金属アレルギーが心配な方におすすめの指輪|避けたい素材
指輪をつけた時に痒みや赤みなどのアレルギー反応が出た経験がある方もいるのではないでしょうか。
指輪の素材によって痒みや水疱などのアレルギーの反応が出ることがあります。
せっかくお気に入りの指輪を購入しても、金属アレルギーでつけられないのは残念ですよね。
金属アレルギーの方も素材に気をつければ、アレルギー反応を気にせずアクセサリーを楽しむことができます。
今回は、金属アレルギーの症状や検査方法、発症しやすい素材などを紹介します。
アレルギーの方におすすめの指輪も紹介しますので、指輪選びの参考にしてくださいね。
2023年12月18日更新
Contents
- 金属アレルギーとは?
- 金属アレルギーで考えられる症状
- 金属アレルギーになる原因
- 金属アレルギーは治る?
- 金属アレルギーかどうかの調べ方
- 金属アレルギーになりやすい人の特徴
- アレルギー検査をする
- アレルギーテストリングで確かめる
- 金属アレルギーの方が避けたい指輪の素材
- アレルギーを発症しやすい金属・素材
- アレルギーになりにくい金属・素材
- アレルギーを発症しにくい金属・素材
- 金属アレルギーの人の指輪選び
- アレルギー対応の指輪を選ぶ
- ゴールド素材のリング選びの注意点
- プラチナ素材のリング選びの注意点
- 金属アレルギーが出にくいおすすめの指輪10選
- おすすめリング1:手作り鍛造リング|atelier CraM(アトリエ クラム)
- おすすめリング2:オーバル ヴィンテージ |BRILLIANCE+
- おすすめリング3:テラメタル クリーク |SORA(ソラ)
- おすすめリング4:Lumieretour~リュミエトゥール~ |エクセルコダイヤモンド
- おすすめリング5:TSUCHIME( ツチメ ) |GRACIS(グラシス)
- おすすめリング6:〜特別なハワイアン〜 |Smith(工房スミス)
- おすすめリング7:【金属アレルギー対応のチタンリング】ローザ |雅-miyabi-
- おすすめリング8:e'ss-002 |輪-RIN-
- おすすめリング9:TITANIO-07 |Antille(アンティール)
- おすすめリング10:プラチナマリッジリング -奇跡-|4℃ BRIDAL(ヨンドシーブライダル)
- 金属アレルギーを知って楽しく指輪選びをしよう!
金属アレルギーとは?
アクセサリーや洋服の金属部分が肌に触れ、赤みや痒みの症状が出た経験から「金属アレルギーかもしれない」と気にしている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、金属アレルギーになるとどのような症状が出るのか、原因の一例などについて紹介していきます。
自分に合ったアクセサリーに出会うために、まずは金属アレルギーを知っていきましょう。
金属アレルギーで考えられる症状
金属アレルギーは、接触皮膚炎の中のアレルギー性皮膚炎に分類されます。
接触皮膚炎のため、アレルギー反応を引き起こす素材が接触している部分に症状が現れます。
症状としては、肌に赤みやぶつぶつができる、皮膚の盛り上がりや水疱などです。人によって、激しい痒みや痛みをともなうなど症状が強く出る場合もありますので注意が必要です。
金属アレルギーになる原因
アレルギー反応とは、アクセサリーに使用されている素材が汗や水などよって溶けイオン化し、皮膚のたんぱく質と結合することで、体が異物と判断して免疫反応をおこしている状態です。
イオン化傾向の高い素材と低い素材があり、イオン化傾向の高い素材はアレルギー症状を引き起こしやすくなります。
歯科治療に使用される銀歯などが原因になることもあります。
銀歯にはパラジウム合金が使われ、唾液によって金属イオンが溶け出すことでアレルギーの症状が出ることがあります。
パラジウム合金は、金や鉛、銀などで作られており、アレルギー症状が出にくい素材のものもありますが、意識していないと気をつけにくい部分です。
口内の金属アレルギーは、肌に痒みや赤みが出るといった分かりやすい症状ではなく、体調不良や口内炎、湿疹などの症状が出ることもあります。
ただの体調不良と勘違いしてしまうことがあり、金属アレルギーが原因だと気づきにくいことがあるので注意が必要です。
金属アレルギーは治る?
