結婚式の二次会は何から準備する?開催のメリットや注意点も解説
結婚式の後に親しい友人や同僚たちを招待して行うのが、二次会です。
結婚式には式場のプランナーが付いてくれますが、二次会は自分たちで準備する必要があるため、何から進めたらいいか分からないと悩むカップルも多いのではないでしょうか。
また、そもそも二次会を行うか迷っているというカップルも少なくありません。
この記事では、二次会の会場選びのポイントや、必要な準備についてまとめました。
二次会を行うメリットや幹事の選び方、開催する時の注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2024年01月29日更新
Contents
- 結婚式の二次会って?
- 結婚式の二次会の役割
- 結婚式の二次会を開催するメリット
- 結婚式の二次会の会場を選ぶポイント
- 招待するゲストの人数を考慮
- ゲストの会費や自己負担額から予算を決める
- 希望の演出や雰囲気に合わせる
- 結婚式場からのアクセスもチェック
- 結婚式の二次会に幹事は必要?
- 引き受けてくれる友人がいれば頼んでもOK
- プロに依頼することもできる
- 新郎新婦が幹事をする場合も!
- 結婚式の二次会に必要な準備
- 招待するゲストをリストアップ
- 新郎新婦と幹事で会場や演出を相談
- 結婚式の出欠が出そろったらゲストに連絡を
- 新郎新婦の衣装を準備
- 幹事は当日、早めの会場入りを
- ゲストのために気を付けたい注意点
- ゲストの負担が大きくなりすぎないようにする
- 全員が楽しめる演出を用意する
- 二次会から参加するゲストにも気遣いを
- しっかり準備をして楽しい二次会を開催しよう
結婚式の二次会って?
結婚式の二次会は、披露宴の後に行うアフターパーティのこと。
親族などは呼ばず、友人を中心に開催する場合もあれば、海外挙式を終えた後や、家族と親族のみで挙式と食事会を行った後にも、二次会を開催するケースがあります。
二次会のスタイルは、特に決まりがあるわけではありません。
二次会の雰囲気に関しても、ラグジュアリーなパーティもあれば、飲み会の延長戦のようなカジュアルなスタイルもあり、新郎新婦のイメージに沿った会をつくることができます。
結婚式の二次会の役割
結婚式の二次会の役割は、親しい友人たちに結婚を祝ってもらうこと。
披露宴では新郎新婦がゲストをおもてなしするのに対し、二次会は友人主体で新郎新婦をお祝いする場になります。
結婚式に招待できなかった人に来てもらい、ふたりの結婚をお披露目する目的もあります。
料理はビュッフェスタイルが基本で、新郎新婦が自由にゲストと楽しめることも、披露宴との大きな違いでしょう。
結婚式の二次会を開催するメリット
結婚式の二次会を開催するメリットには、次の4つが挙げられます。
・結婚式に呼べなかった人を招待できる
・ゲストとゆっくり会話ができる
・お互いの友人を紹介できる
・友人とわいわい盛り上がれる
披露宴会場では人数に制限があり招待できなかった人も、二次会に招待することで結婚のお披露目や報告ができます。
披露宴に出席していても、ゲストとほとんど会話できないことも多いため、ゲストとゆっくり会話を楽しめるのも二次会の良さです。
披露宴会場では新郎側と新婦側に席が分かれていますが、二次会では席を自由に行き来することができます。
お互いの友人を紹介したり、友人同士が交流したりできるのも、二次会の楽しみのひとつでしょう。
また、二次会は披露宴よりもくだけた雰囲気になるため、ゲームや余興などでわいわい楽しむことができます。
準備等で新郎新婦の負担は増えますが、開催するメリットも多いです。
結婚式の二次会の会場を選ぶポイント
結婚式の二次会会場を選ぶ時は、ゲストの人数や予算、求める雰囲気やアクセスの良さがポイントです。
それぞれどんなことに配慮して決めたらいいか、順番に解説していきます。
招待するゲストの人数を考慮
二次会の会場を選ぶ時は、招待するゲストの人数を考慮しましょう。
ゲストの人数を気にせずに選んでしまうと、呼びたい人を全員招待できないケースや、人が多すぎて身動きしづらく、十分楽しめないパターンもありえます。
