婚約指輪の代わりの品は?人気の商品や価格の相場を紹介
「プロポーズといえば婚約指輪!」とイメージする人も多いでしょう。とくにサプライズプロポーズでは、魅力的なシチュエーションでエンゲージリングの箱を差し出されるようなシーンが想像されますよね。しかしカップルによっては、婚約指輪を贈らずにプロポーズを行うケースもあります。
今回は、あえて婚約指輪を贈らない理由や、おすすめの結婚記念品をご紹介します。ふたりにとって何が必要・不要なのかを相談し合いながら、納得できるアイテムを探していきましょう。ふたりの想いがこめられていれば、婚約指輪にこだわる必要はありません。
2023年10月18日更新
Contents
- 婚約指輪の代わりの品を選ぶカップルはどれくらい?
- 婚約指輪以外の品を選ぶ人の割合
- 婚約指輪を贈らない理由って?
- 1.使うシーンが少ないから
- 2.他のことにお金を使いたいから
- 3.相手がいらないといったから
- 指輪以外の婚約・結婚記念品には何を選ぶ?
- 【女性へのおすすめ】ネックレスやピアスなど指輪以外のアクセサリー
- 【女性へのおすすめ】腕時計
- 【女性へのおすすめ】バッグ
- 【男性へのおすすめ】腕時計
- 【男性へのおすすめ】スーツ
- 【男性へのおすすめ】財布
- 【物以外のおすすめ】結婚式費用にまわす
- 【物以外のおすすめ】旅行
- 【物以外のおすすめ】家具・家電
- 婚約指輪の代わりのものを贈るときの相場は?
- 指輪以外の婚約・結婚記念品の相場
- 婚約指輪がないときのプロポーズはどうすればいい?
- 1.代わりのものを贈る
- 2.花束を贈る
- 3.プロポーズリングを贈る
- プロポーズにルールはなし!ふたりにとって幸せな答えを見つけよう
婚約指輪の代わりの品を選ぶカップルはどれくらい?
ここでは、婚約指輪の代用品を選ぶカップの割合をご紹介します。どれほど高価なジュエリーブランドでも、不要なものであれば贈る意味がありませんよね。昨今では、「プロポーズ=婚約指輪が当たり前!」の常識が少しずつ変化しつつあるようです。
婚約指輪以外の品を選ぶ人の割合
まず、婚約指輪はどれくらいの方が購入されているのでしょうか?
Ringraphで実施したアンケートによると、3割のカップルが婚約指輪を買わない選択をしています。
続いて、婚約指輪を買わない派にその理由を聞いたところ、下図の結果に。
この回答の「その他」に含まれる理由の多くが、「婚約指輪以外のものを購入」したというものでした。
代わりのアイテムとしては、ネックレスが人気の傾向に。
婚約指輪以外の品を選ぶ人の割合は、買わない人のうちの約15%なので、かなり少数派のようです。
婚約指輪を贈らない理由って?
ここでは、婚約指輪を贈らない理由をご紹介します。婚約指輪は結婚指輪と比べて価格が高く、日常使いもしにくいアイテムです。メリットとデメリットを照らし合わせたうえで、ふたりが納得できる結論を導いていきましょう。
1.使うシーンが少ないから
婚約指輪は、大きなジュエリーや華やかなモチーフがデザインされている傾向にあります。着用時には自然と手元に目が行くほど美しいアクセサリーであることには間違いありませんが、その分実用性に乏しいことが挙げられます。
たとえば冠婚葬祭や子どもの入学式などの重要なイベントには使えますが、毎日のように着用しづらいと感じる方も…。ダイヤモンドのように高級な素材が使用されるため、盗難や紛失のリスクも大きいといえます。
そのため、一般的なアクセサリーと比べると、どうしても使う機会が少なくなる傾向に。「ほとんど使わないアクセサリーに大きな費用をかけなくてもよいのでは?」と考えるのも、無理はありませんよね。
2.他のことにお金を使いたいから
婚約指輪を購入しない人のなかには「他のことにお金を使いたい」という意見もあります。
結婚準備や新生活の準備は、何かとお金がかかるもの。たとえば新婚旅行や結婚式の資金、引っ越しの敷金礼金、家具家電代などが挙げられます。
確かに、数十万円はするような婚約指輪の費用を節約できれば、経済的負担が大きく削減されますよね。
もちろん「婚約指輪の資金も必要経費だ」と考える人は多いものの、ふたりの意見が合えば「婚約指輪はナシにして、他の要素をもっと豪華にしよう」「将来のための貯金に蓄えよう」という選択肢も生まれるでしょう。
3.相手がいらないといったから
婚約指輪は、一般的に男性から女性に贈られます。男性側は「贈りたい」と思っている場合でも、女性に「必要ない」「贈らないでほしい」と言われた場合は、婚約指輪の代わりに別の品物を選ぶこともあります。
婚約指輪がいらない理由は人それぞれです。女性がアクセサリーを着けないケースや、節約目的のケースもあるでしょう。
なかには、「すでに資産としての婚約指輪を自分の両親から引き継いでいる」というケースもあります。
指輪以外の婚約・結婚記念品には何を選ぶ?
