見た目だけでなくルーツまで美しい。エシカルなブライダルジュエリーブランド7選
昨今なにかと話題の「エシカル」というワード。
興味を持つようになった方も多いのではないでしょうか。
ブライダルジュエリーブランドでも、エシカルなアイテムにこだわっているブランドも多数存在しています。
今回は、エシカルとは何か、どんなブランドがあるのかを詳しくご紹介します。
2024年10月10日更新
Contents
エシカルの意味とジュエリーとの関わり
「エシカル」の意味とは?
「エシカル」という単語は「倫理的な」という意味。
現在よく言われているエシカル消費とは、「人や社会・環境に配慮した消費」というような意味で使われています。
「持続可能な」という意味の「サスティナブル」や、「持続可能な開発目標」を指す「SDGs」とも関連して、現在注目度がどんどん高まっています。
エシカルとジュエリーの関わり
そんなエシカルが、ジュエリーとどのように関連があるかというと、真っ先に製造過程がとりあげられます。
例えば、ダイヤモンドひとつにしても、発展途上国の鉱山で危険な発掘作業を強いられる労働者がいたり、児童労働が行われているという場合もありますし、製造の過程で大量の二酸化炭素が排出されることも。
さらには、貴金属や宝石の鉱山を巡って紛争が起こることもあります。
先進国の消費や、商品の価格維持のために、人や環境が脅かされている状態では「倫理的」とは言えませんよね。
そういった脅威に配慮し、基準をクリアした「フェアトレード(公平・公正な貿易)」認定の製品を用いることなどで、エシカルなジュエリーを製造することができるのです。
エシカルなブライダルジュエリーブランド7選
HASUNA(ハスナ)
HASUNAでは、サステナブルにこだわることはもちろん、エシカルな素材や工程も追及したジュエリーづくりが行われています。
環境にも配慮された素材の使用を徹底し、紛争や児童労働・環境汚染などに関わらないクリーンなジュエリーは、宝飾業界の社会・環境責任を持った発展を目指す国際的非営利組織であるRJCから、日本で初めてRJC認証を受けています。
デザインの美しさだけでなく、手に届くまでのストーリー全てが誠実であることが本質的に美しいジュエリーだとし、厳しいチェックを行っています。
10年後、20年後も身に着けられるよう、シンプルながらも飽きのこないデザインも魅力的です。
人気ドレスブランド、PRIMACARA(プリマカーラ)ともコラボレーションするなど、積極的に新しい取り組みも行っています。
DIALLURE(ディアリュール)
もっと「自分らしい」ジュエリーをテーマにしているDIALLUREでは、最高品質のダイヤモンドだけがセレクトされています。
天然ダイヤモンドではキンバリープロセスに則って採掘された「紛争フリーダイヤモンド」のみを用意し、地球にやさしいラボグロウンダイヤモンドも同時に取り扱っています。
また、品質保証だけでなく、国際的な鑑定機関の鑑定書もついてくるので安心です。
DIAMOND DOT LAB(ダイアモンド ドット ラボ)
DIAMOND DOT LABでは、ラボグロウンダイヤモンドの中でも特にクオリティの高いものにこだわり、天然ダイヤモンドと同様、国際基準で定められたグレードに則り、高グレードなもののみを取り扱っています。
さらに、ピュアカラーシリーズではブルーやピンクのカラーダイヤモンドや、大粒のファンシーカットなど、天然ダイヤモンドでは中々手に入らないラインナップも。
人と被りにくいデザインをお求めの方におすすめのブランドです。
KYRAH(キイラ)
KYRAH(キイラ)は、今までのあり方にとらわれず、多様性を象徴するジュエリーをコンセプトに、ラボグロウンダイヤモンドを使った商品を取り扱っています。
ラボグロウンダイヤモンドとは、研究所(ラボラトリー)で製造されたダイヤモンドを指し、天然ダイヤモンドに対して合成ダイヤモンドとも呼ばれています。
環境への負担が少なく、価格も抑えられるため、近年特に海外では注目を集めています。
KYRAHのリングは洗練されたデザインと、ラボグロウンダイヤモンドならではの低価格で、大きなダイヤモンドに憧れる人からの人気も高まっています。
BRILLIANCE+(ブリリアンス・プラス)
ダイヤモンドにこだわったブランド、BRILLIANCE+(ブリリアンス・プラス)でも、ラボグロウンダイヤモンドを使った婚約指輪を展開。
ラボグロウンダイヤモンドがより美しく見える日常使いしやすいデザインが揃っています。
BRILLIANCE+ではダイヤモンドを自分たちで選ぶという体験を大切にしていて、その選択がエシカルな取り組みに繋がるという事実が、ジュエリーにより一層価値を与えてくれるという信念を持っています。
同じ価格でも天然ダイヤモンドより大きなカラットのダイヤモンドを選択することができることも魅力です。
EARTHRISE(アースライズ)
EARTHRISE(アースライズ)は、「ジュエリーは権力を象徴したり着飾ったりする道具ではなく、人々の想いを反映させる特別な存在」だという考えのもと、エシカルなジュエリづくりを行っています。
地球が長い時間をかけて育ててきたジュエリーの素材を自然からの贈り物だと捉えた上で、自然と共存できるように、サステイナブルなモノづくりをすることはごく自然なことだとし、尊い想いと美しい自然を大切にし続けています。
シンプルなものから個性的なデザインまで豊富にラインナップされており、フルオーダーやリメイクの選択肢もあるので自分らしい指輪選びを叶えることが可能です。
hum(ハム)
リファインメタルを用いたhum(ハム)のリングは、リサイクルの観点だけでなく、どこから来た素材で、誰がどうやって作ったのかという経路がはっきりとわかっているという点でもエシカルなジュエリーです。
「リファインメタル」とは、国内に眠っている資源をリサイクルした貴金属のことで、主に不要になったスマートフォンやパソコンなどの精密機器を再利用したものです。
さらにhumでは、自社製品の中古商品を引き取った上、メンテナンスしてオンライン上で販売する取り組みも行っています。フリマサイトやオークションサイトなど、二次流通市場が規模を大きくする中、正規品を適正な価格で購入できる環境づくりにも取り組んでいます。
「誰が誰のために作るのか」を大切にして作られたハンドメイドのジュエリーは、SNSでも人気を集めています。
長く身に着けるモノだからこそ、背景まで美しいジュエリーを
プロポーズから婚約、結婚までという大切な場面において、心に残るモノになるジュエリーだからこそ、その背景に悲しい現実があるという事態は避けたいですよね。
何十年も長く使い続けるものだからこそ、製造に関わる人々や環境が守られていて、手元に届くまでの過程まで美しいエシカルなジュエリーを、選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。