金属アレルギーの症状が出た場合は、まずは症状を引き起こしている素材を外します。
アレルゲンの金属を外すと症状は治まりますが、また身に着けると症状が現れる可能性が高いです。
皮膚科では、症状に合わせて飲み薬や塗り薬を処方してくれます。
その時の体調によって症状が出やすくなるケースもありますので、身に着ける物はアレルギー反応が出ない素材を選ぶことが大切です。
金属アレルギーかどうかの調べ方
ここでは、金属アレルギーかどうかをどのように調べればいいのか紹介していきます。
「金属アレルギーかもしれない」と心配な方は、安心してアクセサリーを楽しむためにアレルギー検査を検討してみるのもいいかもしれません。
アレルゲンが分かると指輪を購入する時にも素材を選びやすくなり、自分に合ったものを身に着けられるようになります。
金属アレルギーになりやすい人の特徴
金属アレルギーは汗や水によって溶け出した金属が、皮膚に触れてアレルギー反応を起こすため、汗をかきやすい人はアレルギー反応が出やすい傾向があります。
汗をかきやすい運動時などは、貴金属を外すなどして対応するのがおすすめです。
汗だけでなく体液にも溶け出しやすいため、初めてピアスを開けた時にアレルゲンの金属と触れ発症することもあります。
メッキピアスなどをファーストピアスとして使用すると未完成な皮膚の体液とイオン化傾向の高い素材が接触する可能性が高まるため、注意するようにしたいですね。
アレルギー検査をする
金属アレルギーがある場合は、どの金属に反応しているかを知ることが大切です。
金属アレルギーのアレルゲンを調べる場合はパッチテストと呼ばれる検査を実施します。
パッチテストをすると原因物質を確認することができるので、気になっている人は試してみましょう。
パッチテストは、金属を含ませた物を皮膚に貼り、アレルギー反応が出るか確認しまするという流れで実施します。
2日間貼ったままの状態にした後に判定し、3日後、7日後にも経過を確認するなどの方法がとられ、複数の金属を同時に検査することができます。
どの金属に対してアレルギーがあるのかが分かれば、その金属を避け他の素材を使用したジュエリーを楽しむことができます。
血液検査によって金属アレルギーを検査することもできます。
パッチテストに比べると体への負担が少ないですが、精度が高くないため、パッチテストが一般的となっています。
アレルギーテストリングで確かめる
アレルギーテストリングを用意しているジュエリーショップもあり、数日間リングをつけてアレルギー反応が出るかチェックしてから購入することができることも。
店舗によって取り扱っていないところもあるため、問い合わせてみるといいでしょう。
金属アレルギーの方が避けたい指輪の素材
金属アレルギーは後天的に発症する症状になります。
金属アレルギーを発症しやすい素材を避けることで、症状を予防することができます。
具体的な素材を4つ紹介しますので、アクセサリーの素材に迷っている方は参考にしてみてくださいね。
アレルギーを発症しやすい金属・素材
指輪に使われる素材でアレルギー症状が出やすいと言われている素材は「パラジウム」「銅」「ニッケル」です。
単体でアクセサリーに使用されることはあまりありませんが、指輪によく使用されるプラチナやゴールドに混ぜられていることがあります。
中でもパラジウムはプラチナやゴールドに混ぜられていることが多い素材です。
プラチナやゴールドは、結婚指輪や婚約指輪などに多く使用される素材です。
つけっぱなしにする方が多い指輪なので、金属アレルギーの方は気をつけたいポイントになります。
銅は、根強いファンが多いピンクゴールドによく使用されています。
ピンクゴールドは、金に銅などの素材と合わせて作られています。肌なじみが良く華やかで愛らしい印象がするので、人気のある素材のひとつです。
アレルゲンである銅が含まれている場合があり、少量ですがイエローゴールドにも銅が配合されることがあるため、カラーゴールドを選ぶ場合には注意しましょう。
ニッケルは、ホワイトゴールドに混ぜて使用されることがあります。
ホワイトゴールドの指輪を選ぶ場合は、ニッケルが含まれているか確認しておくと安心です。
金属アレルギーを発症しやすい素材は、指輪に使用されている素材の合金として利用されている場合があります。
気づかないうちに身に着けてしまうこともありますので、アレルゲンがどの素材に配合されているか事前に確認しておきましょう。
中でも結婚指輪や婚約指輪は長く使う大切なアイテムなので、指輪選びの時には自分にあったものを選べるといいですね。
アレルギーになりにくい金属・素材
指輪に使用されている素材には、アレルギー反応が出やすい素材が含まれていることがあります。
単体で使用することはほぼないのですが、他の金属に混ぜて使用されていることがあります。
気づかずに使用してしまうことがありますので、事前に合わない素材がどの素材に含まれている可能性があるのか知っておくと便利です。
