婚約指輪の相場はどのくらい?年代別の相場や人気ブランドを紹介
婚約の証として贈られる「婚約指輪(エンゲージリング)」。
婚約指輪は一生に何度も購入するものではないからこそ、後悔のないようにしたいですよね。
世間一般では、婚約指輪の金額は給料3ヶ月分などと見聞きしますが、実際のところどうなのでしょうか。
この記事では、先輩カップルに聞いたアンケートをもとに婚約指輪の平均購入額と年代別の相場を解説します。
婚約指輪が高くなるポイントや人気のブランドも紹介するので、婚約指輪選びの参考にしてください。
2024年01月29日更新
Contents
婚約指輪の相場について
ここでは、婚約指輪の相場を紹介します。
婚約指輪はピンからキリまであるので、どの価格帯を買えばいいのか悩んでしまいますよね。
指輪を選ぶ基準としては、ダイヤモンドの品質やデザイン、フィット感、アフターサービスの充実度などが挙げられます。
これらを総合評価した結果、先輩カップルが購入した婚約指輪はいくらくらいになったのでしょうか。
婚約指輪の平均購入金額は20〜40万円!
リングラフで婚約指輪にかかった金額を調査したところ、平均価格は20〜40万円でした。
アンケートによると、最も多かった価格帯は20〜30万円、次いで30〜40万円という結果です。
60万円以上の婚約指輪を買う人は少なく、10万円前後の婚約指輪を買う人も一定数いました。
婚約指輪は「給料3ヶ月分」といわれることもありましたが、時代の流れとともに「価格よりも相手の好み」「あまりお金はかけられないけれど絶対渡したい」などの価値観を持つ人も増え、費用や婚約指輪に対する考え方が変わってきているようです。
年代別!婚約指輪の相場
ここでは、年代別の婚約指輪の相場を紹介します。
婚約指輪の購入価格は年代によって異なるのでしょうか。
20代・30代・40代以上、それぞれの購入金額を調査してみました。
20代の婚約指輪の相場
20代を調査対象にした結果、婚約指輪の相場として最も多かった価格帯は20〜30万円でした。
30〜40万円の指輪を選択する人もほとんど同じで、20〜40万円が相場となりそうです。
大切な人にプロポーズするという一大イベントに、「素敵な婚約指輪を贈りたい」と奮発する人も多いようです。
また20代は社会人になって間もない年代であるため、婚約指輪にかけられる予算が限られている可能性もあり、10〜20万円の婚約指輪を購入する人も少なくありません。
経済的な理由のほかにも、「高価なものにこだわらなくても良い」という価値観のカップルが増えているのかもしれませんね。
30代の婚約指輪の相場
30代を調査対象にした結果、20代と同じで最も多かった価格帯は20〜30万円、次いで30〜40万円でした。
10〜20万円、40〜50万円の価格帯も一定数いるため、30代だからといって、20代に比較して婚約指輪の金額が跳ね上がるわけではないようです。
しかし、30代で出世や転職をして給料が上がるケースは珍しくありません。
経済的な余裕から50〜70万円の婚約指輪を買う人もいます。
40代・50代の婚約指輪の相場
40代以上を調査対象にした結果、結婚指輪の相場は20〜40万円でした。
年齢に比例して金額が跳ね上がるわけではなく、最近ではファッションの多様化や婚約指輪に対する考えなどが変わってきているため、価格にこだわりすぎず、一人ひとりの好みや価値観に合わせて選ぶことを重視する人も多いようです。
しかし、40代以上は経済的に少し余裕が出てくる年代であるため、60万円以上の高価な婚約指輪を選ぶ人もいます。
華やかで上品なデザインを好む傾向があるため、セミオーダーやフルオーダーの婚約指輪を選ぶことも多いようです。
婚約指輪を購入する前の予算は?