ここでは、指輪以外の婚約・結婚記念品としておすすめの贈り物をご紹介します。普段使いできるものから特別感のあるアイテムまで、夫婦によって正解の形はさまざまです。ふたりで一緒に話し合いながら、気持ちのこもった素敵なプレゼントを選びましょう。
【女性へのおすすめ】ネックレスやピアスなど指輪以外のアクセサリー
女性への婚約・結婚記念品には、ネックレスやピアスなどの指輪以外のアクセサリーをおすすめします。とくにイヤリング・ネックレス・ブレスレットなどは指輪と異なり、サイズが合わないトラブルが生じにくい点が魅力です。
ブランドの人気アイテムを贈るのもよいですが、記念日の雰囲気を盛り上げるためにオーダーメイドのアクセサリーはいかがでしょうか。結婚指輪に似合うアクセサリーをペアでオーダーすれば、結婚後もお揃いのコーディネートが楽しめます。
金属アレルギーが不安な場合は、木製・ジルコニウム・チタン・タンタルなどが推奨されます。また冠婚葬祭でも末長く使えるように、パールネックレスやイヤリングをセレクトする人も多いようです。
【女性へのおすすめ】腕時計
腕時計は、女性人気の高い婚約・結婚記念品の一つです。婚約指輪と同様に常に身につけやすいことから、プライベートでも仕事中でも思い出や絆を感じられます。オシャレさと機能性を兼ね備えている点も人気のポイントです。
パートナー同士でお揃いの腕時計を身につけ、裏面にプロポーズ日・結婚記念日・名前などを刻印するアイデアも素敵です。時計の贈り物には「一緒に時間を刻む」という意味も込められているため、これから新しい生活をスタートさせるふたりにピッタリといえるでしょう。
【女性へのおすすめ】バッグ
アクセサリーにこだわりがない女性には、バッグの贈り物もおすすめです。普段はなかなか手を出しにくい価格帯のバッグだからこそ、婚約・結婚記念品という特別なプレゼントに贈ってみましょう。上質なバッグは、今後何十年先でも愛用できます。
バッグのプレゼントで気をつけたいポイントが、デザインのトレンド感です。今流行しているデザインは数年後に廃れてしまう可能性があり、年齢を重ねるにつれて女性の好みが変わってしまう場合もあります。40代・50代・60代と末長く使えるような、上品もしくは王道なデザインを選びましょう。
【男性へのおすすめ】腕時計
女性へのプレゼントと同様に、男性の婚約・結婚記念品でも腕時計が人気です。しかし男性用腕時計の場合は、女性よりもブランド感や品格を気にする必要がある場合も。たとえば営業職や幹部層などでは、「時計の質=当人のレベル」と考える文化が未だに存在しています。
とはいえ腕時計の価格は青天井です。予算的に厳しいと感じるのであれば、ファッション用と割り切ってオシャレな時計を贈るのももちろんOKです。
パートナーの好みやファッションと照らし合わせながら、とっておきの1本を探してみましょう。
【男性へのおすすめ】スーツ
男性への婚約・結婚記念品では、スーツのギフトもおすすめです。スーツを贈る場合は一般的にオーダーメイドが推奨されており、細かなサイズの計測はプロに頼むのが一番です。そのため、スーツのギフトではギフト券の形が適しています。
ギフト券の手渡しが「味気ない」と感じる場合は、後日スーツショップに同行するのもよいでしょう。自分のために仕立てられたスーツは男性の品格をアップさせるだけではなく、体に合っているためスーツ自体も長持ちします。
【男性へのおすすめ】財布
大人の品格が漂う上品な財布も、男性の婚約・結婚記念品にピッタリです。着こなしに直接関係しない財布であれば、デザインの幅も広くなります。ただし派手な見た目や子どもっぽいデザインは、大人の男性に不釣り合いになってしまいます。
安定した上品さを確保できる素材は、やはりレザーです。婚約・結婚記念品に贈られたレザーの財布は、夫婦生活の歩みとともに味わいが生まれます。
長財布か二つ折りかにはこだわりを持っている男性も多いため、事前にリサーチしておきましょう。
【物以外のおすすめ】結婚式費用にまわす
婚約指輪にかかる費用をカットした場合、結婚式の費用にまわすカップルも多い傾向にあります。たとえば引き出物や料理のランクをアップしたり、披露宴のために今よりも理想的なドレスを選んだり。式場自体の選択肢が広まるのも嬉しいポイントです。
結婚式の費用は、こだわるほどに膨れ上がります。決められた予算で収めるためには、一部の演出に妥協や我慢する必要もあるでしょう。婚約指輪の費用を結婚式にまわすことで、後悔のない一日に近づいていきます。
【物以外のおすすめ】旅行
「婚約指輪で浮いた費用を新婚旅行にまわした」というカップルもいます。新婚旅行の思い出は一生ものです。費用に余裕があれば、通常はなかなか泊まれないようなホテルに泊まれたり、高級なレストランで食事ができたりすることも。
クルージングや座席のランクアップなど、特別なサービスに充てることも可能です。新婚旅行の行先ややりたいことリストを話し合い、適切な予算の分配をしていきましょう。
【物以外のおすすめ】家具・家電
婚約指輪を贈らないカップルのなかには、新生活のための家具・家電に充てたという声もあります。最新型の家電製品を0から揃えようとすると、合計額で100万円を超えてしまうことも。少しでも金額の足しにすることで、快適な夫婦生活をサポートしてくれます。
とくに共働きの夫婦にとって、家電製品の質は生活の幸福度に直結します。乾燥機能付き洗濯機や食器洗い機、自動掃除機などの便利な家電を取り入れられれば、家事の負担が少ない穏やかな新生活が待っているでしょう。
婚約指輪の代わりのものを贈るときの相場は?
