4Cってなに?婚約指輪のダイヤについて知っておきたい大切なこと
ダイヤモンドの婚約指輪は女性にとっては永遠の憧れ。しかし、同じようなデザインでも指輪によって値段がかなり違います。ブランドの知名度や流通経路による差もありますが、ほとんどの場合ダイヤモンドの品質の違いによるものです。
ダイヤモンドの品質を表す4Cや婚約指輪に向いているカットの種類など、購入する前にダイヤモンドについて良く知っておきましょう。
2024年05月21日更新
Contents
ダイヤモンドの4Cとは?
婚約指輪で最も多くの人に選ばれるのがダイヤモンドのついた指輪。
ダイヤモンドは他のものに傷つけられず永遠の輝きを持つことから、永遠の愛の証として婚約指輪に最適です。
愛の告白のための婚約指輪ですから、ダイヤモンドの品質に関する知識も必要です。
ダイヤモンドの品質は4Cというもので表されます。
4Cとはダイヤモンドの評価基準で、Carat(カラット)、Color(カラー)、 Clarity(クラリティ)、 Cut(カット)の頭文字を取ったもの。
この4つの条件を確認することで、ダイヤモンドの品質を知ることができます。
ダイヤモンドの大きさ(重さ)を表すカラット
婚約指輪を選ぶときによく耳にする「カラット」。
何カラットのダイヤを選ぶか、男性は頭を悩ませるのではないでしょうか。
カラットというのは、ダイヤモンドの重さのこと。
1カラットが0.2gにあたります。
カラット大きくなるにしたがって、希少価値が高まり価格も上がります。
しかし、カラットが同じ場合でも、値段が大きく違うことがあるのは、ダイヤモンドの値段を決めるのはカラットだけではないからです。
婚約指輪で人気があるのは、0.3カラット前後。
重さの基準ではありますが、一般的にはダイヤモンドの大きさの目安として使われています。
4Cの中でも違いが分かりやすいため、注目されやすい基準となります。
ダイヤモンドのカラー
ダイヤモンドは無色透明のものだけではありません。ダイヤモンドの色は無色のものから黄色身を帯びたものまであり、アルファベットでグレードを表しています。もっとも価値が高いのが無色のD。無色の中にもD、E、Fのグレードがあり、次いでほぼ無色のG~Jと、薄い黄色まで23段階に分かれています。
このうち婚約指輪に多く使われるのがD~Gまでのグレードのもの。無色のダイヤモンドの価値が高いのは、透明度が高く光をよく通過させるためです。他に、ブラウンやグレーの入っている度合いも美しさに関係します。ピンクやブルーなどかわいらしいイメージのダイヤモンドもありますが、ほとんどが人工的に着色しているものです。
透明度を表すクラリティ
クラリティはダイヤモンドの透明度を表すもので、カラーとは違い、ダイヤモンドの内部や表面の状態を拡大鏡で検査して評価が決められます。内包物(インクルージョン)や表面の特徴の少ないものが価値が高く、11段階に分けられます。
インクルージョンとは、石の内部にみられる他の鉱物やひずみのこと。その場所や種類などによっても品質が分けられます。最も価値の高いのが、内部にも表面にも特徴のないもので、FL(フローレンス)と呼ばれます。
ダイヤモンドを美しく見せるのはカット技術
ダイヤモンドは初めからあのように輝いているわけではありません。ダイヤモンドの輝きはカットによって引き出されるもので、カットは品質を決める大切な要素の一つ。プロポーション(比率)とポリッシュ(研磨状態)、シンメトリー(対称性)を総合的に判断して評価が決まります。Excellent(エクセレント)が最高評価。カットの良しあしでダイヤモンドの輝きも変わります。
キラキラとした輝きを最大限に引き出すのがブリリアントカット。婚約指輪ではラウンド・ブリリアントカットが一般的です。他に、船型のマーキース・ブリリアントカットやハートシェイプ・ブリリアントカット、小判型のオーバル・ブリリアントカットなどがあります。ブリリアントカット以外では、エメラルドカットやプリンセスカットというものも。どちらも平面の広いカットです。
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婚約指輪におすすめのダイヤモンドは?
長い間大切にしたい婚約指輪。
最も一般的なのは、品質の高い0.2~0.4カラット程度の美しいブリリアントカットのダイヤモンドです。
ただ、婚約指輪は二人の愛の証に贈るもの。
あまり4Cの評価にこだわり過ぎず、自分の目で見て美しいと思う、パートナーにぴったりのダイヤモンドを選ぶとよいでしょう。