ここでは、婚約指輪を購入する前の予算を紹介します。
前項では婚約指輪を実際に購入した平均相場は20〜40万円だと解説しました。
購入した金額とのギャップがあったのかを見ていきます。
予算額と実際の購入金額の差を知って、予算を決める時の参考にしてください。
一番多いのは20~30万円
最も多かった婚約指輪の購入前予算は20〜30万円でした。
世間一般の目安として数字だけで見ると、給料1ヶ月分くらいを予算と考える方が多いのでしょうか。
しかし大切なのは金額よりも「プロポーズしたい」「結婚したい」と思う気持ちです。
高いものを買えば良いというわけではないので、相手の好みに合う婚約指輪を選んであげましょう。
プロポーズや付き合った日の日付やイニシャル、オリジナルメッセージを刻印すると、特別感が増し、パートナーもきっと喜んでくれますよ。
婚約指輪の価格差が生まれるポイント
婚約指輪は、価格帯が幅広いですよね。
ここでは、婚約指輪の価格差が生まれるポイントについて解説します。
婚約指輪では、ダイヤモンドをはじめとした宝石とリングのアーム部分、この2つが価格を決めます。
なかでも価格差が生まれるのはダイヤモンドです。
ダイヤモンドの品質・ランク
ダイヤモンドの価格は品質で決まります。
その評価基準となるのは、GIA(米国宝石学協会)が制定する国際基準である「4C」です。
4Cとは、次の頭文字をとったもので構成された省略名称です。
Carat(カラット):宝石の重さを表す単位
Color(カラー):宝石の色
Clarity(クラリティ):透明度
Cut(カット):カット技術のグレード
これら4つの条件が高くなるほど、品質も高くなっていきます。
ダイヤモンドのカラット数
4Cの中でも、カラット数が高いほど希少価値も上がり、価格に直結します。
ダイヤモンド自体のサイズは小さくても重量があればカラット数は大きくなるので、小粒のメレダイヤモンドを敷き詰められた指輪でも高額になりやすい傾向があります。
そうなると、実際に何カラットのダイヤモンドを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
リングラフのアンケート調査によると、人気が高い(購入数が多い)のは「0.2ct〜0.3ct未満」で、次いで「0.3ct〜0.4ct未満」という結果でした。
小さすぎず大きすぎないサイズ感なので、ちょうどいい存在感を出すことができます。
平均的なカラット数では、デザインバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。
見栄えを重視する場合は、カラット数を大きくしてカット評価が優れたダイヤモンドがおすすめ。
ただしダイヤモンドが大きすぎると、指の細い女性の場合はアンバランスな見た目になってしまう可能性があります。
パートナーの薬指とのバランスや着けたときの雰囲気も考慮しましょう。
デザインや素材
婚約指輪の価値を左右するのはダイヤモンドの品質やカラット数だけではありません。
リングのデザインや素材も価格を左右する重要な要素です。
たとえば、リングの素材に使われるのはプラチナやゴールドが王道ですよね。
どちらも希少価値が高く、使用量が多いほど値段が高くなります。
さらに、デザインも価格に影響する要素の一つです。
複雑な装飾の加工が施されているものは、手間と時間がかかるので高くなる傾向があります。
リーズナブルな婚約指輪を探している人は、シンプルで華奢なデザインを中心に探すのがおすすめです。
また、ジュエリーブランドによっても価格差は生まれます。
海外のハイブランドジュエリーは、ダイヤモンドの品質やリングの素材、デザインだけでなく、ブランド価値も踏まえた価格設定になっているため、国内ブランドよりも高くなるケースが見られます。
婚約指輪を選ぶときは、予算や品質、デザインに限らず、ブランドやサービスの品質などもよく確認した上で決めましょう。
婚約指輪の人気ブランド
ここからは、婚約指輪の人気ブランドを紹介します。
女性には憧れのブランドがあるケースも多く、心の中で密かに「婚約指輪はあのブランドがいいな…」と考えている人も多いでしょう。