逆に、人数に対して広すぎる会場を手配してしまい、がらんとした雰囲気になってしまうこともあるでしょう。
二次会会場は、ゲストの人数に対してちょうどよい広さのお店を選ぶのがポイントです。
ゲストの会費や自己負担額から予算を決める
二次会の予算は、ゲストの会費とふたりの自己負担額で決まります。
新郎新婦の友人が幹事となって開催する場合、二次会の費用は会費でまかなうのが一般的ですが、新郎新婦が主催の場合や、ゲストにもっとおもてなしをしたいという場合は、自己負担を検討しましょう。
ゲストの会費の相場は、5,000円~8,000円が平均です。
男性側にお酒をたくさん飲む人が揃っていたり、男女の比率に差があったりと、新郎新婦の関係性によっては男女で会費に差をつけることもあります。
予算立てを適当にすると、後から足りなくなって自己負担額が大幅アップする可能性もあるので、参加人数を気持ち少なめに見積もって計算するといいでしょう。
希望の演出や雰囲気に合わせる
二次会の会場を選ぶ時は、希望の演出ができるか、自分たちの求める雰囲気なのかもチェックしましょう。
挙式の映像やプロフィールムービーを流したくても、プロジェクターがなかったら上映できません。
ふたりの衣装やウェルカムボードなどの装飾が可愛らしい雰囲気でも、会場がまったく違うテイストだったら、ちぐはぐな印象になってしまうことも。
自分たちのイメージした二次会にするためには、下見の時に設備や雰囲気もしっかり確認することが大切です。
結婚式場からのアクセスもチェック
披露宴後に二次会を行う場合、結婚式場からスムーズにアクセスできるかも重要です。
披露宴会場から二次会会場へのアクセスが悪いと、両方出席してもらいたくても「二次会は行きにくいからやめておこう」となりかねません。
披露宴終了から二次会開始までの時間は、2時間以内がベストです。
移動時間だけでなく着替えや準備なども考えて、アクセスしやすい会場を選びましょう。
会場を選ぶ時は、二次会から参加するゲストのアクセスも考慮すると親切です。
結婚式場によっては、披露宴後にそのまま二次会ができる会場もあります。
新郎新婦も幹事も移動する必要がなく、景品などの搬入が事前に行えたり装飾もそのまま使えたりと、準備もスムーズで便利です。
結婚式の二次会に幹事は必要?
結婚式の二次会では、幹事が準備や当日の進行役を担うのが定番です。
友人にお願いしたり、プロの代行業者に依頼したり、新郎新婦が行うケースもあります。
二次会は、準備することがたくさんあります。
進行や余興の内容を決めたりゲームのアイテムや景品の買い出しに行ったりと、やることが幅広いため、幹事がいないと成り立たないケースも多いでしょう。
引き受けてくれる友人がいれば頼んでもOK
二次会の幹事は会社の同僚や後輩、友人などが多いですが、引き受けてくれる方がいればお願いしましょう。
基本的には、新郎側と新婦側の双方から1~2人ずつ、計2~4人くらいを幹事に立てます。
ゲストの名簿をまとめたり受付で会費を集めたりと、個人情報やお金を扱うことにもなるため、特に親しく信頼できる人にお願いすると安心です。
友人に幹事を依頼する場合はすべてお任せするのではなく、新郎新婦も一緒に計画し、準備も手伝うようにしましょう。
友人に幹事を依頼する場合は、二次会が終わったらお礼を渡したり、後日食事をご馳走するなどの配慮も必要です。
プロに依頼することもできる
友人に負担を掛けたくない、なるべく自分たちで準備したいという方は、プロに依頼するのもありです。
二次会の場合は、二次会代行業者にお任せすると幹事を用意する必要がなく、ふたりの負担もそれほど掛かりません。
二次会代行業者の中には、会場探しからゲームや景品の準備、当日の段取りや進行まですべて行ってくれるところもあります。
プロなら司会役やゲームの進行にも慣れているので、幹事がうまくやれているか心配することもありません。
代行業者が提案するプランによって、費用やどこまでやってくれるかも異なるので、幹事をどうするか迷っている方はチェックしてみましょう。
新郎新婦が幹事をする場合も!
