安い結婚指輪はダメ?安くて高品質な指輪の選び方や注意点を解説!

安い結婚指輪はダメ?安くて高品質な指輪の選び方や注意点を解説!

結婚指輪(マリッジリング)を選ぶ基準は、夫婦によって異なります。高価な指輪ほど良いというものではなく、ライフスタイルや家庭の予算と相談しながら決めていくことが大切です。なかには、比較的安価な結婚指輪を選ぶ予定のカップル・夫婦もいるでしょう。

今回は、安い結婚指輪のメリット・デメリットや、リーズナブルな結婚指輪を選ぶときのポイントなどをご紹介します。価格だけではなく、購入後のアフターサービスの内容やつけ心地なども加味したうえで、納得感のある結婚指輪選びをしていきましょう。

2023年11月09日更新

Contents

  1. 結婚指輪の費用を抑えたい!安い指輪は選ばないほうがいい?
  2. 安いからダメということはない!後悔しない選び方を
  3. 結婚指輪の相場
  4. 安い結婚指輪がダメと言われる理由
  5. 安い結婚指輪のメリット・デメリット
  6. 安い結婚指輪のメリット
  7. 安い結婚指輪のデメリット
  8. 安い結婚指輪を購入するときの注意点
  9. 1、実物を試着して決める
  10. 2、本当にほしい指輪はないか、予算オーバーの指輪も見てみる
  11. 3、劣化したときに買い替える選択肢も視野にいれておく
  12. 4、周囲の意見に流されず、自分たちで決める
  13. 安くて品質が良い結婚指輪の選ぶポイント
  14. シンプルなデザインを選ぶ
  15. ブランドにこだわらない
  16. 結婚準備の第一歩!安さと満足感が両立した指輪選びを始めよう

結婚指輪の費用を抑えたい!安い指輪は選ばないほうがいい?

婚約指輪(エンゲージリング)や結婚指輪は、長い人生のなかでも重要なアイテムです。「人気ブランドでクオリティが高いものが欲しい」という人もいれば、「安くてシンプルなものでも満足」という人もいるでしょう。
なかには「今後の結婚生活のために、少しでもお金を残したい」という人もいますよね。ここでは、結婚指輪の相場や、安い結婚指輪を選ぶ際の心構えをご紹介します。

安いからダメということはない!後悔しない選び方を

結婚指輪や資産への価値観は人それぞれです。とくに結婚指輪は婚約指輪とは異なり、資産よりも「結婚の象徴」の意味合いが強くなります。日常生活でも着用するため傷も入りやすく、資産価値が下がりやすいアクセサリーだといえるでしょう。

そのため「結婚指輪の価格を安くしたい」という気持ち自体は、決して珍しいことでも悪いことでもありません。浮いた費用を結婚式や新居に回したり、将来の安心のために貯蓄に回したりする夫婦も多いものです。

大切なのは、ふたりが話し合ったうえで納得して決めることです。結婚指輪は一生の財産であり、心にモヤモヤが残ったままだと何年、何十年と不満を抱えてしまいます。
結婚指輪選びでは金銭的な価値観をふたりで擦り合わせ、どちらかだけが妥協しないようにコミュニケーションをとっていきましょう。

結婚指輪の相場

結婚指輪の平均価格・平均相場は、1本あたり10万円から15万円ほどです。ただし、平均価格は年齢層によっても異なります。
以下に、年代別の購入金額をまとめました。

  • 婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート(Ringraph)

  • 婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート(Ringraph)

  • 婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート(Ringraph)

●20代の結婚指輪の購入金額
20代の場合は、全体の約40%が「(2本で)20~30万円」と回答しています。次に、約26%が「10~20万円」、約17%が「30~40万円」と答えています。全体的な相場と近い回答といえるでしょう。

30代の結婚指輪の購入金額
30代の場合も20代と大差はなく、約42%が「20~30万円」と回答しています、次も約22%が「10~20万円」ですが、「30~40万円」と答えた割合が約20%と微増しています。30代になると、20代よりも高価な結婚指輪を希望する傾向にあるようです。

40・50代の結婚指輪の購入金額
40・50代でもトップは変わらず、約40%が「20~30万円」という結果になりました。社会的地位や収入が上がっても、全世代における結婚指輪の相場は大きく変動しないようです。次は約28%が「10~20万円」、約15%が「30~40万円」と回答しています。

40・50代の場合は、20代よりも「10~20万円」を希望する割合が増え、「30~40万円」の割合が減っています。このことから、40代以降は「比較的リーズナブルな結婚指輪が欲しい」と思う人が増加しているといえるでしょう。

