エンゲージリングの意味や役割はなに?マリッジリングとの違いや人気ブランドも紹介
プロポーズや、結婚を意識し始めると気になるのがエンゲージリング。よく聞くとはいえ、あまり詳しく知らない方の方が多いかもしれません。ここでは、エンゲージリングの意味や役割、マリッジリングとの違いなどをわかりやすく解説します。
2023年09月28日更新
Contents
- エンゲージリングとは?
- エンゲージリング=婚約指輪のこと!
- エンゲージリングの由来・歴史について
- エンゲージリングの平均相場はどれくらい?
- エンゲージリングの購入割合はどれくらい?
- エンゲージリングは誰が買う?
- エンゲージリングは必要?役割や意味
- 1、ふたりにとっての決意表明・ケジメになる
- 2、周囲に婚約中であることが自然と伝わる
- 3、記念品になる
- エンゲージリングとマリッジリングの違い
- 役割、意味合いの違い
- 身につける人の違い
- つけるタイミングの違い
- 相場の違い
- デザインの違い
- エンゲージリングの人気ブランド
- Tiffany & Co.(ティファニー)
- Cartier(カルティエ)
- アイプリモ(I-PRIMO)
- 銀座ダイヤモンドシライシ
- 俄(にわか)
- ふたりの節目に、一生大切にできるエンゲージリングを
エンゲージリングとは?
映画やドラマなどでもよく見られる、パカッと箱を開けてプロポーズするシーン。ここで使われるのもエンゲージリングです。憧れることの多いエンゲージリングの歴史や由来とともに基礎知識をご紹介します。
エンゲージリング=婚約指輪のこと!
エンゲージリングとは、婚約指輪のこと。プロポーズする際に渡すのが一般的で、婚約の証・約束としてパートナーに贈られます。
プロポーズの際に贈られることから、事前に購入することが多い印象ですが、近年ではプロポーズ後にふたりで一緒に購入するカップルも増えています。
エンゲージリングの由来・歴史について
今では一般的なエンゲージリングですが、その起源は6000年以上前、太古のエジプトまで遡ります。その昔「結婚」という言葉は円のような形の象形文字で、その円を模し交換されるようになったのが円形の指輪のはじまりとされています。
当時は麻などで作られていましたが、時代が進むにつれ金属へと変化したと言われ、左手薬指につけるのも同時期からの慣習。
エジプトでは「心臓と左手薬指は太い血管でつながっているため、永遠の愛のエネルギーが注がれる」とされ、左手薬指へとはめるようになりました。
現在のダイヤモンドをあしらったエンゲージリングは、15世紀古代ローマ時代が始まり。貴族たちの間での流行から、19世紀以降には一般層にも広がりました。
日本では、1960年頃の高度経済成長期をきっかけに一般層にも定着。有名な「婚約指輪は給料三か月分」というフレーズもこの頃に生まれています。
エンゲージリングの平均相場はどれくらい?
エンゲージリングは、種類やブランド、オーダー方法などにもよって少し価格が違いますが、Rigraphが行ったアンケートでは20〜30万、30〜40万が平均価格であり、ボリュームゾーン。
マリッジリングに比べ、比較的高価な傾向です。
エンゲージリングの購入割合はどれくらい?
Rigraphが行ったアンケートでは、約94%のカップルが「結婚指輪を購入した」と答えています。
エンゲージリング・マリッジリングのかわりに、他のアクセサリーにする人も増えていますが、未だにほとんどの人がエンゲージリング・マリッジリングは購入検討、もしく購入しているようです。
エンゲージリングは誰が買う?
エンゲージリングは、一般的にプロポーズの際に贈られるものです。多くの場合男性や贈り手側が購入します。しかし、リングはサイズやデザインが難しく、せっかく買っても「好みが違う・サイズが違う」と言ったトラブルも起こりがちです。
そのため最近は、プロポーズのあとにふたりで指輪を選ぶことも増えてきています。サイズ違いなども起こりにくく、気に入ったデザインのものを購入できるのでふたりが納得できるものになります。
エンゲージリングは必要?役割や意味
現在の婚姻の形や、婚姻の品はさまざまで、中には「いらないから新居屋敷に当てたい」という人も少なくありません。エンゲージリングが必要なのか悩む瞬間もあるでしょう。エンゲージリングの必要性を役割や意味を交えて解説します。
1、ふたりにとっての決意表明・ケジメになる
結婚は、人生の中でも大きな決断です。夫婦になるだけではなく、お互いの家族や親戚付き合いなども増え、家族としてのつながりがより大事になるでしょう。エンゲージリングは「ふたりで一生を共に歩んでいこう」の決意表明や、その気持ちを忘れないためのものになります。
また、実際に結婚するまで、入籍するまでは、恋人でも夫婦でもない関係です。エンゲージリングがあることで婚約した実感・これからふたりでどう頑張るかを見るたび考え直せるものでもあるでしょう。
2、周囲に婚約中であることが自然と伝わる
左手薬指に指輪をすることで、周囲にも婚約中であることを伝えられるでしょう。そこまで深い関わりのない人にまでわざわざ婚約を伝えるのは…というときなどにも役立ちます。
また、プライベートな情報であり聞きづらかった人たちにとっても一目でわかるのがエンゲージリングのポイントです。
3、記念品になる