ゲストに負担をかけたくないけれど、代行業者に依頼するほどでもないという場合は、新郎新婦が幹事をするケースもあります。
ただし、二次会ではゲストは新郎新婦をお祝いするために来ているので、ふたりが幹事として立ち回ることはかなり大変です。
また、演出のタイミングなどで、会場スタッフとの細かい連携も必要になります。
二次会開催までの準備は新郎新婦が行い、当日の受付や司会は友人に依頼するなど、必要な場面では友人の力も借りるのがベストでしょう。
結婚式の二次会に必要な準備
結婚式の二次会を成功させるには、必要なことをしっかり準備し、手配することが大切です。
ここでは必要な準備と流れについて、紹介していきます。
招待するゲストをリストアップ
二次会を行うことを決めたら、まずは招待するゲストのリストアップです。
結婚式では新郎側と新婦側とに席を分けるため、あまり差がないように人数を合わせることが多いですが、二次会では分けて考える必要はありません。
披露宴にも招待している友人や、会社の同僚に先輩後輩、二次会のみ招待する友人など、呼びたい人をリストアップしてみましょう。
会場を決める時におおよその人数を把握している必要があるので、出席できそうかも事前に打診しておく必要があります。
新郎新婦と幹事で会場や演出を相談
ゲストのリストアップができたら幹事を決め、新郎新婦と幹事との顔合わせを行いましょう。
会場候補ややりたい演出など、二次会のイメージを相談し、準備のスケジュールを立てます。
あらかじめ幹事の役割分担も決めておくと、準備もスムーズに進むでしょう。
二次会会場の下見は5か月前くらいから始め、3~4か月前には会場を予約するのが理想です。
おしゃれなレストランなど人気のあるお店や、年末年始の忘年会や新年会の時期はすぐに予約が埋まってしまうため、早めに会場を押さえておきましょう。
会場が決まったら、進行や演出の内容を具体的に決めていきます。
結婚式の出欠が出そろったらゲストに連絡を
結婚式の出欠が出そろったら、二次会に招待するゲストにも連絡をしていきます。
二次会の案内を出すのは2か月前くらいが目安ですが、最近では二次会の招待状はメールやSNSで送る方法が主流です。
返事はメールでの返信や、QRコードから返信ページにアクセスして回答する方法もあります。
メールやSNSだと見逃す人もいるので、事前に送ることを伝えておいたり、送信後にも口頭で確認をお願いしたりと、フォローしておくといいでしょう。
新郎新婦の衣装を準備
新郎新婦は、二次会の衣装の準備も進めていきましょう。
新婦は、結婚式で着たウエディングドレスやカラードレスを着ればいいと考える方もいるでしょうが、提携の式場でしか着用ができなかったり、延長料金がかかる場合もあるので注意が必要です。
二次会用にドレスをレンタルしたり、購入する場合は試着やサイズ調整に日数がかかる場合もあるので早めに検討を始めましょう。
カジュアルな二次会にするなら、シンプルなワンピースを選ぶのも今時です。
新郎はタキシードやディレクターズスーツ、ダークスーツなどで、新婦と衣装の格を合わせましょう。ラフなスタイルにするなら、カジュアルシャツにネクタイとベストの組み合わせもありです。
ホテルや結婚式場でそのまま二次会を行う場合は、結婚式で着用した衣装を引き続きレンタルできるケースもあります。
着替えの手間がなく、レンタル代を節約できるのは魅力です。
また、衣装を選ぶ時は、二次会会場の広さも考慮しましょう。
