会費制の結婚式の気になる相場は?金額別プログラムやメリット・デメリットも紹介

会費制の結婚式の気になる相場は?金額別プログラムやメリット・デメリットも紹介

結婚式は、ご祝儀制と会費制に大別されます。もともと一部の地域では会費制が一般的でしたが、昨今ではウエディングパーティーの価値観も多様になり、全国的に選択肢が広まりつつあります。会費制ではメリットもデメリットもそれぞれ存在しているため、特徴を理解したうえで取り入れることが大切です。

今回は、ご祝儀制よりもカジュアルなスタイルでウエディングを祝える会費制についてご紹介します。自分たちらしい結婚パーティーを実現するため、ゲストや予算に寄り添った演出を考えていきましょう。

2023年11月13日更新

Contents

  1. 会費制の結婚式って?
  2. 会費制結婚式の特徴
  3. 会費制結婚式とご祝儀制結婚式の違い
  4. 結婚式を会費制にするメリット・デメリット
  5. 結婚式を会費制にするメリット
  6. 結婚式を会費制にするデメリット
  7. 会費制結婚式の費用相場について
  8. 会費制結婚式の費用相場
  9. 金額別、会費制結婚式のプログラムイメージ
  10. 会費が5,000円の結婚式でできること
  11. 会費が10,000円の結婚式でできること
  12. 会費が20,000円の結婚式でできること
  13. 会費制結婚式に関するQ&A
  14. Q. 招待状はどうすればいい?
  15. Q. 受付はなくていい?
  16. Q. 引き出物は用意すべき?
  17. Q. お車代はどうする?
  18. 会費制結婚式で、ふたりらしいアットホームな式を挙げよう!

会費制の結婚式って?

ここでは、会費制の結婚式の特徴についてご紹介します。会費制の結婚式・結婚パーティーは「会費婚」と呼ばれ、幅広い年齢層のカップルに支持を受けています。ご祝儀制との違いを学んだうえで、ふたりにとってベストな選択をしていきましょう。

会費制結婚式の特徴

会費制結婚式とは、ご祝儀の代わりに会費を渡して参列する結婚式です。一般的な結婚式では、新郎新婦との関係性を加味したうえでゲストがご祝儀を決定し、ご祝儀袋に入れて受付に渡しますよね。会費制では、ゲストが用意するべき金額が最初から定められています。両家の親族も友人も、同じ金額を用意します。

ご祝儀袋も必要なく、受付で財布から現金を出し、担当者に直接渡す形式です。基本的には披露宴のような席次表はなく、内容の自由度も高いことが特徴です。設定された会費によって、食事形式や演出などが異なります。

会費制結婚式とご祝儀制結婚式の違い

一般的な結婚式のご祝儀は下限3万円からであり、関係性によっては5万円以上になります。しかし会費制では、下限1万円〜上限2万円程度であることが一般的です。別途のご祝儀は必要なく、個人的に渡す場合は別日になります。

会費制結婚式の雰囲気や内容は、結婚式の1.5次会や二次会のようなイメージです。人数さえ事前に確認できていれば、新郎新婦の自己負担額もあらかじめ把握できます。会費制はご祝儀制とは異なり、引出物や引き菓子が不要であるため、準備の手間が比較的少ないことも特徴です。

結婚式を会費制にするメリット・デメリット

ここでは、結婚式を会費制にするメリット・デメリットをご紹介します。ゲストの金銭的負担を減らし、自由度の高いスタイルが実現できる会費制ですが、特有の不安も存在しています。特徴を理解したうえで、新郎新婦もゲストも満足できるような内容を考えていきましょう。

結婚式を会費制にするメリット

会費制の結婚式の大きなメリットは、ゲストの金銭的負担を軽くできることです。結婚式の会費は高くても2万円で、ご祝儀相場の3万円を下回ります。会費金額の設定次第で、カジュアルにもフォーマルにも調整しやすい点も魅力です。

なかでも「ふたりの友人を多く招待したい」「アットホームで距離感が近いパーティーを挙げたい」という人にはオススメのスタイルです。また主催側としても、会費制のほうが事前に予算を組みやすく、会場や演出の選び方もスムーズになります。

スタイルによっては、引出物ギフトだけではなく席次表・席札の作成も不要なため、結婚準備に時間をかけたくない人にもピッタリです。個人的にご祝儀を贈ってくれた人には、別日にお礼をお返しする形になります。

結婚式を会費制にするデメリット

会費制のデメリットとして、馴染みのないゲストが困惑してしまうことが挙げられます。会費制結婚式で導入されやすい立食スタイルは、上司世代や目上の人には新鮮なものであり、人によっては戸惑いが生じてしまうでしょう。

たとえば「会費制とはいえ、他にご祝儀を用意するべき?」や「個人的に結婚祝いやプレゼントを持参するべき?」などの不安を抱くことがあります。またリーズナブルに理想的な演出ができる点が強みの会費制ですが、演出の内容によっては自己負担額が増えてしまう可能性もあるでしょう。

例として、フルコース料理やドレスのお色直しなどを希望する場合は、当初の想定以上に予算が膨らんでしまいがちです。当日の人数×会費を計算したうえで、いくら負担すればいいのかを正確に把握しておきましょう。

会費制結婚式の費用相場について

ここでは、会費制結婚式の費用相場についてご紹介します。結婚式の費用は会場規模や演出によって異なりますが、全国的にほぼ平均的です。会費制ならではの一律の金額について学び、式の内容を安心して考えていきましょう。

