入籍日の決め方は?おすすめの入籍日&必要なものリスト

入籍日の決め方は?おすすめの入籍日&必要なものリスト

待ちに待った恋人からのプロポーズ。結婚願望を持つ女性にとっては、まさに夢がかなった瞬間といえるでしょう。
プロポーズの受理を経て二人は婚約状態になりますが、晴れて結婚し夫婦になるのはまだ少し先の話です。
カップルによっては、入籍日を慎重に調整する人も多いですよね。

今回は、入籍日の決め方やポイントをご紹介します。
入籍時に必要な書類や準備するものなどもまとめていきますので、婚約状態の二人はぜひ参考にしてくださいね。
入籍日は結婚記念日でもあり、二人の一生の思い出に残る日にちになります。
じっくりと相談しながら、後悔のないように決定していきましょう。

2023年09月20日更新

Contents

  1. 入籍はどのタイミングでする?
  2. 結婚式より前の場合
  3. 両家の意向も確認しておこう
  4. 入籍日の決め方の例
  5. ふたりの記念日
  6. お日柄がいい日
  7. 語呂合わせで覚えやすい日
  8. クリスマスやバレンタインデー
  9. 毎年休みになる祝日
  10. 入籍日までに準備すること
  11. 必要な書類
  12. 準備する物
  13. 幸せな結婚生活をスタートさせるために、入籍日への価値観を擦り合わせよう

入籍はどのタイミングでする?

ここでは、入籍をするタイミングについてご紹介します。
入籍日とはプロポーズをされた日や婚約した日ではなく、婚姻届を提出して役所で受理された日です。
入籍日の選び方には明確なルールがないため、二人や親族と相談しながらベストな日程を決められます。

本来、入籍とは「既存の戸籍に入ること」です。
入籍届は婚姻届とは異なりますが、今回の記事では「入籍=婚姻届の提出」とし、結婚するタイミングと同義として解説していきます。

二人のライフスタイルや結婚への価値観によって、最適な入籍日は変わるものです。
仕事や結婚式のタイミングと照らし合わせながら、記念すべき入籍日を選びましょう。

結婚式より前の場合

入籍のタイミングを決める場合、一般的には結婚式より前の段階で婚姻届を提出するケースが多いようです。
以下に、結婚式より前に入籍をする理由の例をご紹介します。

・入籍からの挙式が当たり前だと思っていた
・授かり婚のため、早めに入籍する必要があった
・夫婦として結婚式や新生活の準備をしていきたかった
・結婚式の後、すぐにハネムーンが控えていたため慌てたくなかった
・希望する挙式日の予定が一年先まで空いていなかったから
・入籍をしていない状態でゲストに参列してもらうのがモヤモヤした など

なかには、結婚記念日と挙式日という二つの記念日を同日にするために「結婚式の当日に入籍した」というカップルも。
また入籍から結婚式までの期間は、3ヵ月未満であることが多いようです。

とはいえ、結婚式会場の予約は遅くても半年前といわれています。
つまり、プロポーズを受けて婚約してからすぐに結婚式会場を探し始めた場合でも、約3ヵ月程度の婚約期間が存在しているケースが多いと考えられます。
結婚式より後の場合入籍は結婚式より前に行うカップルが多い傾向にありますが、結婚式後に入籍するカップルも決して少なくはありません。
以下に、結婚式より後に入籍する理由の例をご紹介します。

・結婚式でゲストにお披露目してからのほうがいいと思った
・海外でウェディングを挙げたかったので、パスポートの関係上で帰国後の入籍のほうが都合がよかった
・「この日がいい」と決めた入籍日が、挙式日よりも後だった
・仕事や結婚式の準備が忙しく、入籍関連の資料確認まで手が回らなかった
・親族に「入籍は挙式後がいい」と勧められた など

結婚・入籍の価値観は人それぞれであるため、夫婦が納得してさえいれば入籍のタイミングは挙式後でもまったく構いません。
挙式後に入籍する場合は、披露宴・結婚式場の準備や打ち合わせなどに使えるリソースが増えるため、精神的・時間的にも余裕が生まれます。

とくに結婚式前に引っ越しやハネムーンが控えている場合は、荷造りや業者とのやりとり、パスポートの取得などで大忙しに。
婚姻関係にかかわる条件がない限り、「役所関連の手続きはできる限り後回しにしたい」と思うのも自然なことです。

両家の意向も確認しておこう

入籍日を決める際は、両家の意向も確認しておきましょう。
両親の考え方によっては、吉日や入籍の時間帯にこだわりを持っている可能性があります。
相談をせずに厄日といわれる日に入籍すると、後々の遺恨につながりかねません。

