リングガール・リングボーイとは?依頼のマナーや注意点を実例付きで解説
結婚式にはさまざまな演出があります。なかでも小さな子どもがリングを持ってきてくれるリングガール・リングボーイの演出は結婚式の緊張が和らぎ、温かな雰囲気に包まれます。
しかし、初めての場で緊張しやすい子どもたちにお願いするからこそ配慮が必要です。
ここでは、リングガール・リングボーイを依頼する際のマナーや注意点を実例付きで解説します。
2023年11月29日更新
Contents
- リングガール・リングボーイって?
- 結婚式で、結婚指輪を運ぶ子どものこと!
- リングガール・リングボーイの推奨年齢や服装について
- リングガール・リングボーイの推奨年齢は?
- リングガール・リングボーイの服装は?
- リングガール・リングボーイのメリット・デメリット
- リングガール・リングボーイのメリット
- リングガール・リングボーイのデメリット
- リングガール・リングボーイの依頼方法と注意点
- ①結婚式の日程が決まり次第早めに依頼する
- ②子どもも正式に招待する
- ③両親の不安を解消する
- ④子ども用のお礼(プレゼント)を用意する
- ⑤両親用のお礼を用意する
- リングガール・リングボーイの事例
- 【風船】リングガール・リングボーイの実例1
- 【バスケット】リングガール・リングボーイの実例2
- 【歩行器】リングガール・リングボーイの実例3
- 【ウエディングフラッグ】リングガール・リングボーイの実例4
- リングガール・リングボーイのQ&A
- Q:子どもが小さいので一人で歩けるかわからない
- Q:子どものプレゼントは何にすればいい?
- Q:子どもの洋服はだれが用意する?
- Q:事前に練習はできる?
- Q:子どもの緊張をほぐす方法は?
- 一生に一度の思い出を、子どもたちと
リングガール・リングボーイって?
リングガール・リングボーイとは良く聞きますが、実際どのような演出かわからない人も少なくないでしょう。
リングガールやリングボーイは、どのような演出なのでしょうか?
結婚式で、結婚指輪を運ぶ子どものこと!
結婚式の演出の中でも、挙式がほんわかした雰囲気になるのがリングガールやリングボーイ。
結婚式のバージンロードで結婚指輪を運ぶ役目を果たす子どものことをさします。男の子の場合はリングボーイ、女の子の場合はリングガールと呼びます。
欧米や海外では親戚の子どもに任せる事が多いですが、日本では自分の子どもや参列予定の友人の子どもに依頼することもあり、厳密な決まりはありません。
会場や演出にもよりますが、リングガール・リングボーイは新郎の後ろについてバージンロードを歩き、新郎に指輪を渡してからゲスト席へと戻るのが一般的です。
リングガール・リングボーイの推奨年齢や服装について
リングガールやリングボーイの年齢や服装・衣装には推奨されるものがあります。
ここでは、推奨年齢や服装についてご紹介します。リングガールやリングボーイをお願いしたい時のためポイントを抑えておきましょう。
リングガール・リングボーイの推奨年齢は?
リングガールやリングボーイは一般的にある程度歩く事ができるようになった4歳、5歳〜10歳程度までが推奨されています。
ただし、3歳など年齢が低くてもラジコンカーに乗ったり、親族と手を繋いで一緒にリングガールやリングボーイを務める演出も近年では増えています。
リングガール・リングボーイの服装は?
リングガールもリングボーイも、結婚式に参列するフォーマルなコーディネートであればOKです。
リングガールの場合は薄いカラーのチュールスカートやワンピース、リングボーイの場合はタキシードやネクタイ、スーツライクなものが無難です。
カジュアルになりすぎず、フォーマルな雰囲気を意識しましょう。
リングガール・リングボーイのメリット・デメリット
結婚式の演出として人気のリングガール・リングボーイですが、場合によっては通常よりも準備の手間がかかってしまうことも。
ここではリングガール・リングボーイをお願いするメリットとデメリットをご紹介します。
リングガール・リングボーイのメリット
リングガールやリングボーイをお願いするメリットには以下のようなものがあります。
● 子どもの成長を見ることができる
● 式全体が穏やかな雰囲気で進む
● 子どもを見守る参加者に一体感が生まれる
● 一般的な演出ではなく特別感がある
会場全体が穏やかな雰囲気に包まれて挙式を結ぶ事ができるでしょう。
リングガール・リングボーイのデメリット
リングガールやリングボーイをお願いするメリットもたくさんある一方で、デメリットには以下のようなものがあります。
● なるべく早めに段取りや準備を細かく共有する必要がある
● 親などへのお礼を用意する必要がある
● 子どもがふざけたりしてしまうなど思い通りにいかないこともある
当日だけではなく、準備段階から当日の流れを知ってもらえるよう事前に情報共有しておく必要があります。
リングガール・リングボーイの依頼方法と注意点
リングガールやリングボーイを依頼する際は、いくつかの注意点があります。
「リングピローを持って歩くだけだよ」などといわれますが、さまざまな準備や配慮が必要です。
ここでは、リングガール・リングボーイの依頼方法と注意点をご紹介します。事前に準備して安心して当日を迎えられるようにしましょう。
①結婚式の日程が決まり次第早めに依頼する