会費制結婚式の費用相場

会費制結婚式の費用相場は、1万円から2.5万円未満です。一般的には、1.5~2万円である場合が多いようです。事前に参加を確認できたゲストの人数と、候補の会場・式場の予算を照らし合わせながら、演出や規模を決定していきます。

カジュアルな結婚式にしたい場合は、1万円程度の会費でも十分な場合があります。たとえば「友達のみを招待した賑やかなパーティーにしたい」「簡単なお披露目会のような内容でOK」という人は、1万円代の会費を設定するとよいでしょう。

反対に「上司や親族も幅広く呼びたい」「立食やビュッフェ形式ではなく、着席してもらった状態でコース料理を用意したい」という場合は、2万円が相場になります。より充実した内容を希望する際は、3万円を設定する人も。ただし、会費制の上限額は3万円未満が一般的であると覚えておきましょう。

金額別、会費制結婚式のプログラムイメージ

ここでは、金額別の会費制結婚式のイメージをご紹介します。自由度が高い会費制結婚式は、ふたりのアイデアを柔軟に取り入れられます。会費ごとのポイントをつかみ、楽しみながらプランを練っていきましょう。

会費が5,000円の結婚式でできること

会費が5,000円の結婚式では、ミニマムでアットホームなパーティーになります。食事は立食タイプが基本であり、簡単なビュッフェが用意できます。引出物や引菓子は準備が難しく、用意できたとしても数百円~1,000円程度のプチギフトです。

新郎新婦もゲストも移動しやすく、誰とでも気軽に交流できます。人数分の椅子を用意することが難しいケースもあるため、疲れた人が休めるように休憩スペースをつくっておくと安心です。

会費が10,000円の結婚式でできること

会費が10,000円の結婚式では、ビュッフェだけではなく着席タイプの食事も選択肢に入ります。年配のゲストや上司を呼ぶ場合は、10,000円以上の会費を設定するとよいでしょう。5,000円よりもアットホーム感は下がりますが、全員分の席が用意されるため安心して楽しめます。

カジュアルかつ落ち着いた雰囲気が演出できるため「きちんとした形式を保ちつつ、リラックスして楽しんでもらいたい」という人におすすめです。予算を2~3,000円アップすれば、キャンドルサービスやケーキ入刀のサービスを追加できる場合もあるでしょう。

会費が20,000円の結婚式でできること

20,000円以上の会費を設定することで、よりフォーマルで格調高い結婚式が実現できます。ゲストにはフルコース料理のような料理を振る舞うことができ、飲み物の種類も増やせるでしょう。

会費を抑えた結婚式では小さなレストランしか選べなかった場合でも、20,000円であれば専門式場や大きなゲストハウス、高級レストランなども選択肢に入ります。式場によっては、一般的な結婚式と遜色ないような内容も可能です。仕事関係者や取引先も呼ぶような結婚式で「あえて会費制にする」という場合は、20,000円代の会費を設定するとよいでしょう。

会費制結婚式に関するQ&A

ここでは、会費制結婚式でよくある質問に答えていきます。会費制では特有のマナーはほとんど必要ありませんが、ゲストが困らないために丁寧なケアを心がけていきましょう。ふたりのおもてなしの心が伝われば、小規模な会費制結婚式でも素敵な内容になるはずです。

Q. 招待状はどうすればいい?

会費制の結婚式では、ご祝儀制の結婚式と同様に、紙やWebで招待状を送ります。会費額だけではなく、ドレスコードやご祝儀が不要であることも明記してください。

とくに会費がリーズナブルな結婚式では、ドレスコードの例を挙げると親切です。たとえば「カジュアルな服装」だけではなく、「デニムも大歓迎です」や「会場には人数分の椅子がないため、歩きやすい靴でお越しください」などを記載しましょう。

Q. 受付はなくていい?

会費制の結婚式でも、基本的に受付は必要です。受付では、会費を受け取ったゲストを芳名帳に記載し、お金を管理します。ご祝儀制とは異なりその場で金額を確認するため、数え間違いがないように工夫しましょう。受付は、新郎新婦の友人や親族が担当することが一般的です。

Q. 引き出物は用意すべき?

会費制の結婚式では、引き出物は必要ありません。ただし「メインとなる引き出物はいらない」というだけであり、会費制でも小さなお土産やプチギフトを用意するケースが多いようです。

ギフトの予算は、会費10,000円なら300~1,000円、15,000円なら1,500~2,000円、20,000円なら2,000円~3,000円程度が平均です。引き出物とは異なり、夫婦で参列するゲストにもひとつずつ渡します。

内容は、メッセージ入りのクッキーやカラフルなキャンディーなどのスイーツが定番です。味の質が不安な場合は、石鹸や入浴剤、ハンカチなども人気です。

Q. お車代はどうする?

会費制結婚式のお車代の有無は、ふたりの考え方によって異なります。関係性・予算・交通費の金額によっても異なりますが、出す場合は会費を上回らないように注意しましょう。「主賓や遠方から来てくれたゲストに絞り、片道代だけ出す」でもOKです。

会費制結婚式で、ふたりらしいアットホームな式を挙げよう!

今回は、会費制結婚式の特徴やメリット・デメリット、会費制にする際のポイントなどをご紹介しました。会費制の結婚式は少しずつ広まってきていますが、まだ参加したことがない人が多いのも現状です。

会費の金額や場所・時間だけではなく、ドレスコードやご祝儀の有無も明確に伝えることで、ゲストも安心して参列できます。不安があればその都度ウエディングプランナーさんに相談しながら、準備を進めていきましょう。

本記事は、2023年11月13日公開時点の情報です。
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