドックスな選択といえるでしょう。
ただでさえ荷物がかさばりやすい日のため、ポーチや財布に簡単に入れて持ち帰れるという点でも喜ばれます。
次項には現金を渡すときのマナーについても記載しているため、ぜひ参考にしてください。

ギフトカード

ギフトカードも、現金と同様に好きな対象に使える点がメリットです。
飲食店のギフト券・ビール券・商品券など、相手の趣味嗜好に合わせた内容を選びましょう。
たとえばカフェが好きな相手の場合では、スターバックスのギフトカードが人気です。
現金と合わせてささやかなギフトカードを同封する人も多い傾向にあります。
またギフトカードと同様に、結婚祝いでも人気のカタログギフトも喜ばれるでしょう。

お菓子

受付のお礼では、披露宴後に持ち帰りやすい大きさのお菓子もおすすめです。
マカロンのような華やかなものはお祝い事らしく人気です。
複数のスイーツが入ったギフトセットでもよいでしょう。
引き出物と同様に日持ちや賞味期限には注意してくださいね。

お茶やコーヒーなどの飲み物

お茶やコーヒーなどの飲み物のギフトは高級感があり、受付へのお礼でも人気です。
ただし相手が妊娠・授乳中であったり、紅茶やコーヒーを嗜まない場合は、かえって迷惑になってしまう可能性もある点に注意してください。
渡す場合はボトルではなく、茶葉やドリップコーヒーのような持ち帰りやすい形状を選びます。

コスメ・ボディケア

美容に関心がある女性に受付を頼む場合は、コスメやボディケアアイテムも喜ばれるはず!
カップルで癒し系のレジャーが好きな場合は、カップルプランのリラクゼーションチケットもよいですね。
名入りのブランドコスメやミニコフレなども、特別感のあるギフトにピッタリです。

文房具・日用品

普段は自分では買わないような文房具・日用品は、男女問わず喜ばれます。
たとえばガラス製の万年筆や本革製のペンなど、ビジネスシーンでも使える上質なアイテムを贈りましょう。
ペンを贈る際は交換用のインクも1セット添えると親切です。
カトラリー関連は持ち運びのリスクがあるため避けたほうが無難です。

新婚旅行のお土産

結婚式前にハネムーンに行った場合は、新婚旅行のお土産も選択肢に入ります。
お酒好きなら現地の名酒、家族がいるなら小分けのお菓子、料理好きなら調味料など、相手に合わせたギフトを選択しましょう。

結婚式の受付のお礼を渡す方法

ここでは、結婚式の受付でお礼を渡す方法をご紹介します。
受付のお礼は、心付けや遠方からのゲストのお車代とは別に渡すものです。
封筒の種類や包み方にも気を配り、2人の挙式に協力してくれた相手への感謝の気持ちを伝えましょう。

現金はご祝儀袋やポチ袋に入れて渡す

結婚式の受付に現金のお礼を渡すときは、ご祝儀袋やポチ袋に入れて手渡しします。1万円を超えない金額であれば、おしゃれなポチ袋に三つ折りで入れれば問題ありません。3000円ほどの金額で豪華なご祝儀袋を使うと、中身とのアンバランスを感じやすいためNGです。
またギフトカードを渡す場合は、現金とは別に用意するケースが多いようです。
多めに渡し過ぎると相手を恐縮させマナー違反になってしまうため、適度な金額の上限を意識してくださいね。

受付に渡すご祝儀袋・ポチ袋は、水引もしくは水引が印刷されているデザインを使います。
お祝い事のため水引は紅白・赤銀・赤金のなかから選んでください。
本数は「慶び・夫婦」などを表す10本一組の水引がベストです。

表書きには「御礼」、贈り主の名前には「受付を頼んだ新婦側・新郎側の苗字」を直筆で記載して渡します。
両家でお世話になる場合は連名で記載してください。
また結婚式は何度も繰り返すようなイベントではないため蝶結びは避け、紐の上部分が切られた「結び切り」のデザインを使用しましょう。

手紙やメッセージカードをお礼に添える

より感謝の気持ちを伝えたい場合は、品物や現金と一緒に、手紙やメッセージカードなどのささやかなお礼状を同封します。
結婚式が終わった後に読むことが予想されるため、お礼+式への協力の感謝を綴るとよいでしょう。

「○○さんのお陰で素敵な式になりました」「○○さんに頼めたので安心して準備ができました」のように、気持ちを込めたメッセージを添えます。
友達同士であれば「今日は手伝ってくれてありがとう!」のような親しみやすい言葉や書き方でも構いません。
手作り・手書きのカードは小さなサプライズ演出にもなり、心が温まります。

会場の規模や労力に応じて、適切な品・金額を贈ろう

今回は、結婚式の受付へのお礼についてご紹介しました。

・お礼の費用相場は三千~五千円ほど
・現金か品物から選ぶ人がほとんど
・ご祝儀袋やポチ袋の記入方法を確認する
・水引は10本一組の結び切り
・直接お礼ができない場合は後日でもOK

受付で丁寧な仕事をしてもらえると、ゲストが抱く結婚式へのイメージも良くりますよね。
受付の仕事内容には責任が伴うため、友人のなかで一番人間的な信頼が置ける人物を選ぶとよいでしょう。

お礼自体は気持ちが大切であるため、高級品や大金を渡す必要はありません。
規模や労力の具合によって、適切な品や金額を決定していきましょう。
また土壇場になって「受付係が決まっていない」という事態にならないように、スケジュールに余裕をもって打診することも大切です。

本記事は、2023年09月20日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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