ここでは、アレルギーを発症しにくい金属・素材をご紹介します。
アレルギーを発症しにくい金属・素材
アレルギー反応が出にくい素材は、「プラチナ」「ゴールド」「チタン」「ジルコニウム」などです。
ゴールドは幅広い年齢層から好まれ、アクセサリーによく使用されます。
ゴールド自体はイオン化傾向が低くアレルギー反応を起こしにくい素材です。
他の金属を混ぜて使用することが多く、混ぜる素材によって色味も変わります。
ピンクゴールドやイエローゴールドなどのカラーゴールドは日常使いの指輪や結婚指輪にも使用されています。
プラチナもアレルギー反応を起こしにくく、イオン化傾向が低い素材です。
変色や変質しにくいことから「変わらない輝き」として結婚指輪や婚約指輪で人気があります。
強度、耐熱、耐酸性に優れているため長く利用する指輪に最適です。
小さな爪で宝石をしっかり固定することができるので、ダイヤモンドなどを使用するデザインにも人気があります。
プラチナにはパラジウムが合金されていることがありますので、アレルギーがある方はパラジウムが使用されていないプラチナを選ぶといいでしょう。
チタンは汗や水に触れても溶け出すことがないため、金属アレルギーを発症しにくい代表的な素材です。
熱に強く錆びにくいため、指輪を長く愛用したい方におすすめです。
使い勝手の良さと低価格で購入できることから結婚指輪の素材に選ぶ方もいます。
メタリックな風合いが魅力で男性も女性も使いやすく、ユニセックスのデザインにも取り入れやすい金属です。
ジルコニウムは耐食性がありイオン化傾向が低いため、金属アレルギーの方におすすめの素材です。
酸やアルカリにも腐食されにくい性質があるため、温泉や水仕事、汗をかく場面でも指輪をつけた状態で楽しめます。
くすんだシルバー色をしていますが、多彩な色にすることができ発色の良さから個性的なデザインやカジュアルなデザインに取り入れやすいことが魅力の素材です。
地金にロジウムコーティング加工をしているものもあり、ロジウムはアレルギー反応を引き起こしにくい金属です。シルバーリングなどに良く使用されアレルギー反応を起こしにくくなりますが、クロスで拭くとコーティングが剥がれてしまいます。
コーティングが剥がれたところが皮膚に触れ、地金の金属素材によってはアレルギー反応がでることがあります。
金属アレルギーの人の指輪選び
アレルギー対応の指輪を選ぶ
金属アレルギーが出にくい素材の指輪として、ニッケルフリーもしくはノンニッケルの素材があります。
ニッケルを極力使用しないようにしているものをニッケルフリーといいます。
ノンニッケルはニッケルではなくチタン合金などを使用して対応している素材のことです。
ヨーロッパでは厳しく基準が決められていますが、日本ではそれぞれのメーカーによって対応が異なっているため、ニッケルフリーやノンニッケルであっても、どの程度含まれているか事前に確認しておくと安心です。
ゴールド素材のリング選びの注意点
ゴールドは「K10」「K18」(18金)または「10K」「18K」のように表記しますが、この数字の違いは含まれている金の量です。
純金は柔らかく変形しやすくなるため、金に他の素材と混ぜて使用しています。
「K10」は42%の金に対して、58%他の金属が含まれていることを表し、「K18」は75%の金に対して、25%他の金属が含まれていることを表しています。
金属アレルギーがある方は、金以外にどんな素材と合金しているのかを確認して選ぶといいでしょう。
金と合わせる素材は、シルバーや銅、パラジウムが一般的で、「K10」よりアレルゲンが少なく合成されている「K18」のほうがアレルギー反応を起こしにくくなります。
プラチナ素材のリング選びの注意点
プラチナは、「Pt900」「Pt950」のように表記しますが、この数字は含まれているプラチナの量を表しています。
プラチナに何の金属を合わせているか確認するとアレルギー反応の対策ができ、より指輪を楽しむことができます。
プラチナにはパラジウムが合金されていることがありますので、アレルギーの方はパラジウムが使用されていないプラチナを選ぶといいでしょう。
金属アレルギーが出にくいおすすめの指輪10選
金属アレルギーの方は、プラチナやゴールド、チタン、ジルコニウムを使用している指輪から選ぶのがおすすめです。
ふたりとも違うアレルゲンを持っているカップルがペアリングを選ぶ場合は、それぞれ素材を選べる指輪がいいでしょう。
自分に合った指輪選びができるように、おすすめの指輪を参考にしてください。
おすすめリング1:手作り鍛造リング|atelier CraM(アトリエ クラム)
プラチナやK22の素材などに対応し、金の含有率が高いため金属アレルギーの方もつけやすくなっています。
