結婚指輪は誰が買う?割り勘、男性が負担などパターンごとに解説!
90%以上のカップルが購入している結婚指輪。そろそろ用意しようと思った際に、どのように費用を分担したらよいのか疑問に感じませんでしたか?
かつては男性が支払う場合が大多数でしたが、時代の変化に応じて考え方が多様化しています。
「誰が買うべき」という決まりはないので、自分たちにぴったりの方法を探しましょう。
今回は、結婚指輪は誰が買うケースが多いのかと、支払いパターンごとのメリットを解説します。
先輩カップルのデータもまとめているので、ぜひご覧ください!
2023年10月06日更新
Contents
結婚指輪は誰が買うもの?
仲のよいカップルでも、お金の話はしづらいものですよね。
「男性が結婚指輪を購入するイメージがあるけれど、実際はどうなのだろう……」とお悩みの方に向けて、先輩カップルのデータをまとめました。
アンケート結果を参考にしながら、自分たちに適した購入方法を考えましょう。
結婚指輪は誰が買うという決まりはない
結婚指輪(マリッジリング)は「夫婦の愛と絆の証」として身につけるものなので、誰が買うという決まりはありません。
男女の収入差が大きかった時代は「男性がふたり分購入するのが当たり前」のイメージがありました。
しかし女性の社会進出が進む近年において、支払いパターンは多様化しています。
結婚指輪を実際に購入した方に行ったアンケートでは、結婚指輪の購入金額は、2本で20万〜30万円がもっとも多く、約40%の方がこの価格帯と回答しました。
つまり、1本あたり10万円〜15万円ほどが相場となり、決して安い買い物とは言えませんよね。
重要なのは、お互いの考え方と経済状況を踏まえて誠実に話し合うこと。
「昔からの憧れだったので男性に支払ってほしい」や「対等な関係でいるためにも割り勘にしたい」など、女性によって意見はさまざまです。
結婚にかかる指輪以外の費用も考慮しておくと、お互いに納得した結論を出しやすいですね。
「購入する直前になって認識のズレが発覚する」という事態を避けるために、お店に出向く前に支払い方法を決めておきましょう。
「ふたりで」買うが半数以上
実際に誰が購入したのかについてのアンケート結果では、半数以上のカップルが「ふたりで払った」と回答。
今では男女ともに共働きが増え、収入差も小さくなっており、その影響も考えられそうです。
「パートナーが払った」、「自分で払った」も合計で46.3%となっており、まだまだどちらか一方が支払うカップルも多いことが伺えます。
支払いパターン
結婚指輪を誰が買うのかに関して正解はなく、それぞれの支払いパターンごとにメリットがあります。
ここからは、5つの支払いパターンについてご紹介しましょう。
・どちらか一方が支払う
・どちらかが多めに支払う
・ふたりで割り勘する
・お互いに贈り合う
・両親から譲り受ける
以下で、それぞれ詳しく見ていきます。
どちらか一方が支払う
収入の差が大きい場合など、男性・女性のどちらか一方が支払うケースも。
「頼りがいがあるところを見せたい」という心理から、全額負担を提案する男性もいるようです。
まだまだ男性から指輪をプレゼントされるシチュエーションに憧れる女性は少なくありません。
結婚式を挙げなかったり婚約指輪を購入しなかったりすると、男性が「その分、結婚指輪は自分が奮発しよう」と考える場合があるようです。
婚約指輪を男性側からいただいたお返しとして、女性が結婚指輪を購入するパターンもありそうですね。
どちらかが多めに支払う
全額負担ではなく、どちらかが多めに支払うパターンです。
すべて支払うとパートナーが言っていたとしても、気を遣ってしまう方もいるでしょう。
全額負担してもらうことに遠慮を感じているならば、素直に「少しだけでも受け取ってほしい」と伝えてみてください。
華やかなデザイン・ダイヤモンド付きが好まれる女性の指輪のほうが、高額になりやすいため、「彼に支払ってもらうのに、高価な指輪は選びにくい……」と感じる方も。
素材やデザイン、宝石の数によって、値段は大きく異なります。
一生身につける結婚指輪は、自分が本当に気に入ったものを選びたいですよね。
予算よりも高くなった分や男性分との差額を支払うことにすると、気兼ねなくお気に入りの指輪を購入できます。
ふたりで割り勘する
収入差が少なく、お互いに平等でいたいカップルには「ふたりで割り勘をする」のも選択肢のひとつです。
特に、それぞれの指輪が同じくらいの価格だと、割り勘にしやすいですね。
「自分で身につける指輪なので、自分で支払いたい」という意見もあります。
結婚式や新婚旅行、新生活など…何かとお金がかかる結婚に向けて、ふたりで一緒に資金を貯めているカップルは多いのでは。
共通の貯蓄を使って支払うと「どちらが多く・少なく払うべきか」と考える必要がなく、フェアに対処できるでしょう。
お互いに贈り合う
男性が女性の分を、女性が男性の分を支払う方法です。お互いに結婚指輪を贈り合うと、次のようなメリットがあります。