人気ブランドをリサーチして、パートナーが喜ぶ婚約指輪を選びましょう。
憧れの婚約指輪ブランド
リングラフで憧れの婚約指輪を調査したところ、1位ティファニー、2位カルティエ、3位ハリー・ウェストンという結果に。
海外の高級ブランドは気品が高く、ラグジュアリーなデザインが豊富にラインナップしていることから、多くの女性の心を掴んでいます。
SNSなどでティファニーやカルティエのボックスと一緒に映る婚約指輪を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
それほど認知度が高く、「あのボックスで、あのブランドの指輪でプロポーズされたい!」と憧れを抱く女性は多いようです。
実際に購入された婚約指輪のブランド
実際に彼女に購入した婚約指輪は、憧れの婚約指輪ランキングとはガラッと変わり、1位銀座ダイヤモンドシライシ、2位ティファニー、3位アイプリモでした。
「憧れのブランドで購入しましたか」のアンケート結果では、「はい」が36%、「いいえ」が64%と、カップルの6割以上が別のブランドを選んでいます。
その理由としては「憧れのブランドは高額で手が届かない」「値段を考えるとダイヤモンドの大きさや品質を妥協しないといけない」と、価格の部分がネックになったようです。
他にも「好きなデザインがなかった」という声もありました。
高級で人気のあるブランドは誰もが憧れを抱くもの。
しかし、ハイブランドだからといって誰もが絶対に気に入る!という保証はないのです。
デザインや素材にこだわりがある人には、独断で選ばず、パートナーと一緒に買いに行くほうがよいでしょう。
一緒に婚約指輪を選ぶ時間も、きっと素敵な思い出になりますよ。
婚約指輪は買った方がいい?
ここまで、婚約指輪の相場や人気のブランドを紹介しましたが、実際のところ婚約指輪を買った方がいいのか考えてしまう人も多いでしょう。
婚約指輪は、結婚するために絶対に必要なものではありません。
記念品としての意味合いが大きいため、買う・買わないはカップルによって違います。
婚約指輪を購入したカップルの割合は65%以上
結婚をしたカップルの半数以上は婚約指輪を購入しています。リングラフのアンケート結果では、先輩カップルの約65%以上は購入していました。
約3割のカップルは婚約指輪を購入していませんでしたが、「お金を他のことに使いたい」「普段身につけることが少ない」などの理由から購入しない選択をしたそうです。
なかには「本当は欲しいけれど相手に悪い」と思っている女性も少なくありません。
相手を気遣ってこその決断をしている人もいるので、しっかり相手の本音に耳を傾けることが大切です。
購入したのはほとんどがパートナー
結婚指輪はふたりで購入することが多いですが、婚約指輪は男性から女性へと贈られることが主流です。
婚約指輪は結婚の約束を形に残すもの。
プロポーズ時に渡すことから、男性が費用を負担して購入することがほとんどです。
なかには「彼女好みの婚約指輪を選びたい」「婚約指輪は自分で選びたい」という理由で、プロポーズ成功後に一緒に買いに行くカップルも増えました。
しかし、プロポーズ時に指輪があったほうが良いと考える男女が多いのも事実。
そのため、プロポーズ専用にプロポーズリングを用意したり、ダイヤモンドのみを贈ったりするスタイルが人気を集めています。
パートナーが喜ぶ婚約指輪を選んで、ロマンチックなプロポーズを
今回は、婚約指輪の相場や人気のブランドを解説しました。
ダイヤモンドのランクやデザイン、ブランドによっても価格は大きく変動します。
ある程度相場を調べた上で婚約指輪を見に行くと、予算内で素敵な婚約指輪を購入できるでしょう。
婚約指輪を購入するときの注意点としては、有名という理由だけで選ばないこと。
もしかすると、彼女にとってはデザインが好みじゃなかったり、好きなブランドじゃなかったりすることもあります。
婚約指輪は結婚を約束する証。
素敵な婚約指輪を片手に、ロマンチックなプロポーズ演出を叶えてくださいね。
<調査概要>
表題:婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年5月1日(月)~5月7日(日)
有効回答:796名