婚約の証になると同時に、婚約・結婚と人生の節目の記念品となるでしょう。エンゲージリングは今までにもらったどんなものよりも、これからもらうかもしれないどんなものよりも、ふたりにとって特別です。
また、プラチナやゴールドなどの素材で作られ、ダイヤモンドがついているエンゲージリングは資産となります。何かあった際のお守りがわりにもなるでしょう。
エンゲージリングとマリッジリングの違い
エンゲージリングと混同されやすいのがマリッジリングです。実は大きく役割や相場が違います。ここではエンゲージリングと、マリッジリングの違いを徹底解説します。
役割、意味合いの違い
エンゲージリングは婚約指輪のことを指し、マリッジリングは結婚指輪のことを指します。
一般的にエンゲージリングはプロポーズ時にどちらかが相手に贈り、マリッジリングは結婚式の際に2人が交換するものです。
エンゲージリングは「結婚・婚約の証」であるのに対し、マリッジリングは「結婚後の幸せや、一生をともにするパートナーとの証」でもあります。
身につける人の違い
エンゲージリングは、婚約の証として贈られるもののため身につけるのは贈られたパートナーのみです。
マリッジリング(結婚指輪)のように、お互いに交換するものではなく「結婚の約束・今後一生をともにする決意表明」として贈られるものです。
つけるタイミングの違い
エンゲージリングは、入籍前、婚約状態の時に着用します。一方でマリッジリングは結婚後普段から着用し続ける指輪です。しかし「つけ続けなければいけない」というルールがあるわけではなく、なくすのを防ぐためお出かけの際などだけ着用するスタイルも増えています。
また、エンゲージリングは結婚後、マリッジリングと合わせてつける場合もあれば、冠婚葬祭やたまのお出かけなどの際のみ重ね付けをして使用する人が多いでしょう。
相場の違い
エンゲージリングとマリッジリングの違いは、相場や価格にも現れています。
一般的に、マリッジリングの方が費用相場は低く、エンゲージリングの方が高価です。エンゲージリングはダイヤモンドを留めたデザインが多く華やかである一方、マリッジリングは互いがつけられるシンプルなデザインをペアで購入することが多いためです。
デザインの違い
エンゲージリングはマリッジリングと違い華やかなものが多く、ダイヤモンド付きの輝くデザインが人気の傾向にあります。
一方でマリッジリングは、シンプルで職場などでも着用できる普段使いがしやすいデザインが多い傾向です。パートナーとともに着用できるデザインであるものが選ばれます。
エンゲージリングの人気ブランド
ブランドによって、こだわりやデザインも違うエンゲージリング。何を基準に決めればいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。人気のブランドと選び方をご紹介します。
Tiffany & Co.(ティファニー)
花嫁の憧れブランドとも呼ばれる「Tiffany & Co.(ティファニー)」は、白いリボンがかかったティファニーブルーのボックスに入ったリングに憧れる女性も多いでしょう。婚約指輪の王道と呼ばれるデザインが多く、長年つけても飽きの来ないデザインで人気の高いブランドです。Rigraph内の決め手や感想にも「王道である」「憧れて」などが多く寄せられています。
Cartier(カルティエ)
シックでかっこいいイメージの「Cartier(カルティエ)」も、エンゲージリングで人気のブランドです。真っ赤な箱を開いた時に見えるどの角度から見てもエレガントな輝きのリングが人気で、SNSなどでみて決める人も多いリングです。
また、カルティエは店舗にいけばいつでもクリーニングをしてくれるため、少し汚れてしまったり定期的なケアをしたい時などにも安心です。
アイプリモ(I-PRIMO)
「アイプリモ(I-PRIMO)」は、ブライダルリング専門店で、「リング選びに迷った時最初に浮かぶブランド」であることをテーマにしています。200種類以上のリングデザインがあり、おしゃれなものから華やかさのあるものまで、自分や相手にとってベストなものが必ず見つかるでしょう。全国に展開されていて、アフターサービスもしっかりしているので、安心して受けることができます。
銀座ダイヤモンドシライシ
ブライダルジュエリーブランド「銀座ダイヤモンドシライシ」は、ダイヤモンドのみを取り扱う専門店です。「高品質のダイヤモンドをお求めやすいお値段で」をモットーに掲げているためお金面での不安も含めて相談ができます。
また、珍しいサービスとして、購入後の無期限メンテナンスサービスでリングの輝きを生涯サポート。ブライダルジュエリー専門店ならではのアフターケアも魅力です。
俄(にわか)
京都の老舗である俄(にわか)。京都の歴史とともに歩み育まれた美しさと確実な技術で、年代問わずに人気のブランドです。洗練されたデザインが多く、華やかで品が良いイメージのリングをもとめている人におすすめです。全てのリングには日本語名がついており、セミオーダーとして素材やダイヤの有無を選ぶこともできます。
ふたりの節目に、一生大切にできるエンゲージリングを
エンゲージリングの基礎知識や相場、人気ブランドをご紹介しました。ふたりの大事な未来への約束の一つとなるエンゲージリング。
高価であれば良いのではなく、今後夫婦になっていくお互いのことを考えつつマリッジリングと合わせて使えるものを選ぶと良いでしょう。プロポーズやエンゲージリングを渡すのは、一生のうちの大事なイベント。後悔しないよう、選びましょう。