結婚後も円満な両親・義両親関係を構築するためにも、両家顔合わせの日取り相談を兼ねてしっかりとコミュニケーションをとっておきましょう。
一般的な両家顔合わせは、婚約後の挨拶が終わってから3ヵ月以内といわれています。
慶事に向いていない日を避ける入籍日は夫婦や親族が納得していればいつでも構いませんが、可能であれば慶事(お祝い事・おめでたいこと)に向いていない日は避けたほうがベターです。

縁起や迷信を当人たちが気にしていなくても、遠い親族や友人たちから疑念の目を向けられてしまう可能性があります。
入籍日としておもに避けたい日程は、先負と仏滅の2つです。

先負(さきまけ・せんぶ)
「先んずれば負ける」を意味する日。
重大な決定や選択を避けたほうがよいといわれている。
とくに午前は凶兆。

仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶の日」を意味する凶日。
仏滅では「何かを失う」と考えられており、古くから婚礼にかかわる儀式は避けるべきといわれている。

また仏滅よりも凶日とされる「不成就日」(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)も存在しています。
不成就日は「何事も成就しない日」といわれているため、入籍は避けたほうがよいでしょう。

もちろん慶事の日程に明確なルールはないため、当人たちが「周りからの評価は一切気にしない」というのであれば、無理に意識する必要はありません。
実際に「予定していた結婚式の日が仏滅であることに後から気づいた」というカップルも多くいます。
縁起を気にして一喜一憂するよりも、二人が気持ちよく当日を迎えられるかどうかが重要です。

入籍日の決め方の例

ここでは、入籍日の決め方の例をご紹介します。
夫婦に入籍日へのこだわりがないと、「いつでもいいからこそ、いつにしよう」と悩みやすくなります。
迷ったときには先輩花嫁さんたちの前例に倣いつつ、縁起や二人の思い出なども含めて決定していきましょう。

ふたりの記念日

入籍日の選び方として、ふたりの記念日に合わせる方法があります。
たとえば二人が出会った日や告白をした日、初めて一緒にデートをした日など、結婚記念日の度に初心を思い出せるような日がおすすめです。

結婚式当日に入籍をする場合も、重要な記念日が同日になり覚えやすくなります。
また翌年以降のお祝いも同日に集中するため、夫婦の絆も深まりやすくなる点もメリットです。

ただし婚姻届の内容に不備があると受理されないため、万が一のトラブルを避けるためにも、事前に役所で婚姻届をチェックをしてもらうと安心でしょう。

お日柄がいい日

お日柄がいい日は入籍日に人気です。
大切な記念日だからこそ、縁起がいい日程を選びたいものですよね。

そもそも「お日柄」は、日本の暦上での吉凶という意味です。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類があり、これらをまとめて「六輝(六曜)」と呼びます。
六輝のうち、結婚式や入籍日に向いているのは主に以下の4つです。

大安(たいあん)
六輝のなかで、もっとも吉兆とされている開運日。
一日を通して物事が万事に進むといわれている。入籍や結婚式だけではなく、結納日としても推奨される。

友引(ともびき)
大安の次に、入籍日に適している。
ただし昼は凶兆とされており、入籍の際は午前・夕方・夜が推奨される。

先勝(せんしょう・さきがち)
物事を急いで行うことで吉兆を呼び寄せる日。
そのため、午前中のうちに入籍すれば吉とされる。
午後には凶兆となるので注意。

赤口(しゃっこう・しゃっく)
牛の刻である「午前11時頃~午後1時頃」までが吉兆とされている。
上記の時間以外は凶兆になる。

結婚式の予約では大安や友引が非常に人気の傾向にあり、1年以上も予約ができない場合があります。
しかし入籍であれば、婚姻届の提出は24時間365日可能です。

また大安と同様に人気の日が「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび・いちりゅうまんばいにち)です。
何を始めるにも最適な日といわれており、結婚という新しいライフステージをスタートさせるためにはぴったりだといえるでしょう。

語呂合わせで覚えやすい日

入籍日に迷ったときは、カレンダーを眺めながら語呂合わせで覚えやすい日から選ぶ方法もおすすめです。
たとえば11月22日の「いい夫婦の日」や、11月13日の「いい未来の日」、3月15日の「最高の日」などが挙げられます。