・ふたりの絆を感じられる
・見る度にプレゼントしてもらった喜びを思い出せる
・結婚指輪の特別感が高まる
・購入費用をある程度平等にできる
ふたりの愛の象徴である結婚指輪を贈り合うと、より一層パートナーとの絆を感じられるでしょう。「自分のためにプレゼントしてくれた」と思えば、結婚指輪を見る度に幸せな気分に浸れます。
「どちらか片方だけが費用を負担するのは避けたい」または「結婚指輪選びをロマンチックにしたい」という方に、お互いに贈り合う方法はおすすめです。
両親から譲り受ける
日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では祖母や母親の結婚指輪を譲り受ける文化があります。
「ビジュドファミーユ」というヨーロッパにおいて古くから伝わる習慣をご存じでしょうか。
ビジュは「宝石」、ファミーユは「家族」を意味しています。
家族の幸せを願い、宝石に込められた想いを受け継ぐ風習です。
結婚式に「サムシングフォー(Something four)」を取り入れると、幸せな結婚生活が送れると言われています。
サムシングフォーとは以下の4つで、譲り受けた指輪は「サムシングオールド」に当たりますよ。
・サムシングオールド(Something old):何か古いもの
・サムシングニュー(Something new):何か新しいもの
・サムシングボロー(Something borrowed):何か借りたもの
・サムシングブルー(Something blue):何か青いもの
譲り受けた指輪をリフォームすれば、デザインやサイズを変更できます。
リフォームの内容によりますが、価格は10万円前後のケースが多く、新しく購入するより価格をおさえやすい点も、嬉しいポイントです。
リフォームする際には、譲り受けた方にデザイン・サイズを変更する旨を伝えておくとよいでしょう。
なお指輪の状態によっては希望のデザインが難しい場合があるので、事前にしっかりと打ち合わせしておくことが大切です。
婚約指輪は誰が買う?
結婚指輪をふたりで買うカップルが増えていますが、婚約指輪の場合はどうでしょうか。
そもそも、結婚指輪と婚約指輪の違いが曖昧な方もいますよね。
結婚指輪は「夫婦の証」のシンボルであるのに対し、婚約指輪は「結婚の約束」を表現するものです。
ほとんどの場合、結婚するまでの婚約期間は婚約指輪をはめて、結婚後は結婚指輪を身につけます。
それでは、婚約指輪は誰が買うケースが多いのかを見ていきましょう。
「男性」が買うのが主流!
婚約指輪は婚約の証として、男性から女性へと贈られるのが主流です。
エンゲージリングやエンゲージメントリングと呼ばれ、「約束」や「契約」といった意味が込められています。
結婚の約束を形に残すことで、女性側は安心感を得られるでしょう。
婚約指輪で定番の宝石は、「純愛」や「変わらぬ愛」などの石言葉を持ち、きらきらと輝くダイヤモンド。
結婚指輪は日常的にはめるため、シンプルなデザインが選ばれる傾向にありますが、婚約指輪は華々しいデザインが人気です。
そのため、結婚指輪よりも高額になりやすく、相場は20~40万となっています。
サプライズのために男性ひとりで選ぶのも素敵ですが、プロポーズ後に一緒に選ぶカップルも増えています。
プラチナやゴールド、チタンなど、素材だけでもさまざまな選択肢があり、アクセサリーに馴染みがない男性は迷ってしまうはず。
ふたりでジュエリーショップに来店すると、彼女に似合うものを見つけやすいです。
一般的には、結婚指輪・婚約指輪の支払いは成約時に前払いします。
ほとんどの方がクレジットカード決済か現金払いを選択しますが、店頭でローンを組めるショップもあります。
「高価な買い物が続くので費用をおさえたい」場合におすすめなのがセットリング。
結婚指輪と婚約指輪をセットで購入すると、雰囲気が統一されて重ね着けしやすいだけでなく、購入費用をおさえやすいです。
ふたりにとってベストな選択を
今回は、結婚指輪や婚約指輪の支払いパターンについてご紹介しました。
「指輪は男性が買うもの」という慣習がありましたが、近年は結婚指輪をふたりで購入するカップルが増えています。
費用を折半するのもよいですし、お互いの指輪を購入して贈り合うのも素敵ですね。
婚約指輪に関しては、男性が女性にプレゼントするのが一般的です。
そのため、男性から婚約指輪をもらったお返しとして、女性が結婚指輪の費用を負担する場合もあります。
結婚指輪を誰が買うべきかに関して決まりはないので、自分たちにとってベストな選択を考えましょう。
大切なことは、相手を配慮しながら話し合うことです。
<調査概要>
表題:婚約指輪・結婚指輪選びに関するアンケート
調査主体:指輪選びの決め手が見つかるクチコミサイト「Ringraph(リングラフ)」(株式会社ウエディングパーク)
調査方法:ウエディングパークグループ会員向けインターネット調査
調査期間:2023年5月1日(月)~5月7日(日)
有効回答:796名