レストランやカフェなどは結婚式場より狭いことが多いので、花嫁のドレスはシンプルでボリュームが少なく、動きやすい衣装がおすすめです。
幹事は当日、早めの会場入りを
当日は、幹事は早めに会場入りをして準備を始めましょう。
結婚式場でそのまま二次会を行う場合は、搬入物を事前に持ち込んでおくなど、ある程度準備しておけます。
しかし、別の会場で行う場合は、借りられる時間が決まっているため準備時間もタイトです。
幹事が披露宴も出席している場合は、終了後急いで二次会の準備に向かう必要があることも。
用意が間に合わずに慌てないように、準備時間も含めたスケジュールを計画しましょう。
ゲストのために気を付けたい注意点
最後に、ゲストのために気を付けたい注意点を紹介していきます。
二次会はいろいろな人が集まるため、誰もが楽しめるパーティにすることが大切です。
一部のゲストに負担がかかったり、内容が偏ったりしないように気を付けましょう。
ゲストの負担が大きくなりすぎないようにする
二次会の開催日時や場所、会費などで、ゲストへの負担が大きくなりすぎないよう気を付けることが大切です。
二次会は結婚式の後に行うことが多いですが、結婚式の日にちや終了時間によっては、次の日の仕事や帰りのアクセスに影響を及ぼしてしまいます。
ゲストになるべく負担がかからないよう、開始時間や開催場所をよく考えて決めるのが吉です。
また、二次会の費用が予想よりかかりそうな時は、ゲストの会費の見直しではなく、新郎新婦の自己負担で対応することも検討しましょう。
全員が楽しめる演出を用意する
二次会の内容を決める時は、全員が楽しめる演出を用意することも大切です。
二次会には、新郎側と新婦側の双方から様々なゲストが参加します。
幼馴染や同級生、会社の先輩や同僚など、ふたりとの関わりもそれぞれです。
一部の人しか分からない身内ネタは、場の雰囲気を白けさせてしまいます。
また、二次会ではお酒と勢いで下品なネタを披露するなど、羽目を外してしまうことも少なくありません。
二次会に来ている人は、これからもお付き合いのある人たちです。
失礼なことをして不快にさせることのないよう気を付けましょう。
お酒を飲みすぎると、酔っぱらいすぎて醜態をさらしてしまうこともありえます。
せっかく参加してくれたゲストを最後までしっかりお見送りできるように、お酒の飲みすぎにも注意しましょう。
二次会から参加するゲストにも気遣いを
二次会から参加するゲストへの気遣いも大切です。
結婚式から参加しているゲストは新郎新婦の一日の様子を知っていますが、二次会から参加するゲストには分かりません。
二次会会場で挙式の映像を流したり、式場で飾っていた装飾を二次会でも飾ったりと、結婚式の雰囲気も取り入れると喜ばれるでしょう。
二次会からの参加者に、ドレスコードを伝えておくのも気遣いのひとつです。
披露宴から参加するゲストが多いとフォーマルな服装が目立つため、カジュアルな服装のゲストは浮いてしまいます。
ゲストへのちょっとした配慮が、二次会の成功のコツです。
しっかり準備をして楽しい二次会を開催しよう
結婚式の二次会は、友人や会社の同僚など、親しい人たちで集まって盛り上がることができるため、結婚式よりも楽しみにしている方もいるでしょう。
二次会には、披露宴に呼べなかった人も招待でき、友人とゆっくり会話もできるなど、メリットがあります。
二次会を成功させるには、幹事との連携や適切な会場選び、みんなが楽しめる演出の用意など、いろいろと準備が必要です。
ゲストが楽しんでくれるよう気遣いもしながら、しっかり準備をして楽しい二次会を開催しましょう。