純度が高くなると柔らかく傷が入りやすくなりますが、鋳造製法によって表面の強度を高めているため、傷が入りにくく変形しにくいため長く愛用するのに向いています。
シンプルながら表面の動きに個性があり、細身もしくは極細のリングと重ね付けしても素敵です。
おすすめリング2:オーバル ヴィンテージ |BRILLIANCE+
プラチナとゴールドの素材から選べるため、金属アレルギーがある方も選びやすい指輪です。
指輪の幅も選べるので、ペアリングにする時は男性のリングは幅広にするなど、それぞれの好みに合わせてアレンジすることができます。
サンプルリングを10本まで往復送料無料で届けてくれます。
オンラインで相談できるサービスもあるため、希望や素材で気になることなど伝えやすいのが安心ポイントになります。
おすすめリング3:テラメタル クリーク |SORA(ソラ)
チタンとジルコニウムを混ぜ合わせて作成したテラメタルという技法を使用しています。
個性的でオリジナル性のあるデザインは、ふたりにとって唯一無二のアイテムになるでしょう。
金属が汗や水に溶けだしにくいチタンとジルコニウムを使用しているので、日常生活で使いやすいのも嬉しいポイントです。
おすすめリング4:Lumieretour~リュミエトゥール~ |エクセルコダイヤモンド
プラチナ素材の指輪を取り扱いPt999からも選ぶことができるので、アレルゲンを気にしている方もつけやすい素材です。
フォーマルな場で使いやすくプラチナの上品な輝きが素敵な指輪です。
華奢でシンプルですがデザイン性があり、30代、40代と年齢を重ねても使い続けやすいデザインです。
重ね付けしやすいデザインなので、結婚式などのパーティーに行く時は婚約指輪とセットにして使うのもおすすめです。
おすすめリング5:TSUCHIME( ツチメ ) |GRACIS(グラシス)
チタンやジルコニウムを使用して作成している金属アレルギーに対応した専門店の指輪です。
チタンのアレルギーテストリングの貸し出しサービスがあるため、事前にアレルギー反応が出ないか確認することができます。
メンズ、レディースそれぞれ楽しめるテイストで、指輪をファッションとして楽しみたい方におすすめです。
おすすめリング6:〜特別なハワイアン〜 |Smith(工房スミス)
ハワイアンジュエリーは幸福や絆を表している物が多く、ペアリングにも人気があります。
ハワイアンジュエリーは14Kの素材が一般的ですが、こちらの店舗はプラチナ素材やゴールドなどに対応しオーダーメイドで作成できるため、素材の指定ができるのがポイントです。
ふたりともそれぞれ違うアレルゲンの場合は、素材は別々にしても印象的な模様がおそろいにできるので、ペアらしさを楽しむことができます。
おすすめリング7:【金属アレルギー対応のチタンリング】ローザ |雅-miyabi-
チタンを使用しているので、アレルギー反応を気にせずつけられるリングです。
一見シンプルなデザインですが、横から見るとバラがあしらわれたロマンチックなデザインです。
身に着けている時はシンプルに見えるので、男性もつけやすくなっています。
おすすめリング8:e'ss-002 |輪-RIN-
チタンベースに上下をゴールドのミル打ちが施されたお洒落な指輪です。
皮膚に接する内側はチタンで作られているため、アレルギーがある方も気にせず使用できます。
ベースがチタンなので低価格なのも嬉しいポイントです。
ゴールドの華やかさとチタンのクールな雰囲気がマッチした、アレルギーのある方も安心の指輪です。
おすすめリング9:TITANIO-07 |Antille(アンティール)
チタンの素材で作られたアレルギー対応の指輪です。
強度もあり、価格帯も素材の割に低めになっているため、ファッションリングとしても使いやすくなっています。
非常に軽い素材なので、大ぶりの指輪でも重さを気にせず使用できます。
チタン素材のリングは、素材の風合いが男女ともに使いやすくお洒落なので、洋服のコーディネートのアクセントとしても活用できます。
おすすめリング10:プラチナマリッジリング -奇跡-|4℃ BRIDAL(ヨンドシーブライダル)
プラチナやゴールドの素材から指輪を選ぶことができるので、自分のアレルゲンに合わせて選ぶことができます。
刻印直し、汚れなどのクリーニング、サイズ直しなど無料でおこなってくれる永久保証があります。
プレミアムプラチナを選択した場合、時間がたっても変わらない輝きと硬度、強度が叶います。
結婚指輪は毎日つけるので家事や仕事で傷がつくことがあります。
硬度や強度があるのは嬉しいポイントです。
金属アレルギーを知って楽しく指輪選びをしよう!
今回は、金属アレルギーやアレルギー反応を起こしやすい素材などについて紹介しました。
金属アレルギーの方も自分に合った素材の指輪を選べば、アクセサリーを楽しく身に着けることができます。
ネックレスやイヤリング、イヤーカフなどの小物とあわせたりしながら、おしゃれを楽しみましょう。