ここでは、婚約指輪の代わりのものを贈るときの相場をご紹介します。本来、婚約指輪は安くても数万、高価なものだと100万円以上もする高級品です。婚約指輪の代用品の相場を調べたうえで、お互いにモヤモヤが残らない選択をしていきましょう。
指輪以外の婚約・結婚記念品の相場
指輪以外の婚約・結婚記念品の相場は、婚約指輪を選ばない理由によって異なります。
金銭的な理由で婚約指輪を贈らない場合は、約5~10万円程度の品物が多いようです。費用以外が理由の場合の相場は、約10~50万円と幅広くなります。
たとえば「金属アレルギーでアクセサリーが着けられない」や「結婚指輪とペアで着けられるアクセサリーが欲しい」などの場合は、コスト面での理由は含まれませんよね。
不安な際は事前に話し合い、お互いの金銭感覚を擦り合わせておきましょう。
婚約指輪がないときのプロポーズはどうすればいい?
ここでは、婚約指輪がないときのプロポーズ方法をご紹介します。結婚式や披露宴と同様に、プロポーズにもアイデアの制限はありません。自分たちならではの演出を取り入れ、指輪がなくても一生の思い出になるようなプロポーズを目指しましょう。
1.代わりのものを贈る
婚約指輪がないときには、指輪に代わるモノを贈る人が多いようです。前項で紹介したようなアクセサリーやバッグに限らず、パートナーが喜ぶ品物であれば自由にプレゼントできます。
ただし代用品を贈る際には、婚約指輪がいらない原因と照らし合わせることが大切です。たとえば「お金を節約したいから婚約指輪はいらない」と言っているのにもかかわらず、高級なジュエリーをプレゼントされた場合は、「だったら婚約指輪が良かったのに…」と複雑な気持ちになってしまいます。
とくにサプライズで商品を選ぶ際には、相手が本当に喜ぶかどうかや、自分があげたい気持ちが優先されていないかどうかを、冷静に判断しましょう。
2.花束を贈る
お祝い事に定番のプレゼントが、フラワーギフトです。定番のバラの花束はもちろん、相手の誕生花や好きな花をリサーチして贈るのもよいですね。パートナーへの感謝や結婚生活への抱負などを花言葉に秘めたセレクトもおすすめです。
ただし相手のライフスタイルによっては、生花のギフトが負担になってしまう可能性もあります。
またお世話をするのが難しかったり、ペットにとって危険な花だったりするケースも。不安な場合は、お世話の必要がなく収納も容易な箱型ブリザードフラワーのギフトが推奨されます。
3.プロポーズリングを贈る
婚約指輪ナシのプロポーズでは、プロポーズリングを贈る方法もおすすめです。プロポーズリングは名前の通り、プロポーズ用に用意された特別な指輪です。一般的には、婚約指輪の前の代わりのリングとして使用されます。
本物の宝石に似せた人工宝石を利用した商品も展開されており、婚約指輪と比べて安価であることが特徴です。見た目も華やかでエンタメ性が強く、婚約指輪を贈らない場合でもロマンティックなプロポーズを実現できるでしょう。
プロポーズにルールはなし!ふたりにとって幸せな答えを見つけよう
今回は、婚約指輪を贈らないプロポーズについてご紹介しました。多様な価値観が尊重される昨今では、従来では様式美とされていた習慣も変化しつつあります。婚約指輪のないプロポーズもその一つです。
大切なポイントは、婚約するふたりが納得したうえで共通の選択を選べているかどうかです。贈る側も贈られる側も、一方的な気持ちを押し付けてしまってはトラブルの原因になります。婚約指輪における価値観の擦り合わせは、この先何十年も続く結婚生活の最初の一歩ともいえるでしょう。
婚約指輪は高価な資産だからこそ、話題にするのも難しい印象がありますよね。プロポーズ前にぜひ勇気を出して、パートナーの心理を聞き出してみましょう。婚約指輪に憧れがあるか・ないかが明確になるだけでも、今後の指針が定めやすくなりますよ。
<調査概要>
表題:婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年5月1日(月)~5月7日(日)
有効回答:796名