自分の子どもではなく友人や親戚の子どもにお願いをする場合は、結婚式の日取りが決まったらリングガールやリングボーイをお願いしたい旨を早めに伝えましょう。
中には結婚式にはお子さんをどこかに預けて参加することを検討する方もいます。
招待状にリングガールやリングボーイをお願いしたい旨を記載する、事前に連絡をするなどして丁寧に対応しましょう。
②子どもも正式に招待する
友人や親戚へ招待状を出すのと同じく、リングガール・リングボーイをお願いしたい子どもにも招待状を出して正式に招待しましょう。
大人と同じ招待状をもらうことで、子どももやる気をだしてくれる可能性もあります。
正式にリングガール・リングボーイとして招待し、役割をお願いしましょう。
③両親の不安を解消する
友人の子どもはもちろんですが、親戚であっても両親の不安がないとはいえません。
結婚式は一生に一度のイベント。お呼ばれとはいえ「失敗しないかな?」「結婚式を台無しにしてしまったら…」「そんな大役、大丈夫かな…」など不安を感じやすいシーンと言えます。
事前リハーサルの提案や、子どもに負担がかからないアイデアなどを用意しましょう。
④子ども用のお礼(プレゼント)を用意する
両親へのお礼だけでなく、リングガール・リングボーイを務めてくれた子どもたちにもお礼を用意しましょう。
おもちゃや1000円~3000円程度で興味のありそうなもの・喜んでくれそうなものを式後に渡しましょう。
また、後日もお礼を伝え「君のおかげでいい式になった」と役割を全うしてくれたことを改めて感謝しましょう。
⑤両親用のお礼を用意する
子どもへのお礼(プレゼント)とは別に、リングガール・リングボーイを務めることを承諾してくれた両親にもお礼を用意し、感謝を伝えましょう。
友人であっても親戚であっても、一生に一度の神聖な場で我が子がしっかりできるか不安に感じる方が多いはず。
ご両親の協力なしにはリングガールやリングボーイの演出はできません。しっかりとお礼を伝えましょう。
リングガール・リングボーイの事例
リングガール・リングボーイの演出を「実際どうやって取り入れているの?」と気になる人も多いでしょう。ここではインスタグラムからリングガール・リングボーイの事例をご紹介します。
【風船】リングガール・リングボーイの実例1
子どもふたりにリングガール・リングボーイをお願いした事例。
一人はリングピローを、もう一人は風船を持つことでかわいらしくバランスの良い演出となっています。
(この投稿を見る↗)
【バスケット】リングガール・リングボーイの実例2
リングピローをバスケット型にして、リングを持ってきてもらう演出です。
大人の手では小さなリングピローも子供の手にはピッタリのサイズに見えてキュートな雰囲気に。
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【歩行器】リングガール・リングボーイの実例3
新郎新婦ご自身のお子さんであれば、歩き始めの子どもでも歩行器を使ってリングガール・リングボーイに挑戦するのもアイデアのひとつです。
一生懸命にパパとママのもとへ進む姿に、会場全体が癒されます。
(この投稿を見る↗)
【ウエディングフラッグ】リングガール・リングボーイの実例4
少し大きなお姉さんお兄さんの年齢になっている子どもたちには、ウエディングフラッグとリングピローを運んでもらう演出をお願いするのも良いでしょう。
かわいらしさとおしゃれさのどちらも兼ね備えた雰囲気になります。
リングガール・リングボーイのQ&A
ここではリングガール・リングボーイの演出についてよくある質問に答えていきます。
まだ幼い子どもにお願いする演出になるため、事前準備や気を付けたいことを把握した上で結婚式の準備を進められると関係者全員がハッピーな当日を迎えられるでしょう。
Q:子どもが小さいので一人で歩けるかわからない
歩行器や乗り物での入場、また親戚や両親との入場をすることも可能です。年齢や演出によってさまざまなかたちに変更できます。
挙式会場となる結婚式場にも事前に相談して、乗り物などが利用可能か確認しましょう。
Q:子どものプレゼントは何にすればいい?
お菓子や子どもが興味のあるキャラクターもの、おもちゃ、おままごとのセットなどが人気です。
相場は1,000〜3,000円程度が一般的です。
Q:子どもの洋服はだれが用意する?
基本的には参列する時の服装のため、子どもの両親が用意します。
しかし、テーマがある場合や急に子どもの参列が決まった場合などは新郎新婦と子どもの両親で相談してどちらが準備をするか決めましょう。
Q:事前に練習はできる?
当日に結婚式のリハーサルがある場合がほとんどです。集合時間などを相談し、子どもたちもリハーサルに参加できるように事前に調整しましょう。
挙式本番も会場スタッフがタイミングを合図してくれることがほとんどです。
Q:子どもの緊張をほぐす方法は?
楽しんできてねと声をかけたり、直前まで両親と一緒に過ごしてもらったりして緊張をほぐしてあげましょう。
また、リングピローと一緒にお気に入りのぬいぐるみなどを持ってもらうのも良いでしょう。
一生に一度の思い出を、子どもたちと
小さな手でリングピローを運んできてくれるリングガール・リングボーイは、緊張しやすい結婚式の雰囲気を和らげてくれるかわいらしい存在であり、人気の演出です。
子どもたちにとっても素敵な思い出となるよう、しっかりと大人が準備を整えて当日を迎えてあげましょう。