他にも8月8日、9月9日などのゾロ目も覚えやすく人気です。
とくに7月7日は織姫と彦星の物語に伴い、カップルの記念日として気持ちも盛り上がります。

クリスマスやバレンタインデー

12月24日のクリスマスイブ、12月25日のクリスマス、2月14日のバレンタインデーなどは、愛し合う二人が気持ちを確かめ合うイベントです。
入籍日も恋人らしいイベント日に合わせることで、さらに愛が深まるでしょう。

ただしクリスマス付近の入籍では、結婚報告のタイミングや年賀状の書き方に迷いやすくなる点に注意してください。
また年末年始は多くの人が忙しく過ごしているため、結婚のインパクトを与えにくくなってしまう可能性があります。

さらにクリスマスと結婚記念日のイベントが重なることで、年間を通したイベント日が実質1日減ってしまうという不安も。
とはいえ、聖夜の記念日は特有のロマンもあるものですよね。メリットとデメリットを天秤にかけ、二人で納得して選択していきましょう。

毎年休みになる祝日

入籍日に迷ったときは、毎年固定で休みになる祝日を選ぶことをおすすめします。
スケジュールとして覚えやすいだけではなく、結婚後も二人でゆっくりと過ごせる日になるでしょう。
以下に、年度にかかわらず固定化されている祝日をご紹介します。

1月
元旦(1日)
2月
建国記念日(11日。政令により定められる)
5月
憲法記念日(3日)・みどりの日(4日)・こどもの日(5日)
8月
山の日(11日)
11月
文化の日(3日)勤労感謝の日(23日)

祝日であれば街中でもイベントが多く、思い出をつくりやすいのもポイントです。
また将来的に出産をしたときでも、子どもの学校が休みになります。
家族水入らずで大切な日を過ごせるのは、固定化された祝日ならではの魅力です。

祝日のなかでも、「成人の日・天皇誕生日・春分の日・昭和の日・海の日・敬老の日・秋分の日・スポーツの日」は、年によって日付が異なる点に注意してください。
3月・4月・6月・7月・9月・10月・12月に入籍したい場合は、祝日に頼らずに二人にとって思い出が深い日程を選ぶとよいでしょう。

入籍日までに準備すること

ここでは、入籍日までに準備することをご紹介します。
結婚は紙一枚を提出すればすぐ終わり…と思いきや、事前に用意する資料や確認事項は想像以上に多いんです。
しっかりと準備を行ったうえで、安心して入籍日を迎えましょう。

必要な書類

以下に、入籍の必要書類の一覧を挙げます。

・婚姻届の現物
・本人確認書類(パスポート・運転免許証・マイナンバーカードなど)
・二人分の戸籍謄本

婚姻届の必須事項は全国共通です。
書き間違える可能性を加味し、2~3通多めに用意しておきましょう。
また本籍地の役所に提出する場合は戸籍謄本は不要です。
本籍地ではない役所に提出する場合のみ、該当者の戸籍謄本を用意しておきましょう。

身分証明証は上記記載のもの以外でも、国または地方公共団体の機関が発行した身分証明証であれば問題ありません(2023年8月現在)。
詳しくは、お住まいの市区町村のホームページを確認してください。

準備する物

婚姻届の提出では、黒いペン(万年筆も可)と印鑑があればOKです。
フリクションのような消せるペンや鉛筆は使えない点に注意しましょう。

婚姻届の印鑑では、役所に登録した「実印」・金融機関に登録した「銀行印」・どこにも登録していない「認印」のどれでも使用可能です。
入籍の記念に、普段は使わないような特別な印鑑を使う人も少なくありません。

ただし、シャチハタのようなゴム印は使用不可になります。
理由は、ゴム印は変形しやすく印影が変わりやすいからです。
「婚姻届で使う印鑑は朱肉を使う」と覚えておきましょう。

幸せな結婚生活をスタートさせるために、入籍日への価値観を擦り合わせよう

今回は、入籍日の決め方や、決めるときのポイント・注意点などをご紹介しました。

入籍日は実際のスケジュールの流れを汲みつつ、パートナーと2人でゆっくり話し合うことが大切です。
とくに縁起が良い日・悪い日の考え方の違いは、入籍後の結婚生活でもトラブルの原因になるものです。
お互いの意見を交換し合いながら価値観を擦り合わせ、モヤモヤがない状態で婚姻届を提出できる状態を目指しましょう。

入籍日は、これからの結婚生活で毎年繰り返される「結婚記念日」です。
いつまでもハッピーな気持ちで当日を迎えるために、後悔のないように話し合ってくださいね。

本記事は、2023年09月20日公開時点の情報です。
情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。

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