安い結婚指輪がダメと言われる理由

安い結婚指輪は、度々ネガティブな印象を持たれます。なぜなら結婚指輪は、永遠に続く愛の象徴であるからです。
もちろん、リーズナブルな指輪だからといってふたりの絆が弱くなるわけではありません。しかし一部の人は、「高品質な指輪こそが結婚の価値をより良く表現する」と考えています

自分達が結婚指輪の価格に納得していても、第三者から陰口を言われたり、親族から皮肉めいた対応をされてしまったりすることも。
とくにバブル時代に結婚した人たちのなかには、不景気の今では考えられないほど高級な結婚指輪をオーダーしていたケースもあります。そのような人たちにとって安い結婚指輪は「気持ちや愛情が感じられない」「ケチケチしていて貧乏くさい」などのような印象を持たれてしまう可能性があるのです。

たしかに安い結婚指輪は、見栄えの豪華さも控えめです。シンプルなディティールならではの良さがあるとは理解しつつも、カップルや夫婦によっては特別感を得られない場合もあるでしょう。

安い結婚指輪のメリット・デメリット

ここでは、安い結婚指輪のメリットやデメリットをご紹介します。結婚指輪は価格帯によって特徴が異なり、夫婦のライフスタイルや価値観によっては安い指輪がベストな選択になる可能性もあります。安い指輪ならではの特徴を学び、ふたりらしい指輪選びにつなげていきましょう。

安い結婚指輪のメリット

安い結婚指輪には、さまざまなメリットが存在しています。代表的なメリットは、経済的な負担を減らすことができるということ。

結婚生活は、お金との対峙の連続です。家賃・ローン・食費・光熱費・貯蓄・保険・養育費…。さらに新婚では、ハネムーン代や挙式費用、新居費用なども発生します。

結婚指輪とは別に、高額な婚約指輪を購入するケースもあるでしょう。一般的な結婚生活を営むためには、経済的な余裕を少しでも担保しておきたいものです。結婚指輪の価格帯を下げ、結婚生活への余裕を増やすことは、ふたりの生活面・精神面の安定につながります

また、低価格な結婚指輪は、しばしばシンプルで控えめなデザインになる傾向にあります。シンプルな指輪はどのようなファッションにも馴染みやすく、美しさが洗練されている点が魅力です。

さらに最近は、SDGsやサステナブルな取り組みも重要視されています。高価な素材や宝石を使用せず、リサイクル素材や環境に優しい素材を使った結婚指輪は、社会の一員として「環境への負担を軽減する選択」になるでしょう。

安い結婚指輪のデメリット

安い結婚指輪は、高い指輪と比べ、質が低下しやすい傾向にあります。宝石の輝きが鈍かったり素材が低品質であったりすることで、見栄えが悪くなる可能性も。
また、素材の品質の低さは耐久性にも影響を与えるため、傷つきやすさや汚れやすさにもつながるでしょう。

とくに結婚指輪は、ライフスタイルによっては365日着用するアイテムです。摩擦や紫外線、水濡れなどの外的刺激を受けることで、購入時の輝きが早い段階で失われてしまうリスクがあると認識しましょう。

また、安い結婚指輪は、カスタマイズ性に乏しいこともデメリットです。とくに、結婚指輪のデザインに高い理想を抱いている人は、思い通りの仕上がりにならずガッカリしてしまう可能性があります。
宝石の種類やカラット数、素材の品質にこだわる場合は、ある程度の予算を準備する必要があるでしょう。

さらに低価格の結婚指輪では、将来的なアップグレードのオプションが制限される可能性もあります。購入時は店舗のサービスや条件を確認し、納得したうえで選択することが大切です。

安い結婚指輪を購入するときの注意点

ここでは、安い結婚指輪を購入するときの注意点をご紹介します。メリットを理解しているつもりでも、相場より安い指輪を選ぶときには「本当に大丈夫?」と心配になりますよね。夫婦や自分にとって何を一番重視するべきかを考え、後悔のない行動をしていきましょう。

1、実物を試着して決める

安い結婚指輪を購入する際は、できるだけ実物を試着して決めましょう。

結婚指輪が安い理由はさまざまで、たとえば、品質はそのままに広告費を削ってコストを下げている良質な店舗もありますが、なかには品質を落とすことで低価格を実現している場合もあります。

「候補のブランド・ショップがどちらのタイプなのだろう」と不安な場合は、実店舗での試着が最も確実です。
また、自分の指のサイズがわかっていても、リングの作りによって微妙な違いを感じることもあります。つけ心地の確認も兼ねて、実店舗への来店予約を行いましょう。

2、本当にほしい指輪はないか、予算オーバーの指輪も見てみる

最初は「安い結婚指輪でいい」と思っていても、店舗を巡るうちに憧れが膨らんでくる場合があります。
最終的な決定をする前に、本当にほしい指輪はないかを確かめておきましょう。時には、予算オーバーの指輪をチェックすることも大切です。

結婚は一生に一度のイベント。新しい人生の象徴である結婚指輪選びは、いくら時間をかけても長すぎることはありません。こだわりを持って探した結果、「やっぱり安い指輪でも満足できる」と納得できた後に判断していきましょう。

3、劣化したときに買い替える選択肢も視野にいれておく

長い結婚生活では、結婚指輪の劣化・紛失・盗難・好みの変化などが理由で、後から買い直すケースがあります。とくに、安い結婚指輪は素材の劣化が早い傾向にあり、買い直しが必要になる可能性が高くなります。
また、カスタム性の低さから、年齢を重ねるごとに「もっと自分好みのデザインにしたい」と思うことも。

最初から買い直し前提で購入する必要はありませんが、将来的に新調する可能性を視野に入れることで、精神的・経済的なリスクヘッジになるでしょう。

4、周囲の意見に流されず、自分たちで決める

結婚指輪は、世界で2本だけのふたりの愛の証。価格帯に限らず、周囲の意見に流されずに自分たちで決めることが大切です。

とくに、ディティールや価格に関しては、友人や親族からアドバイスを受ける機会も多いでしょう。時には「もっと値段が高い指輪のほうがいいのでは?」「有名ブランドにしなくていいの?」など、心が迷うような言葉をかけられることもあります。
価値観が揺らぎそうなときこそ心を強く保ち、しっかりとふたりで話し合う時間をつくってくださいね。

安くて品質が良い結婚指輪の選ぶポイント

ここでは、安くて高品質の結婚指輪を選ぶ際のポイントをご紹介します。一見すると高級そうな指輪でも、ペアリングならではのキャンペーンが行われている場合もあります。複数のジュエリーショップをチェックして、ふたりの好みのデザインを探してみましょう。

シンプルなデザインを選ぶ

安い結婚指輪を選ぶ際は、なるべくシンプルなデザインをセレクトすることをおすすめします。なぜなら、装飾や宝石が多い指輪や、個性的なデザインが取り入れられた指輪では、価格が目につきやすくなるからです。

たとえば、宝石の場合はカラット数に制限が設けられていたり、宝石の質自体が低く輝きが鈍かったりします。独特な装飾は職人のスキルが現れやすいため、価格の安さと比例したクオリティになってしまう可能性が高いのです。

シンプルな指輪であれば、余程の低品質な素材でない限りは、価格の安さを感じさせません。洗練されたイメージを与え、ナチュラルかつ上品につけこなせるでしょう。

ブランドにこだわらない

安い結婚指輪を選ぶ際は、ブランドにこだわると必要以上に時間がかかってしまいます。そもそもブランド品の指輪が高い理由は、広告費・テナント費・ブランドイメージ・デザイナーの影響力などさまざまです。
コストカットにも限界があり、安い指輪を探すためには素材の質が低いものに限られてしまう可能性があります。
有名ブランドで10万円の指輪を探すよりも、ミニマムなブランドや個人ブランドで10万円の指輪を探したほうが、より良質でおしゃれな商品を見つけられる場合もあります。

もちろん、ブランド品でも上質でリーズナブルな指輪が見つかることもあるでしょう。
しかし、効率的に好みの結婚指輪を見つけるためには、こだわりをある程度捨てることをおすすめします。

結婚準備の第一歩!安さと満足感が両立した指輪選びを始めよう

今回は、安い結婚指輪を選ぶ際のメリット・デメリットや、指輪を選ぶ際のポイントなどをご紹介しました。安い指輪にも高い指輪にも、それぞれの利点や注意点が存在しています。また女性と男性で結婚指輪への価値観が異なる場合もあるでしょう。

ブライダルリング選びで最も重要なポイントが、実際に購入・着用するふたりの納得感・満足感です。また、結婚指輪の実際の輝きは、ネットの画面だけではわかりません。実際に店舗まで足を運び、商品を試着のうえで決定することが大切です。

既製品のセミオーダーだけではなく、オーダーメイドや自作も選択肢の一つになります。まずは夫婦で予算を決定しつつ、幅広い選択肢に目を向けていきましょう。結婚指輪を選ぶ過程も、ふたりの幸せな結婚生活のための大切な一歩なのです。


<調査概要>
表題:婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年5月1日(月)~5月7日(日)
有効回答:796名

本記事は、2023年11月09日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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